我想一個人映画美的blog

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貞子(2019)

2019-05-27 23:01:42 | 劇場&試写★5

 

もはや、ホラーのアイコン 貞子。そのまんまタイトルにした割に。

 

「リング」から20年。どんどん派生して続編が作られ

数年前の「貞子VS伽倻子」がまさかの素晴らしい出来というサプライズがありつつ、の

今回は最初を監督した中田秀夫監督がこのシリーズに帰ってきた

ということで原点回帰を期待し、「リング」で当時、Jホラーを確立したほどの出来栄えを楽しみにしていた

 

んだけど、、、、

 

まずキャスト。

病院で働く心理カウンセラー、茉優に池田エライザ。

 

無駄にイケメン?の若手君が先輩の医者。あまり必要ない。

 

冒頭で登場、少女の母親に、ともさかりえ。

 

茉優の弟・かずまに「渇き」でボク役の清水尋也。

WEBマーケティング会社に勤める祐介に塚本高史。

 

そして、20年前の映画「リング」の冒頭で竹内結子と共に出演していた佐藤仁美。

「貞子を知っている唯一の現代の生き証人」みたいな役割。(←結構大事)

 

 

5/10

 

チャイルドプレイシリーズでいうところの

「リング 貞子の誕生」

 

とは言っても、最初の「リング」の時に、なぜこの貞子が。というのを軽く説明はしてあるから

本作ではそれを見てない人向けに補足的な説明という感じ。

主演とも言えちゃうくらい、監禁されていた少女がメインになって話は進む。

その割には、貞子との関わりは薄く特に関係性がない。

これを観る前に何回か観てるけど久々に観直しておこーと思い、

「リング」をNetflixで観てから挑んだんだけど、やっぱり当時のビデオを介してというアナログ感とか

呪いのビデオの再生で次々に呪いが連鎖していくっていう恐怖がしっかり描かれていたし

ただ「テレビからお化けが出てくるのが怖い」だけじゃない怖さの演出がしっかりできてたんだよね〜。

映像的にも。

 

正統派の続編であるはずだけど

その今や誰もが知る「貞子」という名前をわかりやすくタイトルに持ってきただけで

「貞子」の恐怖が伝わりにくい。

一般の人に伝わって、広がっていく「自分のとこにも来るかも」という恐怖感がない。

今回、現代ならではのユーチューバーが再生回数を稼ぐために実際に起こった事故現場に行って映像を撮ってくる

というアホな行為に出る。

そこは今風で、今の時代ビデオは絶滅だし新しい試みでわかるけど、

もうちょっと古典的な恐怖を煽る演出が欲しかったな〜。

というか、あんな風に燃え後そのままマンションの部屋の中残したまんま、立ち入り禁止ってなってるのに

誰でも入れるのおかしいでしょ!

エライザちゃんは少女のこと自分と同じく孤独ってだけであんなに肩入れするのには理由がなさすぎとか

あと、汚れた市松人形を少女に持たせて恐怖を演出するのは古臭いし、人形=怖いって概念

ホラーであるあるだけど人形屋の娘としてはやめていただきたいところです 笑

 

前半はまぁ良いとして後半がうーんってくらい展開が薄くつまらないのでトータル今ひとつになっちゃった。

 

心理カウンセラーの茉優が働く病院に、記憶障害の少女が入院してくる。彼女は、1週間前に公営団地で起きた放火事件の犯人・祖父江初子の娘だった。やがて彼女の周りで奇妙な出来事が起こり始める。一方、茉優の弟で動画クリエイターの和真は、心霊動画を狙って、カメラを手に団地の放火現場に潜入し、そのまま消息を絶ってしまう、、、。

 

 

 公式サイト

貞子           2019年   日本      99min 

5月24日より公開中〜 

 

 

 


アメリカン・アニマルズ/AMERICAN ANIMALS

2019-05-20 23:27:46 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

大学の図書館のガラスケースで保管された時価12億円の画集”アメリカの鳥類”を狙った、

大学生による強盗事件を「実話がベース」ではなく、「実録」で完全映画化。

アメリカケンタッキー州で日々の生活に物足りなく生きてたウォーレンとスペンサー。二人を誘いエリック、チャズの4人が

「スナッチ」「レザボア・ドッグス」「オーシャンズ11」等の犯罪映画を参考に、老人に化け図書館に乗り込む

 監督は、 ドキュメンタリー「The Imposter」で英国アカデミー賞新人監督賞を受賞した同作が初監督作となるバート・レイトン。

主演に、エヴァン・ピーターズと「聖なる鹿殺し」のバリー・コーガンという、個人的に数年前から注目してた二人が共演ってことで

めちゃ楽しみだった本作

いつ見てもエヴァンてばマルコム・マクダウェル似。(特に時計じかけの〜アレックスね)

そしていつも「数回殴られたようなお顔」って言ってごめんなさい、今回はなぜかKAT-TUNの中丸くんに見えて仕方なかった 笑

 

誘われる運の悪い?二人に

ジャレッド・アブラハムソンとブレイク・ジェナー。ブレイクの方は、リンクレイター監督の

エヴリバディ・ウォンツ・サム」で主演の子。ちょっとマット・ディロン入ってるんだよね

 

映画の見よう見まねで開始した素人の強盗計画の顛末を、

すでに刑期を終え出所した本人たちのインタビューを交えて描く。

 

 

6/10

 

本人たちは、学生時代から悪事を働いていたような根っからのワル連中ではなく、

ちょっと目立ちたがり風のよくいる男と、ありきたりな日常に物足りなさを感じてた普通の青年が

自分の人生にひと旗あげてやろう、やらなかったと後悔するよりも。

なんていう考えが一致し、犯罪に踏み込む。

 

ひと旗あげるんなら、いいことしろよ!と言いたくなるが、実際やってしまったのだからあとの祭り。

それでも根が悪いやつじゃないから、司書をなんとかする際には極力、誰も手を出したくない。

2004年に起こした事件だった(はず)けど、大学のその大事なビンテージ本を展示してある特別な部屋で

一人司書がいるのみで監視のいない中、防犯カメラとかのセキュリティーくらいはしてないのか

クリスティーズに持ち込んだ時点でもうこの希少な本のあった場所などすぐバレるとかわからないのかな?笑

それに犯罪計画が甘すぎる! 中学生の犯罪じゃないんだからもうちょっといろいろ想定して計画練ろうよ、ってわたしすら思うわ 笑

よく他の二人もあっさり誘いに乗ったなー 

二人がやる理由が全然説得力ないというか、そこまでのリスクを犯してまで共犯する理由がない。

←バリーコーガンの変装、こういう人いるいる!

 

犯罪映画を参考にって、タラのレザボア(ドッグス)のパクリでミスターピンクとかつけてるの笑える

形から入って何にもなし得ないやつ

 

途中、考え込んだり 誇らしげに話したり、記憶をたどり当時を思い返しながら話す

本人たちのインタビュー映像がかぶったりするのだけど、

自分たちをヒーロー化してるんじゃ?とか、青春に一発やってやった!武勇伝!とか

言い訳つけてこんなハリウッド映画化しちゃって

やってよかった風になるなら本末転倒だよね。と思わせる部分も。

最後の方では、半分泣き顔で回顧録として語る。

 

もちろん捕まりたいと思ってやったわけではなく、捕まる、成功する、儲ける、という話はさておき

普通に生きてたらできない、「何か」をしたい。っていう欲求に駆られた結果、ということだったんだろう。

でも、それは「犯罪」じゃなくてもできることだと思うんだけどね。

注目浴びるために犯す犯罪なんてそこら中で起きていて、自分の人生がそれによってめちゃくちゃになることは

考えない浅はかさが残る。

どうせやるなら、いいことして目立とうよ!  笑

 

ジョン・ジェームズ・オーデュポンというこの絵を描いた画家で野鳥研究家。

釈放後の現在、バーリー・コーガン演じたスペンサーが、実際 鳥だけを描く画家になったり、

主犯格のような存在だった、エヴァンピーターズ演じたウォーレンは映画製作の仕事をするため大学に通うとか

結局「盗み」という犯罪をしても、(もちろん刑期を終え)

人生は自分の思うようにできる。というメッセージでもあるのかな

 

大学生のウォーレンとスペンサーは、中流階級の家庭に生まれたごく普通の大学生。何不自由ない生活を送りながらも、平凡な日常に苛立ちと焦りを募らせていた。そんな時2人が目を付けたのが、大学図書館に所蔵されているジェームズ・オーデュボンの画集『アメリカの鳥類』という、10億円以上の価値がある貴重な本。それを盗み出せれば、人生が特別なものになるに違いないと思い立った彼らは、協力者として秀才のエリックと青年実業家のチャズをリクルートすると、さっそく綿密な計画を練り始めるのだったが…。

 

公式サイト

AMERICAN ANIMALS        2018年    アメリカ  116min

5月17日〜より公開中〜

 

 

 

 

右、ウォーレン、ご本人。

右、スペンサーご本人。

実際に罪を犯した4名

左から二番目、監督。

 


2019年5月公開⭐️新作映画リスト

2019-05-14 00:38:14 | 月別観たい映画リスト

 

 

GW(特にないけど)もあっという間に終わり、、、、

ルイたんたちがノルウェーにあと数日で帰ってしまうので

普通の生活に戻ります 笑

 

最近面白い作品観てないなー(あ、「町田くんの世界」はイチオシです♪)

ホラーも面白いのがないし、今年に入って劇場映画をかれこれ6、7本分レビュー書いていないので

もうまとめて1行とかで書くしかないかな

 

それでは早速。今月都内で公開されるなかから気になる数本をピックアップ。
5月公開作品全てではなく、個人的に気になってる東京で上映予定の映画リスト(ほぼ観たい順)

 

 

観た作品

 賭ケグルイ 公開中〜

TV dramaからのファンとしてはやっぱり、アニメ、ドラマを観てからの鑑賞がお勧め。

新たなキャラは映画用だけどドラマのメンバーがもっと活躍するバージョン次はみたいな〜。

とはいえ、楽しめました

 

 

 

 

 ドント・ウォーリー 公開中〜

ガス・ヴァンサント最新作でJBが出演てことで観てきた。

レビューまだ書いてないけど、、、、

事故により、四肢麻痺になった実在した漫画家、ジョン・キャラハンの半生を描く。

主演は、ガスヴァンサント監督作には「誘う女」で以前タッグを組んだ、ホアキン・フェニックス。

ジョナ・ヒル、ルーニー・マーラ、ジャック・ブラックほか。

ドント・ウォーリー

 

 

 

 

 ラ・ヨローナ 泣く女

試写で観たけど、、、王道というか、全く展開が予測どおりのフツーのホラー。 笑

ジェームズ・ワンは監督ではなく制作のみ。

ラ・ヨローナ ~泣く女~

 

 

 

 観たい&気になる作品

 5/17〜

以前から注目している、エヴァン・ピーターズとバリー・コーガン共演、

アメリカの大学生が学校の図書館からビンテージ本を盗み出す!100%実話!

これ待ってましたー!!面白そう〜。

 アメリカン・アニマルズ

 

 

 

 

 5/24〜

韓国の人気ウェブコミックを実写映画化し、世界的ヒットを記録したファンタジーアクション2部作の第1章。人間は死ぬと49日間に7つの地獄の裁判を受けなければならず、すべてを無罪で通った者だけが現世に生まれ変わることができる。

ハ・ジョンウも出てるし、監督は「カンナさん大成功です!」(懐かしい〜)のキム・ヨンファ。

続編は6月28日公開決定済み。

神と共に 第一章:罪と罰 

 

 

 

 

 5/24〜

「リング」の中田秀夫監督がこのシリーズに戻ってきた!

ってことで、原点回帰?楽しみにしております

主演は池田エライザちゃん。

貞子

 

 

 

 

 

 5/17〜

人気ドラマ「トゥルー・ディテクティブ」の脚本家ニックピゾラットのハードボイルド小説『逃亡のガルヴェストン』を

ベン・フォスターとエル・ファニングの共演で映画化したドラマ。

死期を悟った殺し屋と娼婦に身を落とした若い家出娘が繰り広げる逃避行を描く。

監督は、タランティーノ作品に出演してからフランスを代表する女優の一人となったメラニー・ロラン。

ガルヴェストン  

 

 

 

 

 5/31〜

東野圭吾原作。ということで気になる。時間が合えば。

パラレルワールド・ラブストーリー

 

 

 

 

以下、多分観ない。

 

 


映画 賭ケグルイ

2019-05-05 10:22:10 | 劇場&試写★6以上

 

 

主演の蛇喰夢子のコスプレ衣装まで購入してドラマ、TVアニメ(Netflix)とハマった「賭ケグルイ」映画版

キャストたち勢揃いの初日舞台挨拶にて鑑賞。ずっと公開楽しみにしておりました

こちら河本ほむら原作、尚村透作画で月刊「ガンガンJOKER」にて連載中の大ヒットコミック。

深夜のドラマは先日最終回だったシーズン2まで、Netflixで現在も観れる。(TVアニメの方も現在Netflixでその先まで視聴可能。)

本作映画版は一応、ドラマやアニメも知らない人でも入っていける完全オリジナルにはなっている。

けど、このめっちゃ濃いキャラたちを楽しむために、また、どんな人物たちがどう絡んでいたのか

わかった上で観るのといきなり観るのとでは、面白さが全く違うので

ぜひドラマを観てから映画版を観てほしい〜 とあえて先に言っておきます。 笑

 

 

キャストはもう、ドラマではおなじみの面々

蛇喰夢子=浜辺美波

浜辺美波ちゃんは絵に描いたような美少女で、映画版ではさらに原作近い色っぽさも身につけパワーup

 

鈴井涼太=高杉真宙

アニメ版より時にカッコいいところを見せつつ、絶叫したり、変顔全開!落ち着かないキャラが安定の真宙くん

 

 

早乙女芽亜里=森川葵

今回もうちょっと活躍見たかった気も。

 

生徒会長、桃喰綺羅莉=池田エライザ

実写大成功例。

 

生徒会役員、皇伊月(すめらぎいつき)=松田るか

 

生徒会役員、美化委員の生志摩妄(いきしまみだり)=柳美稀

などに加えて、

映画版のみに登場の新キャラたちが。

“非ギャンブル、不服従”を謳う白装束の集団「ヴィレッジ」という新勢力と、校内新聞の記者(この人必要か?)として、

宮沢氷魚、福原遥、元・乃木坂46の伊藤万理華、小野寺晃良。が登場。

 

 

 

7/10

 

映画版は映画版で面白かった〜ので満足だけど

新しいキャラが数名出てきたことで、従来のキャラの活躍やセリフが減ってるのは残念。

どうしても登場人物多いから仕方ないんだけどできれば次はドラマ、アニメ版と同じ主要キャラ

のみの構成で賭けが展開していく話が観たい。

一部、ドラマ見てない人でも大丈夫って言ってる人もいるみたいだけど

これはドラマのキャラクターの内容踏まえての面白さだと絶対思うので観る前にドラマを見ることをお勧め。

ドラマで犬猿だった早乙女と木渡のコンビがそれで今回最高と思えるわけだし、

これまで解説や夢子の後ろにいて叫んでた専門の唯一、フツーのキャラ、鈴井くんが

表舞台で今回賭けに挑戦する面白さとかが伝わるかと。

意外性のある結末へと迎えていくも、もうちょっと賭ケグルイならではの醍醐味である

賭けのシーンをいろいろ観たいという欲求が残るかな。

それでもドラマから続投のキャストたちの顔芸、対決も新たに見られるのが最高。

ドラマはシーズン2で一旦終了の形になっちゃってるけど、ぜひ続きを早くやってほしいなー。

 

 

 

 公式サイト 

映画 賭ケグルイ       2019年     日本   119min

2019年5月3日より、公開中〜

 

 

 

政財界有力者の子女が通っている私立百花王学園では、ギャンブルの勝敗によって生徒たちの階級が決められていた。ある日、蛇喰夢子という少女が転入してくる。学園を支配する生徒会は、リスクを負うことで至上の喜びを得るギャンブル狂の彼女を警戒し、腕に覚えのあるギャンブラーを刺客として送るが、ことごとく倒されてしまう。これまで描かれてきた夢子と学園を支配する生徒会との戦いを軸にしながら、“非ギャンブル・生徒会への不服従”を掲げる第3勢力「ヴィレッジ」が登場。夢子ともども排除しようと、生徒会は全生徒強制参加のギャンブルイベント「生徒代表氏名選挙」の開催を宣言。不参加者は即刻退学処分とする学園中を巻き込んだ、夢子vs生徒会vsヴィレッジの壮絶な三つ巴戦が幕を上げる——!

 




初日舞台挨拶は10秒のみ客席からの撮影OKでした〜 短 笑

みーんな可愛かった (あ、英勉監督以外)