長編映画では、「1/11じゅういちぶんのいち」「たまこちゃんとコックボー」に続く
片岡翔の久しぶりの監督作ですが、今回はオリジナル脚本の長編映画で
オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」準グランプリ作品の映画化。
前にも書いた通り、ちょうど昨年の夏の撮影ではエキストラでちょこっとだけ参加し、
映画そのものは企画から既に何年も経っているため、遂に!と身内であるわたしも感慨深い作品です
昨日、汐留にて行われた完成披露試写会は出演者、監督登壇に参加させて頂きました〜
キャストの皆様がかなり近く、目の前で拝見できました
舞台挨拶長めで楽しめました
沙良ちゃんは落ち着いた大人しい感じの女の子。
流星くんは、しっかりしてるなーいい子だなぁという印象で目がキラキラしてたさすが人気絶頂アイドル
玉木さんは昨年夏に拝見したけれど、いつ見ても佇まいも顔も声もカッコイイとしか言えず
非の打ち所がない
桜井ユキさんはシックなブラックドレスでめちゃ美しかった礼儀作法がしっかりされていてさらに好感度
※頂いた写真で一般の撮影は禁止です
ネタバレは厳禁で会場でも宣伝してくれる際には気をつけてもらうようお願いが。
とにかく、前知識入れずに見て欲しいので、
今回はネタバレなしレビューです
この作品、犯人を当てるようないわゆる謎解きではないし
人が沢山殺されるわけでもないし、怪物が出てくるわけでも幽霊が出るタイプでも
音で脅かす系のものでもない
どこかおかしいお父さん、お母さん、妹。
一体、何がなんのために?!
主演は南沙良さん。車の事故で家族の中でただ一人、無傷で生還のため心に傷を受ける。
仲良くなる男の子に、なにわ男子の大西流星くん。
足に後遺症が残った父親に玉木宏さん。
仮面をつける妹。※佐清(すけきよ)じゃありません。
そして、昏睡状態だった母親に桜井ユキさん。
果たしてこの人は本当に母親か
この家族、なんか変
8/10
詳しいことは書けないので難しいんだけど、
ホラー嫌いで怖いと思って見ない人がいたとしたらちょっと待った!
不穏な空気とただならぬ雰囲気、確かにホラーな演出もあるし
PG12の制限があるのは過激な暴力シーンが一部あるからなんだけど、
社会問題を提起しつつ、恐ろしくも歪んだ家族愛を描いているところが
単なるホラーと違うところなので、めっちゃ怖いのを期待されても違うし、
でもちょっと、ヒヤっとゾクっとするような感覚に陥るかも。
わたしの場合はホラーもめちゃくちゃ観てるのもあるし、かなり予想をしてしまったので
そこまでびっくりしなかったんだけど、何も考えずに観たら衝撃かも。
不穏な空気が目一杯張り詰めた中、あるシーンではちょっと笑っちゃったんだけど。
「川の底からこんにちは」稲川実代子さん!流星くんのおばあちゃん役で出てきて久々に見れて嬉しかった〜。
キャストの演技で言うと、桜井ユキさんの素晴らしさにびっくり。
松坂桃李さんの「娼年」にも出てるので早速観てみよう。
是非皆様、
歪んで狂った愛情の終着地。ラストに繋がるところ迄、しっかり観届けて下さい
心理療法室を営む窪家は、以前一家で交通事故に遭い、母親は植物状態になった。ある日、事故のトラウマを持つ花のもとに、母親が心神喪失した原因を探る純が訪ねてくる。花と純は親しくなるが、父・司朗が植物状態から目覚めた花の母親を連れ帰ってきて…
2022年 9月1日より、新宿バルト9ほか全国ロードショー
ポルト国際映画祭で 審査員スペシャルメンション獲得
監督&脚本 片岡翔 100分/PG12/日本
配給:ハピネットファントム・スタジオ
出演 南沙良 大西流星 玉木宏 渡辺さくら 桜木梨奈 稲川実代子
限定クリアファイルの特典付き ムビチケ発売中