フランス・アルジェリア合作映画
内戦の傷跡が残る北アフリカのイスラム国家アルジェリア。
バレエダンサーを夢見るフーリアは、男に階段から突き落とされて大ケガを負い、
踊ることも声を出すこともできなくなってしまう。
失意の底にいた彼女がリハビリ施設で出会ったのは、それぞれ心に傷を抱える ろう者の女性たちだった。
フーリアは彼女たちにダンスを教えることで、生きる情熱を取り戻していく。
女性にとってどこまでも理不尽な環境への怒りはありますが、
メドゥール監督はそれよりもその理不尽に負けない主人公の気高さを描くことを優先しています。