著者 垣谷 美雨
58歳の主婦・澄子は、横暴な夫・孝男との生活に苦しんでいた。
田舎の狭いコミュニティ、ギスギスした友人グループ、
モラハラ夫に従うしかない澄子を変えたのは、
離婚して自分らしく生きる元同級生との再会だった。
勇気を振り絞って離婚を決意するも、財産分与の難航、
経済力の不安、娘夫婦の不和など、困難が山積。
澄子は人生を取り戻せるのか?
平凡な主婦による不屈の離婚達成物語。
>今 思えば、子供の年齢に関係なく、つまりね、子供たちが幼かったときでも、
一歩踏み出そうと思えばできたと思うし、そうすべきだった。
なぜそうしなかったのか。それはきっと、当時は人生の短さが実感できていなかったし、
周りの目を気にして、自分自身を大切にするという最も肝腎なことが
心の中に育っていなかったからだと思う。(離婚後、友人に宛てた手紙)
主人公の主婦は、自分が我慢すれば波風がたたないと思い、
我慢しすぎて夫源病を発症してしまいます。
私は我慢しませんよ~
サクランボの花…