今回26回目、映画の出来ではなく完全なる好みで選ぶ 、2023年映画ランキングワースト映画。
劇場で観た作品 70本 機内鑑賞(日本未公開作品含む)2本。
鑑賞DVD&Netflix&U-NEXT & Amazon prime 計67本(1度観た映画含む)
※タイトル後の( )は、監督名。
2023 BEST MOVIE
1位
イノセンツ (エスキル・フォクト)
子供は残酷だ。大友克洋「童夢」のオマージュと言われるノルウェーのサイキックスリラー。
本国アカデミー賞4冠というだけあり。
アメリカ映画のような派手な映像での見せるのではなくシンプルで不穏な世界観のなか見せる
力を持つ子供達の孤独と静かなる恐怖。それぞれのキャラクターも最高で、子供たちの演技と思えない
ほど自然で素晴らしいサイキックバトルも見どころ。とにかく必見の1本大好き。
RRR (S・S・ラージャマウリ)
とにかくハマった1本!!4回観に行ったほどで、脚本が本当によくできてるし
あの高速ダンス、男の友情、インド映画ならではのスケールに興奮!!何度観ても面白い。
同じくハマった「バーフバリ」と同じ監督だけど、更に面白くて断然好き。
2022年冬に公開で混みすぎで年末観れず、ランキングに入れることができなかったので今年の同率1位に。
公開から1年も経ってるので早くDVD&Blu-ray出して下さい
2位
対峙 (フラン・クランツ)
高校銃乱射事件の被害者家族と加害者家族による対話を描いたドラマ。
とにかく緊迫感が凄かった!
密室で繰り広げられる淡々と進む話し合いの準備と、会話が進むにつれ何が明かされるのか
何が起こるのかわからない緊張感の持続が凄い。
監督は、「キャビン」で個人的に気に入った俳優、フラン・クランツが初監督・初脚本を手がけていて
才能を見せつけた。今後の監督作にも超期待したい。
3位
グランツーリスモ (ニール・ブロムカンプ)
世界的人気を誇る日本発のゲーム「グランツーリスモ」から生まれた実話を
ハリウッドで映画化したレーシングアクション。
監督は「第9地区」(当時1位)にしたニール・ブロムカンプ。
久々によく出来たハリウッドのエンタメ作品という感じでよく出来た映画のお手本みたいな感じ。
「ストレンジャーシングス」のホッパー役、デヴィットハーバーも良かった。
実在のヤン・マーデンボローがスタントドライバーとして参加。
4位
ザ・ホエール (ダーレン・アロノフスキー)
ブレンダン・フレイザーが熱演し復帰した話題作。
サミュエル・D・ハンターの舞台劇を基に、余命わずかな肥満症の男性の孤独と娘への愛を描く。
詳しくはタイトルリンクのレビューを。↑
5位
シック・オブ・マイセルフ(クリストファー・ボルグリ)
強烈な承認欲求に取りつかれた女性の破滅的な自己愛をシニカルに描いた、
「ヘレディタリー」の監督アリアスターも推すノルウェー映画。
主人公はとにかく自己中でかまってちゃん。でムカつく性格悪女。共感どころじゃないけど
無駄なし、展開早い、面白い。見慣れたオスロの街並みも個人的に嬉しいところ。
これが監督脚本デビュー作とは。次はアリアスターのプロデュース作品!期待❤︎
6位
聖地には蜘蛛が巣を張る (アリ・アッバシ)
「ボーダー 二つの世界」の監督作。凄い見応え。
2000年頃にイランで16人もの犠牲者を出した売春婦連続殺人事件から着想を得たサスペンス。
街の浄化として娼婦達を一掃しようとする家庭持ちの男と、それを追うジャーナリスト。
社会派問題にも切り込み、エンタメとしても秀逸!
7位
ウォンカとチョコレート工場のはじまり(ポール・キング)
ロアルド・ダールによる名作児童小説「チョコレート工場の秘密」に登場した工場長
ウィリー・ウォンカの始まりの物語を描くファンタジー。
オリジナル映画「夢のチョコレート工場」にもリスペクトを持って監督が作った続編。
ティモシー・シャラメの作り出す魔法の世界観とその本人から溢れ出る魅力がほぼ全て✨
新しいヒュー・グラントのウンパルンパも楽しい。大迫力の映像が美しい素敵なエンタメ作品。
8位
トーク・トゥ・ミー (ダニー&マイケル・フェリッポウ)
SNSで流行する「90秒憑依チャレンジ」にのめり込んだことから思わぬ事態に陥っていく
YouTuberの双子が初監督し、アリアスター、サムライミ、ジェイソンピール監督達から絶賛の話題のホラー。
あるあるな展開ながらも、なかなかリアルで演出もリアル。期待してたので
オチは良かったけど、突出する面白さ、というほどでもなかったからこの順位。
9位
TAR/ター (トッド・フィールド)
「イン・ザ・ベッドルーム」「リトル・チルドレン」の監督が16年ぶりに手がけた長編作。
指揮者役のケイト・ブランシェットが素晴らしい。観るものに委ねるラストも深い。
10位
Air/エアー(ベン・アフレック)
ベン・アフレック監督&盟友、マット・デイモン主演。
ナイキの伝説的バスケットシューズ「エア・ジョーダン」の誕生秘話を映画化。
スニーカーはアディダス派だけど、一つのシューズが生まれるまでの
男たちの情熱とリスクを伴う賭け。80年代の名曲に乗せてテンポよく描く。
ベンの監督作にハズレなし!
次点。
「コンペテイション」「不思議の国の数学者」「バビロン」「逆転のトライアングル」
「エスター ファーストキル」「怪物」「ドラキュラメテル号最期の航海」
海外ドラマ部門
2023年も面白いドラマがたくさんありました
ストレンジャー・シングス Netflix 今更ながら鑑賞、シーズン1はいまいち面白くならなかったんだけど
シーズン5は今年配信で続きが楽しみ。
THE O.A Netflix 2016年から2019年に放送されたがシーズン2で終了。全16エピソード。
ブラピの製作会社PLAN Bも参加。
なかなか話が進まずじれったいけど、臨死体験や再生などスピリチュアルで
謎めいた予測のつかない展開と、一斉に唐突に始まる謎の「動作」が笑えて引き込まれてしまう。
えーこれ続くでしょってところで終了💦最後まで耐え抜き、観終えた人しか味わえない面白さ。
訳分からんと思いつつ、こんな不思議なの待ってたよ!笑。推せます。ブラピ、続きなんとかして。
マニフェスト Netflix 去年一位にしたのでかなり語ったけどやっと今年完結。最後まで面白かった
BEEF ビーフ〜逆上〜
A24✖️ウォーキングデッドのスティーブン・ユアン主演。
1話30分✖️10話。煽り運転から始まり、互いの家族をも巻き込む戦いに発展、
本来実は似た者同士が複雑に絡み合い辿る運命。
知人には出さない裏の顔、孤独、苛立ち、共鳴、ブラックコメディだけに終わらず秀逸。
2022年 WORST MOVIE
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス (ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート)
1)バカバカしい闘いを繰り広げるSF・アクション映画
2)21世紀の移民の物語を通して家族愛を描く
3)あまりに多くの別宇宙に行きすぎ、哲学的な思想を探求することになるマルチバースムービー
というのが製作陣の意図だったらしいけど、本当につまらなすぎ!
アカデミー賞作品賞含め最多受賞が信じられない。
あまりに馬鹿馬鹿しく笑えもしないし、親子愛なんて取ってつけたようなわざとらしさで共感もできない。
このダニエルズというダニエルコンビ監督の「スイス・アーミーマン」は好きだったけどなぁ、、、。
65 (スコット・ベック)
アダム・ドライバー主演、巨大隕石が衝突する直前の6500万年前の地球に不時着した男の運命を描いたSFサバイバル。
内容全部忘れるほどつまらなくてどーでも良かった
サム・ライミ制作に参加。え。
パール (タイ・ウェスト)
一昨年ベストに入れたタイ・ウェスト監督、ミア・ゴス主演のホラー「X エックス」のシリーズ第2作で、
1970年代が舞台だった「X エックス」の60年前を描く前日譚。
主演の婆様の若き日の話。
続編いらん。
アステロイド・シティ (ウェス・アンダーソン)
ウェスアンダーソン作品、いつも合わないから観ないぞと思うのに
キャストが好きで観てしまう。完全にアート作品で内容どうこうじゃないから
本作も退屈。やっぱり次から観るのやめよう。
THE RAZZIES MOVIE
ノック 終末の訪問者 (M・ナイト・シャマラン)
出ましたわたしのラジーのランキングの常連、シャマラン作品。
今回は珍しくシャマランのオリジナルではなく原作あるから仕方ないのか???
でもやっちまったね、ラストで笑っちゃうほど斬新さも目新しさもなくよくこれでよしとしたなという
驚き伏線なし、様々な疑問のみ残る。
劇場未公開作品特別賞
ルームフォーレント U-NEXT
2019年の、女優のリン・シェイ制作&主演のダークコメディ。
色々やらかすリンシェイ婆さんが最高
笑えたラストが惜しいけど81分でさくっと観れる。
インシディアスシリーズ、メリーに首ったけ!、デトロイト・ロックシティ、less、ほか
リン・シェイ出演作品にハズレなし
終わらない終末 Netflix
ジュリア・ロバーツ、イーサン・ホーク、マハーシャラ・アリ、ケヴィン・ベーコン(ちょこっと)共演。
原作は全米図書賞にノミネートされたルマール・アラムの同名小説。
一見シャマラン風だけど原作が久々に読みたくなった。
特別賞
バービー ライアン・ゴズリング
話はともかく、この映画はとにかくライアンが良かった 笑
2024年も素晴らしい映画に出会えますように
blogの更新はとても減りましたが、今年もよろしくお願いします
皆様にとって、素晴らしい1年となりますように
※昨年からコメント欄を閉鎖しております。