我想一個人映画美的blog

新作映画レビュー&温泉&ゴシップ+コスメ+旅行記&日記。
blog開設から何と19年!ありがとうございます✨

ブルーに生まれついて/BORN TO BE BLUE

2016-11-30 09:56:11 | 劇場&試写★6以上

 

 

イーサンがチェット・ベイカーに!

半年間、トランペットのトレーニングを受けたイーサン、名曲“My Funny Valentine”も披露

 

黒人アーティストが主流のモダンジャズ界で一世を風靡するも麻薬に溺れた

チェット・ベイカーの転落と、1人の女性との出会いによって再生される彼の生き様を描く。

 

イーサン・ホーク。出演作の度、毎回言うのだけど本作でも本当に素晴らしい。

 

恋人となるジェーンに、カーメン・イジョゴ。

 

 長年の友人で音楽プロデューサーのディックには、カラム・キース・レニー。

 

 

監督は、これまでプロデューサーをしてきて、長編2作目となるロバート・バドロー。

過去にチェット・ベイカーの謎の死を巡る短編を作っていて、

その作品でチェット・ベイカーの死ぬ直前を演じたステフン・マクハティは、今回チェットの父親役で出演。

ちょっとイーサンの父親ぴったりだし少しチェット・ベイカーの雰囲気もあるなと思ったら。

 

 

 

チェット・ベイカー

フランク・シナトラやエラ・フィッツジェラルドなど、名だたる人たちがカバーしてきた「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」

はジャズ詳しくない人でも聴いたことあるんじゃないかな?

 1929年12月23日、米オクラホマ州エール生まれのジャズ・トランペッター/ヴォーカリスト。

本名はチェスニー・ヘンリー・ベイカー・ジュニア。スウィートかつクールな音楽性を形成し、50年代の前半、ウエスト・コースト・ジャズの全盛期に米西海岸でスターとなる。その後は、ドラッグにおぼれながら典型的な破滅型芸術家としての放浪の生涯を送るが、自己の音楽性を頑固一徹に追求したその生き様は、ジャズメンのプライドに満ちたものであった。

1988年5月13日金曜日、午前3時。
チェット・ベイカーは、宿泊先のオランダ、アムステルダムのホテルの2階の窓から転落して謎の死を遂げた。
部屋にはヘロインが残されていた。享年58歳。

 

 

 

8/10(83点)

 

 

しつこいけど、とにかくイーサンが素晴らしい

 歌も真似になるんじゃなくて、自分のいい味、出していた。

それだけではもちろんなくて、麻薬に溺れていくだけの部分より、音楽を心から愛したというところにスポットを当て、

黒人優位のジャズミュージシャンの世界における、白人スターという地位に立ったチェットの苦悩と

運命の人とも言える女性との出会い、父親との関係。

 

一人の成功したジャズミュージシャンとしてだけではなく、

ミュージシャンには多い、麻薬にはまり抜けられなくなり、

それは手を出した本人が悪いし、何度も絶とうとするも止められないという怖さは理解できても

共鳴はもちろんできない。

だけど、一度も諦めることなく、あのチェット・ベイカーとして名を挙げた後でも

ガソリンスタンドやその他の仕事をして、生きようと懸命に勤めて生き延びたというところに

興味を魅かれる。

愛ゆえだったのか、愛する人の支えがあったからこそだろうし、

信頼を失い、誰もいなくなった中で再び再起にかけてくれた周りの人たちの大切さ。

何しろ「音楽は諦めず、生きていたい」という生命力に圧倒された。

脆いけれど、懸命で一途な人の良さや少年のような母性をくすぐるように思えるのは、演じたイーサンの魅力

だし、イーサンだったからこそよかった。

どんな時も明るくチャットを愛し、見守る女性を演じた、カーメン・イジョゴもよかったし。

わたしは音楽全てだいたい、ジャズも大好きなのでミュージシャンを描く映画は本当に惹かれてしまう。

ヤクに溺れた実在の人物の映画化は、退屈だったり映画らしく大げさな展開になりがちだけど、

チェット・ベイカーの愛した周りのものと断ち切れなかったものとが、静かに

約1時間半という短い時間の中にしっかり描かれていて、映画としても見応えあるものになっていた。

イーサンファンはもちろん、ジャズファンも是非

 

 

 

白人ジャズ・トランペット奏者のチェット・ベイカーは、その端正なルックスも相まって1950年代に一世を風靡する。しかしドラッグに溺れ、たびたびトラブルを起こして、いつしか表舞台から姿を消してしまう。そんな中、暴力沙汰に巻き込まれ、病院送りに。アゴを砕かれ、前歯を全部失う重傷で、トランペッターとしては致命傷かに思われた。それでも、恋人ジェーンの献身的なサポートのもと、ドラッグの誘惑を断ち、再起に向けて懸命に歩を進めていくチェットだったが…。

 

Chet Baker - My Funny Valentine - Torino 1959

 

作家の村上春樹氏は、チェット・ベイカーに関してこう書いている。

「ベイカーはジェームス・ディーンに似ている。顔立ちも似ているが、その存在のカリスマ性や破滅性もよく似ていた。彼らは時代の一片を貪り食べ、得た滋養を世界に向かって気前良く、ほとんど一つ残らずばらまいた。しかしディーンと違って、ベイカーはその時代を生きのびた。ひどい言い方かもしれないが、それがチェット・ベイカーの悲劇でもあった。」

<引用元『ポートレイト・イン・ジャズ』(新潮文庫)/村上春樹・和田誠著>

 

 

 サントラも要チェック

1. My Funny Valentine – Ethan Hawke
2. Over The Rainbow – David Braid
3. Let’s Get Lost – David Braid
4. Ko-Opt – David Braid
5. Could Have Been – David Braid & Strings
6. I’ve Never Been In Love Before – Ethan Hawke
7. Once Away – David Braid & Strings
8. Blue Room – David Braid & Strings
9. Haitian Fight Song – Charles Mingus
10. Bowling Alley Boogie – David Braid
11. Go Down Sunshine – Odetta
12. Tequila Earworm – David Braid
13. A Small Hotel – David Braid
14. Born To Be Blue – David Braid 

 

 

 公式サイト

BORN TO BE BLUE     2015年    イギリス=カナダ=アメリカ   107min

11月26日より、公開中〜

 

トロント映画祭にて。

 

年齢増すごとに素敵になっていく、かつてのユマの夫、イーサンだけど

今回そのヒゲどした??

 

 

 

 

 


ザ・ボーイ 人形少年の館/THE BOY

2016-11-28 00:25:25 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞

 

「ウォーキングデッド」のマギーと、少年人形主演

 

今年の夏のシネマカリテコレクション(通称、カリコレ)にて、たった二日しかない上映で

都合つかず観れなくてがっかりしてたらもう10月5日に出た!DVD

  無理して劇場駆け込まなくてよかった

ってことで、リリースしてすぐに観てレビューを途中まで書いて

NY行く前にup予定だったのだけど保留してたので今頃。

 

これ、なかなか面白かった

チャッキー(大好きだけど)みたいに、人形がちょこちょこ歩き出して笑っちゃう系ではなく

人形自体はそこまで安っぽくもなければ、高そうな感じでもない。

 

主演は「ウォークング・デッド」シリーズのマギー役、ローレン・コーハン。

 

監督は、「デビル・インサイド」のウィリアム・ブレント・ベル

 

たまに来る、宅配のお兄ちゃんマルコムに、ルパート・エヴァンス。

 

 

 

 過去に別れを告げるべく新天地にやってきたグレタは、老夫婦と一緒に生活している8歳の少年の世話係のバイトをすることになる。

が、紹介されたのはなんと人形

夫妻はブラームスと呼んでかわいがっていた。


さらに人形の世話には、破ってはならない10のルールがあったが、グレタは守る約束をし

老夫婦は旅行に出掛けたのだった。

そのルールとは。

1・客人を招いてはならない
2・少年の顔を覆ってはいけない
3・食事は冷蔵庫で保管せよ
4・毎朝7時に起こすこと
5・平日は3時間勉強を教えること
6・音楽を大音量でかけること
7・少年を独りにしてはならない
8・庭のネズミ取りを掃除すること
9・必ず少年に食事を与えること
10・お休みのキスをすること

 

いろいろとあるのだが、一応しっかりやってたものの

ブラームスくんは、グレタの服や靴を隠したり、存在をアピールしていく。

閉じ込められた納屋で怪しい昔の写真を見つける。

次第に、生きてるんじゃ???と疑いにかかるグレタ。

マルコムを呼んで、人形を置いて部屋を去り、場所を移動してるかどうかの実験を試みた!

 

 

 

7/10(74点)

 

 

予想外の展開にポイントup

しかし、怖くはない。全く。

 

ちょこっとネタバレあり

いや、これ結構好きだな。

ブラームスの正体が、予想を裏切ってきたところがまた 笑

暴力夫から逃れたくて、妊娠していたのに子供も持てなかったグレタが

この人形と出会ったのは、ここへ私が導かれたのは運命。と決めて

人形であるブラームスを可愛がっていこうとしたのにもそうなっちゃうの!?と結構予想外だったけど

その後の展開はまるで想定外

まぁ、ここが感想が分かれるところだと思うけど、

実は大人になった息子(ブラームス)が実は実際にいて、屋敷の奥に隠れてひっそり暮らしていた

両親はそれも知ってた上、幼少期に家事で顔に大やけどを負ってお面をつけて生きてる息子の

面倒を見切れなくなり、誰か任せられる人を頼み、入水自殺をしたのだった。

 

ブラームスは霊が宿っていたわけでもなく、その男(実在していたブラームス)が動かしてたと云う展開にはびっくり。

そんなわけあるかい!

ご飯どうすんじゃ!こっそり部屋で食べてたのかとかまぁ細かいことは言いたくなるが。

 

そんなこんなでグレタの過去の暴力夫が屋敷まで追いかけてきたため、

ブラームスの力を借りて追い出そうとするのだが

本物が出てきてびっくり、優しいグレタに構って欲しくて追いかけるブラームスと

逃げるグレタと新しい彼氏となった配達屋のマルコム。

 

ラストどうなるかはご自身の目で!! 笑

 

というわけで全く怖くはないけどなかなか面白かったので、このホラー、アリ

 公式サイト 

 セル&BD&DVDリリース中

 

 

 ブラームスくんが来日してました

 しっかり浅草雷門にも行って、天ぷらも食べ、日本を堪能して帰られた模様。

ブラームスくんがどんな子なのか、DVDで是非お確かめを

 

 


シークレット・オブ・モンスター/THE CHILDHOOD OF A LEADER

2016-11-26 22:44:26 | 劇場&試写★6以上

 

 

 

大人になってとんでも無いことをしでかす人物は、かつてどのような子供時代を過ごしたのか。

それが例えばヒトラーのような独裁者だったら?

子供は天使というけれど、誰もがそうだとは限らない。

その時代背景、両親、生活環境などから人格形成されていく上で、

どのような経験が、環境が、未来の怪物とも呼ばれるに値する人間が誕生するのか。

 

そういう意味で、すごく期待していた本作。今月一番楽しみだった映画。

宣伝文句も「何が、少年を独裁者に変貌させたのか」だし、

そのパズルのような謎を解き明かせるかのミステリーとある。

 

いやいやミステリーではないし、謎解き映画でもないよ。

 

そもそも、原題は「THE CHILDHOOD OF A LEADER」

幼少期のリーダーの資質みたいな意味合い?

ミステリーでもなければ、シークレットでもモンスターでもない。

それはさて置き、

本作、ジャン=ポール・サルトルの小説「一指導者の幼年時代」をベースに、

1918年ベルサイユ条約作成ために米大統領の下で働く外交官の父を持つ仏在住になったアメリカの少年を軸にした物語。

 

厳格な父親にリアム・カニンガム。

 

身勝手な母親に「アーティスト」「ある過去の行方」のベレニス・ベジョ。

美しい


フランス語の家庭教師に「ニンフォマニアック」に出演したステイシー・マーティン。

 

 

重要な役に「トワイライト」シリーズのロブ様こと、ロバート・パティンソン。

 

そして、主演の美少年トム・スウィート。

本当に美少年

サッカーしてるところをスカウトされた新星。

 

監督/脚本に、ハネケの「ファニーゲームUSA」やランス・フォントリアーの「メランコリア」に出演のブラディ・コーベット!

(↓マイケル・ピットではなく左のほう)

2015年ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門(変わった切り口の作品が多く選ばれる)では監督賞と初長編作品賞を受賞。

 序章、3チャプター、そして最終章という構成のこの脚本は10年かけ、途中挫折しそうになったところを

妻と残りの5年は書き上げたらしい。

 

 

 

6/10(60点)

 

 

ネタバレあり

何がいいって、全編に重厚に響くその音楽

 手がけたのは「ポーラX」以来、16年ぶりとなるスコット・ウォーカー。

次に起こる不安を煽るドキドキするような爆音が全編を高める。

映像も綺麗だけどこの音楽があったからこそのこの雰囲気が出せたのかと見ながらずっと思ってた。

音楽がすごいのに結構何も起こらない肩透かしみたいなところが多い。

 

少年、トム・スィートくんも素晴らしかった。

子供ながらにして常に不満を抱え、両親に逆らい、自分の考えを秘めている。

子供はやっぱり親の愛情たっぷりで育つべきで、そして同じ年頃の子供と交流しないと

こんなにも大人びた、冷めた子供になってしまうのか。

唯一、子供で入られたように見える召使いのお婆さんは優しかったけれど

自分に対して甘かったために母親にクビにされた。

父親は仕事ばかりで家族を、家庭を顧みない。子供のことを気にかけるよりも

躾や世間体ばかりを気にしている。

 

優しくしてくれていたフランス語の家庭教師のお姉ちゃんは、

ちょっと胸を触ったら怒って謝れといった。

その復讐で、自らちょっと勉強したら話せるフランス語を母親の前で披露し、

もう先生はいらないと発言。その息子の言葉にもすんなり、ああいう子だからということを聞いて母親は先生をクビに。

子供の頃から、将来の独裁者になる素質というか、

人の言うことを聞かない、我が道を行くわがままさは見えていた。

といっても冒頭の、教会にいる人に石を投げるだとかそういうエピソードや

幾つかの癇癪の蓄積などで、それが爆発してある日モンスターになった、

と締められても。

急に子供は大人になって映画は幕を閉じる。

ちょっとこれには呆気。

しかも、それまで母親の友人役だった、ロバート・パティンソンが

将来の独裁者になった少年の役に変わってたのにはびっくり。

(スキンヘッドになってた)

 

あえて政治に絡む前の、感情によってエゴが形成されてく姿を描きたかったとインタビューで監督は言ってるけれど

あまりにも幾つかのエピソードでその過程を見せるには特に驚くほどの内容ではなく

こんな子ならそこらじゅうにいるという感じで説得力がなさすぎたなー。

青年時代を描けとは言わないけど最後の5分弱で独裁者になったシーンをつけてるのが突飛すぎに思える。

 

美しい映像は、監督自身のこだわりによるもので、デジタル映画は本当に嫌いで

35ミリフィルムで撮ったという。

そのこだわりと、素晴らしい音楽と名優によってこの映画の完成度がかなり上がったんじゃないか。

また逆にこの題材で、他の監督だったらどうな風に撮っただろう?

それも観たいな、というところ。

監督したブラディ・コーベットは、役者から監督になった長編デビュー作であり、まだ28歳ということもあるし

今後はまたどんな作品を撮るのか、期待かな。

次回作は、ルーニー・マーラがポップシンガーになっていく過程を描く「Vox Lux」。

 

1918年。ヴェルサイユ条約締結を目的にフランスに送り込まれた米政府高官。
彼には、神への深い信仰心をもつ妻と、まるで少女のように美しい息子がいた。しかし、その少年は終始何かに不満を抱え、教会への投石や部屋での籠城など、その不可解な言動の数々に両親は頭を悩ます日々。その周囲の心配をよそに、彼の性格は次第に恐ろしいほど歪み始める―。
そして、ようやくヴェルサイユ条約の調印を終えたある夜、ついに彼の中の怪物がうめき声を上げる―


 ←どうしてもこのポスターの右から二番目、ティム・ロスに見えるんだけど

 公式サイト

THE CHILDHOOD OF A LEADER          2015年     イギリス=ハンガリー=フランス     116min

11月26日より公開中〜

 

ヴェネチア映画祭にて

本当、女の子みたいな可愛さ。

このままイケメンに育つかな?

 

 

 


ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅/FANTASTIC BEASTS AND WHERE TO FIND THEM

2016-11-23 23:41:37 | 劇場&試写★6以上

 

「ハリー・ポッター」の作家J.K.ローリングによる、魔法界を舞台にした新シリーズ

主人公は、あの“ホグワーツ魔法魔術学校”で学んだ魔法使い、

不思議なトランクを片手に世界を旅する魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの大冒険

 

 

 

 監督は、「ハリ・ポッター」シリーズ(後半4作品)のデヴィッド・イェーツ。

マリリン 7日間の恋」で注目され今年は「リリーのすべてでの演技も素晴らしく、

博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞®主演男優賞に輝いたエディ・レッドメイン。

 

 

 

幻獣を探して記録する旅の道中のティナに、キャサリン・ウォーターストン。

地味すぎ。

 

ジェイコブ・コワルスキーには、ダン・フォグラー。

いい味。

 

 

相手の思考や記憶を読み取る開心術の使い手、クイニー・ゴールドスタンには、アリソン・スドル。

 

 

そして、サマンサ・モートン。

 

コリン・ファレル。

 

ロン・パールマンは酒場の店主でもあるゴブリン役。

 

そして、スキャマンダーが旅の途中で出会う魔法使いクレデンスに

少年は残酷な弓を射るのエズラ・ミラーくん。なぜにこんな頭なんや〜

 

 ハリポタの世界の70年前のお話。

 

 

魔法使いのニュート・スキャマンダーは、優秀だけどおっちょこちょい、そして魔法動物をこよなく愛する変わり者。世界中を旅しては魔法動物を集め、不思議なトランクに詰め込んでいる。ある時ニュートは、旅の途中でニューヨークへ立ち寄ったが、そこで手違いで自分のトランクが人間のトランクと入れ替わってしまう。トランクの中から魔法動物たちは逃げ出してしまい、ニューヨーク中を巻き込む大騒動に──。

 

 

6/10(67点)

 

 

今度の魔法はすごいという宣伝文句だったので期待してたんだけど、魔法はあまりすごくなかった

壊れた建物直す時や、料理のシーン、いざという時ワープするシーンくらいじゃない?

魔法動物たちが逃げ出して、それを捕まえることに尺を取りすぎで途中がダレる。

魔法動物たちがいかにもCGキャラという感じであまりかわいさも感じないのが残念。

あとはキャラクターも魅力が足りない。

エディ・レッドメインは可愛いし素晴らしいけど、女性陣に華がないし今回来日も果たした

アリソン・スドルは悪くないけどエディではなくジェイコブの方に魅かれるのが不思議。

(人間に魅かれたんだろうけど)

もっと魔法でワクワクするような展開になるのかと思ってたけど、

逃げた動物たちを追いかけるのと、人間界で逃してしまったことを取り締まることで

米国魔法界に追われる立場になり、罰せようとするコリンなどが行く手を阻む。

大人よりも結構子供が楽しめるんじゃないかな。

原作者であり、本作の脚本も務めているJ・K・ローリング曰く

「ハリー・ポッター」シリーズのプロローグでも続編でもないという本作。

J・K・ローリングが創り上げた「魔法世界の新たな物語」といった立ち位置ということで

ハリポタファンはもちろん、シリーズ初心者にもこの世界観の迫力は劇場で是非

 

 

あ、続編に登場するジョニー・デップのお姿もラストで出てきたのでファンはお見逃しなく〜!

 

 

 

  公式サイト 

 FANTASTIC BEASTS AND WHERE TO FIND THEM            アメリカ=イギリス       133min

11月23日より、公開中〜。

 

プレミアにて。

中央・原作者。

 

 

 

珍しくコリン。

 

 

日本ではラストイベントとなった23日の初日舞台挨拶、行ってきました〜

遠いので画像悪い。

 

 

 


MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN/ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち

2016-11-19 20:50:50 | 劇場&試写★6以上

 

 

ティム・バートン監督の、珍しくジョニー・デップが出ない最新作

ちょうどNYで公開直後だったので観てきた

ニューヨークタイムズ・ベストセラーリスト52週連続ランクイン!

原作はランサム・リグズの小説『ハヤブサが守る家』。

日本での公開は2017年2月!

海外では子供達に親しまれている本らしく、劇場内も子供もちらほら。

 

1940年9月3日を毎日繰り返している「奇妙なこどもたち」が暮らす秘密の隠れ家「ミス・ペレグリンの家」を舞台に、

この世界に送り込まれた少年ジェイクが真実を解明するが、その後「奇妙なこどもたち」と世界に大きな変化が訪れる。

 

 脚本に「キック・アス」や「キングスマン」のジェーン・ゴールドマン。

 

 

キャスト

ミス・ペレグリンに、ティムバートン監督「ダーク・シャドウ」や

2006年の映画「007 カジノ・ロワイヤル」でボンドガールを演じたエヴァ・グリーン。

 

ジェイクに、偶然こちらも5年前にNYで観てきた「ヒューゴの不思議な発明」のエイサ・バターフィールド。

ちょっと大きくなったね。

 

敵に、サミュエル・L・ジャクソン

何がすごいってこの顔のインパクト。

内容忘れそうだけどこの顔だけは忘れない。笑

 

他に、エラ・パーネル、ジュディ・デンチ、テレンス・スタンプなど。

 

この屋敷に住む12人の子供たちは、それぞれが普通の人間にはない「能力」を持つ。

 

空気より軽く浮かないように鉛の靴を履いている空飛ぶエマ


いたずら好き、透明人間のミラード、

体の中に無数のハチを飼うヒュー

人形やおもちゃに命を吹き込むことが出来るイーノック、

布に覆われた無口な双子など。

 

 

 

6/10(66点)

 

 

やっぱり、奇妙な子供たちが持つ能力が見所の一つだけど

想像してたほど興味深い能力でもなく。

子供たちが持つ不思議な能力というと、どうしてもX−MENシリーズとかぶっちゃう感が。

ハヤブサが守る家、のタイトル通り、

エヴァ・グリーンがハヤブサに変身したり、襲撃が来るたび懐中時計で1日を巻き戻して

何度も同じ1日を繰り返し永遠に生きてる。

後半はサミュエル率いるCGのお化けが出てきて戦って平和を手に入れおしまい。

という流れで特に面白い展開になるわけではないので

内容としては大人には物足りない。

ただし、これDVDやテレビなどの小さな画面で見てもダメだと思うので

このバートンならではの独特な世界観を味わいたい方はぜひ劇場がおすすめ。

 

2時間7分はやや長い。

バートン監督も実はカメオ出演してたらしいんだけど、全く気づかなかったな。

一応、公開したらまた見ようかな、、、この世界観を味わうために。

 

 

 

映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」予告

 

 

 公式サイト

MISS PEREGRINE'S HOME FOR PECULIAR CHILDREN        2016年     アメリカ=イギリス=ベルギー   127min

2017年2月3日より、ロードショー

 

プレミアにて

 

 


Autumn in NewYork2016vo.3 Love❤︎Brooklyn ナイトホークシネマ

2016-11-16 23:48:32 | Weblog

 

 

さてさて。NY2016のレポ続き。最後は大好きなブルックリン

前回行った時も、すでにブルックリンが今すごく変わってきてて

どんどんオシャレな街になっていて、アーティストやデザイナーなどもも多く住んできているというのを書いたけど

マンハッタンからもL(地下鉄Lライン)で 1AVから一つ目、ウィリアムズバーグという

5分であっという間に着いちゃう便利な地域、駅名はベッドフォード。

 

大好きなイタリアンでピザがめっちゃ美味しいお気に入りのお店にたくさん食べようとお腹すかして行ったら、、、

なんとなくなっていた 

 

しかも並びにはApple Storeまで出来ちゃって!

あーあ、どこに移転したんだろう、、、調べれば分かったかもね、今度行こう。

 

そしてそのお気に入りのお店だった真向かいには何と

わたしの大好きなホールフーズができたではないか

ブルックリンにできたというのはツイッターで見て知ってたけど、まさかこんな便利なよく知るとこに出来たとは!

いや〜さすがますます栄えてきたね。 笑

 

駅から3分のとこにあるこのFABiANE'Sは、過去にも載せたベリーのケーキがめっちゃ美味しいカフェ。

ケーキは750円くらい。ちょっとお高め。でも、甘すぎず本当美味しいので行った人は是非。

 

 

今回は、このベッドフォード駅から7、8分歩くところにできた

NITE HAWK CINEMAナイトホークシネマに来てみたよ。

友人が働いてるのだけど、ちょこっと入ったけど映画も時間合わず見ないで帰って来ちゃったけど

この映画館、映画を見ながらちゃんとテーブルがついたシートで映画を楽しみながらお食事をするという

コンセプトの映画館。しかも、リーズナブルなのにちゃんとした食事で

ミシュランの星を持つサウル・ボルトン氏による一流のお料理が食べられるということ!

 

いや〜。「サイコ」ここで見たかったな。

バーもあって、アルコールの種類も豊富。

次は絶対なんか観よう。   ナイトホークシネマ

 

 

で、駅の方まで戻ります。

 

ピザが諦められず、駅の方に行くとあれ?こんなとこにあったっけ。と

人気のジョーズピザが。 ここは、一枚からでもオーダーできるファーストフード的な美味しいピザ屋。

帰国の日、二回目行った時、笑うとブラッドリー・クーパー似のかわいいお兄ちゃんが

また来たの歓迎してくれて、なぜか1枚サービスしてくれた シンプルなペパロニピザ、大好き

 1切れ3ドルくらいだったかな?

このお店は有名で、壁にはいっぱい写真が。

ディカプとブラッドリーがプライベートで来た写真なども。

 

 

さて、ブルックリンに来たら(マンハッタンにもどこかにあったけど)いつも行く大きなヴィンテージショップ(古着屋さん)

ベーコンズクローゼットでしょ。(毎度、ここでベッツィージョンソンのワンピやスカート、某ブランドの古着、と言っても綺麗をget)

 

今回も行ってみると、  あれ、ない

よーくよく壁を探すと

 

なんですって??!

知らぬ間に移転しちゃってるよ!(前に来たのは5年も前だしこんだけBrooklynが変わってればあり得る)

 

でっかい倉庫を改造して造られたお店なのでどこに大移動したの〜?

iPhoneは、Wi-Fiないため道ではつながらないので

そこらへんで小さなトラクター乗ってる兄ちゃんと現場監督してる怖そうな

バッチリタトゥー入った黒人さんに聞いてみた。

そしたらすぐさまGoogleマップで検索してくれた「ここから7分くらいかな。」

ありがとう

そしてひたすら歩いて探した

 

この先を行ってから左、、、、、

のハズがどこを間違えたか見つからず、

14st とNassau AV間あたりにありました!

 ベーコンズクローゼット

 はいはい、このハゲ頭のマーク。

 無事見つかり、1時間半ほどいろいろ物色してスカート2枚getして帰りました

相変わらず色事に分かれてて、お宝探しみたいで楽しいのだ

買ったものはまた別の記事にて。

74 Guernsey St, Brooklyn, NY 11222 74 Guernsey St, Brooklyn, NY 11222 アメリカ合衆国

 

 

 

 

そしてまたこれは別の日。

LラインのベッドフォードAV駅の次、ロリマー駅にてランチ。

タイ料理屋さんへ。(またか)笑

駅からすぐのところで、内装も可愛いの

 

トムヤムクンスープもめちゃ美味しかったし、炒飯も。

これで1200円くらい。

 

 

今回あまり写真撮ってこなかったのでほぼ載せる感じ。

 

本当はもっともっとおすすめスポットやレポなどしたかったけど

なんせ今回滞在も短いからあちこち行けず残念。

 

あと1回、追加記事できるかな。

 


エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に/EVERYBODY WANTS SOME!!

2016-11-15 23:46:06 | 劇場&試写★6以上

 

 「ビフォア・ミッドナイト」シリーズ、「スクール・オブ・ロック

「6才のボクが、大人になるまで。」などのリチャード・リンクレイター監督最新作は原点回帰

夏休みを迎えた高校生たちの混沌の一夜を切りとった'93年の「バッド・チューニング」の

“精神的な続編”との位置づけで撮り上げた青春グラフィティ

 

 

 

リンクレイター作品は、いつも型にはまらない様々な作品を送り出してくれるので

毎回楽しみで大好きな監督の一人。

本作はデビュー作でもある「バッドチューニング」(若かりしマコ様もでてる)の懐かしさも漂わせた、

見た目男臭い面々なんだけど、男臭くない、懐かしくも爽やかなBack to the'80ムービー

 

 

一応、主演ジェイクはこの子。「glee」でライダー役、ブレイク・ジェナー。

 

 

リーダー的な存在、フィネガンに「SEXエド」にも出てた、グレン・パウエル。(中央)や

他、ライアン・グズマン、J・クイントン・ジョンソン、テンプル・ベイカーとあまりメジャーじゃない方々

 

あとあと、チラシ画像見てて映画行く前気づいた

「ウォーキングデッド」シーズン7でかなりキーとなる人物、ドワイトが

コレだ!

オィオィ、どこが大学生だ、4.5回留年してるだろって感じのオッサン感ですが。 笑!

(同い歳??)

 

」では結構イケメン的立ち位置だった、ワイアット・ラッセルが少し太って留年ジャンキーになってたのにはびっくり

 

演劇やってる女の子、ビバリーにはゾーイ・ドゥイッチ。

なんとこの子、実の母親は「バック・トゥ〜」のお母さん、リー・トンプソン!!

可愛いね。

 

どうみたってお前たちオッサンだろ、ってツッコミたくなるほどオッサンぽいのだらけ

だが、そこがイイ! 笑

これとかどこが大学生じゃ。

 

 

とまぁ、オッサンだらけだけど(キャスト紹介はこのくらいにして、、、、)

 

 

7/10(70点)

 

 

オープニングは、ザ・ナックの「マイシャローナ」から始まり、

タイトルにも用いられたヴァン・ヘイレンの「エブリバディ」や、ブロンディの「ハート・オブ・グラス」

パティ・スミスの「ビコーズ・ザ・ナイト」、ディーヴォの「ホウィップ・イット」など、

リンクレイター監督が自ら選曲した

'70〜'80年代のヒットソングがかかる全編通して懐かしい感じが好き。サントラ欲しいかも。

01. マイ・シャローナ / ザ・ナック
02. ハート・オブ・グラス / ブロンディ
03. テイク・ユア・タイム / S.O.S.バンド
04. ハートブレイカー / パット・ベネター
05. オルタナティヴ・アルスター / スティッフ・リトル・フィンガーズ
06. エヴリワンズ・ア・ウィナー / ホット・チョコレート
07. エヴリバディ / ヴァン・ヘイレン
08. レッツ・ゲット・シリアス / ジャーメイン・ジャクソン
09. ビコーズ・ザ・ナイト / パティ・スミス
10. 甘い罠 / チープ・トリック
11. ホウィップ・イット / ディーヴォ
12. ロミオの歌 / スティーヴ・フォーバート
13. グッド・タイムズ・ロール / カーズ
14. ラッパーズ・ディライト / シュガーヒル・ギャング

 

描かれているのは、練りに練った面白い脚本、感動、とかいうものじゃなく

1980年代のテキサス大学野球チームの一年生の新たな友情と恋、青春の数日間を切り取って描いた

リンクレイター監督お得意のリアルな会話と日常の他愛もないあれこれ。

メインキャストは数人いるけど、特にメジャーな俳優を使っていないところもポイントで

アメリカのあの時代の、想像するだに青春のページが垣間見られるといった感じ。

個人的には、80年代ポップスやロック、ディスコソングなどなんでも好きなので当時の流れと

携帯電話もなく、固定電話での会話や車でナンパ、

野球の話よりおう女の子を誘うかとかで盛り上がったり、酒場行ったり、大学生活初のデート、

かと思えばちゃんと野球のシーンもあり(本当少しだけ)

話は起伏あって面白いというより、懐かしさと当時のアメリカンな若者たちの青春を感じる作品といったところで

万人受けとか、すごいおすすめというわけじゃないんだけど

そこはリンクレイター、独特の間とか、空気感が愛すべきものとなって映し出され、観る者に訴えかける

主演以外はオッサンくさい連中ばっかだなと最初は思いきや、

上にも書いたけど よーく見ると、

リンクレイター監督の2008年日本公開の映画「ファーストフードネイション」に出演した

グレン・パウエル(この中では一番お気に入り)や

「ウォーキングデッド」のドワイトもいるしで私的には、上乗せして楽しめちゃった。

ドワイト役のオースティン・アメリオは「ウォーキングデッド」では全然こちらとは真逆と言っていいほどの

キャラなのでそのギャップ、「ドワイトの青春時代」みたいな感じで楽しめる。

 

全体的にところどころで細かい会話がツボだったり。

細かいネタで、ビリヤード中に 変な支えの棒みたいなの使ってるやつがいて、

なんだそれそんなの使うなって話、笑えた〜。わたしもあれ不思議だったんだよね。

80年代当時やっぱりビリヤード流行ってたし 懐かしい。(笑)

今の20代から30代前半の若い子たちこれ観たらどんな感想なのか知りたい。

そこまでハマらないのかな??

 

 公式サイト

EVERYBODY WANTS SOME!!       アメリカ      117min

11月5日より公開中〜    

 

 

プレミアにて。

 

右、リンクレイター監督。「スクールオブロック」繋がりのJBまできてた

6才のぼくが、大人になるまで」のパトリシア・アークエットも。

左、ドワイト。(オースティン・アメリオ)  右、ワイアット・ラッセル。

 

GAPのモデル風。

     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
 

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK/JACK REACHER NEVER GO BACK

2016-11-12 01:04:35 | 劇場&試写★5

 

2013年に日本公開した、トム主演の「アウトロー」(原題、ジャック・リーチャー)の続編。

 

 NY行った時やってたけど、多分専門用語で難しい系だと思い、あまり惹かれなかったしで見送ったけど正解。

いや〜この映画、前作も印象薄すぎて

 内容全く忘れたまま初日に観てきた。

 

英国作家、リー・チャイルドの17册にも及ぶ全米ベストセラー小説が原作のハードボイルドアクション。

と前作では書いてた。本作は出版されたのは2013年と3年前なので最近だけど、このシリーズ 話は古臭い。

監督したのは「ラスト・サムライ」でトムちんと組んだエドワード・ズウィック。

 

トムは不死身でなんでもできるジャック・リーチャー元少佐。

 

前作のヒロインはロザムンド・パイクだったけど

今回、「アベンジャーズ」シリーズではマリア・ヒルを演じるコビー・スナルダーズ。

スーザン・ターナー少佐。

華もなくなんかパッとしない。

 

 

 

 

 

トムが守ることになる娘にはダニカ・ヤロシュ。

パトリシア・アークエットの娘かと思った。似てる

 

 

 

 

5/10(50点)

 

 

面白かったのは予告編にもなっている冒頭シーン。

というピークを先に見せてるパターン。

内容は前作忘れて見ても全く問題ないし、前作同様、感想とくにないって感じで

途中、追って、逃げてばかりの連続シーンでダラダラと見せ場もなく中だるみすぎ。

トムはいつもの感じで、この歳でもアクション頑張ってますだし、

いつも最近は変わり映えのないキャラクターで少々飽きてきた。

このジャック・リーチャーシリーズのファンとかならいいかもだけど

内容的にも、古臭いというか昔から良くある感じの作品でもの足りなさすぎ。

突っ込みどころも多く、飛行機に乗る際に誰かにわざとぶつかって航空券とパスポート盗み、

全然違う顔なのに簡単にパスしてたり(指紋認証あるだろうし)

機内の中でも敵の携帯奪ったらそのまま使えちゃう(普通パスワードないと見れないようにしてるだろう)

とか、素人の私すら突っ込みたくなるようなことが適当すぎる。

面白いシーンは特にないし、しばらくしたらまた忘れそうだな、この内容じゃ。

(※こういう犯罪アクション、そろそろ食傷気味で余計厳しくなってるかも。)

もしまだこのシリーズあったら次はパスだな〜。

 

変装して脱出したり。

 

戦うか、逃げてばっか。たまに、追います。

まあ、アクションだしね。

そして、娘かもと思える女の子との絆をちょこっと描き。(古い)

 

少ないキャストなのに女性キャストも魅力感じない。

トムちんはそろそろまた全然違う感じのキャラやってほしいな。

ベン・スティラー監督作の「トロピックサンダーでやったみたいなおバカなのとかコメディに出てほしいな。

 

 

ターナー少佐は、リーチャーがかつて所属していた陸軍内部調査部の軍人。彼女は、身に覚えのない国家への反逆行為の罪で逮捕される。リーチャーは、ターナーを脱獄させ、巨大な政府の陰謀の裏に隠された真実を暴き、彼女の身の潔白を証明しなければならない。彼らは逃亡犯として捜査網をすり抜け、重大な秘密を知ることになる──。

 

公式サイト

JACK REACHER: NEVER GO BACK     2016年   アメリカ     128min

11月11日より、公開中〜

   

 

 


 

 トム、22回目の来日。

トム・クルーズ、来日の楽しみを告白 「とにかく東京が大好き」 映画「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」来日記者会見3

 

本作の監督で「ラスト・サムライ」の監督でもあるエドワード・ズウィック&「ラスト・サムライ」で当時子役だった池松壮亮くんと。

 

 


ザ・ギフト/THE GIFT

2016-11-10 10:04:59 | 劇場&試写★6以上

 

 

「ウォーリアー」「ブラック・スキャンダル」の俳優、ジョエル・エドガートンが

製作・脚本・主演を兼ね、記念すべき監督デビューを飾ったサスペンス。


ジェームズ・ワンが製作総指揮を務める。

夫の故郷に引っ越してきた若い夫婦が、そこで再会した夫の高校時代の同級生。


主演のゴードにジョエル・エドガートン。


ゴードの昔の同級生サイモンには、いい人役が多い、ジェイソン・ベイトマン。

その妻、ロビンにレベッカ・ホール。この人ショートの方が似合う。



旦那の留守中にまで勝手に現れる。

怖すぎるだろ! (っていうかそこがまず怖い)


 シカゴからカリフォルニア州郊外に移り住んだ夫婦サイモンとロビン。サイモンの故郷でもある新天地で幸せな家庭を築く二人の前に、サイモンの高校時代の同級生と名乗る男ゴードが現れる。サイモンはゴードのことをすっかり忘れていたが、旧友との25年ぶりの再会を喜んだゴードは次々と贈り物を届けてきて、次第に夫妻を困惑させていった。とりわけサイモンは露骨にゴードを煙たがり、ついには強い口調で「もう自宅に来るな」と彼に言い放つ。やがて夫妻の周囲で奇怪な出来事が続発するなか、ゴードから謝罪の手紙が届くが、そこにはサイモンとの過去の因縁をほのめかす一文があった。はたして25年前、ふたりの間に何があったのか。頑なに口を閉ざす夫への疑念を募らせ、自らその秘密を解き明かそうとしたロビンは、衝撃的な真実を突き止めていくのだった──。



7/10(70点)なかなか


思ってたより面白かった。さすが、ジェームズ・ワンが関わったからかな? 

ジョエル・エドガートンは監督のセンスあるかも。



一言


自業自得。

 

この映画、被害者と加害者が途中で入れ替わるというか、

過去に犯した罪は、受けて傷ついた本人しかわからない。という残酷な現実を描く。

 


ネタバレあり

サイコホラーとうたってるけど、サイコじゃなかった。普通にサスペンス。

脚本は以外とシンプル

愛し合う二人の前にいきなり現れたこの男何者?という感じで、ギフトを贈りつけながらどんどん夫妻に近づいてくる。

何の目的で?と興味深く惹きつけられることになるのだけど

彼は実は過去の出来事に対する復讐と謝罪を求めていた。

でも、サイモンは再会の時ですら何も覚えていない様子で自分がいかにゴードを傷つけたのか

知る由もなく、近づいてくるゴードを不気味な奴だと妻に距離を置いたほうがいいと

ゴージャスなゴードンの一軒家に招かれた際にはっきりと告げる。

(しかも予想通りそこは赤の他人の家!)

妻はやたらと疑いもせずに簡単に夫の留守中にその友達(ゴードン)を家に招き入れたりする。

途中の展開もいろいろと想像はついたけど

最終的なオチ、最後の最後まであるモノがそれこそ最恐のギフトになっていた。

(死体の一部とかだったら過去にもあったけど)

でももっとびっくりするオチかと思ってたから衝撃は意外となかった。

本当にそんなことできたのだったら恐いけど。

(っていうのは、妻がなかなかやめられないクスリを服用したかのように見せて

倒れた時に実はゴードンが家に侵入していて、気絶してる間に無理矢理、、、というもの)

そんなことできるかな。(でもギフトというタイトルだからしたんだろうけど)


数ヶ月後、不妊だったロビンが妊娠しているのを遠くから見つめるゴードン。

そして、最後のギフトがサイモンに知らされる、、、、。

信じるか信じないか。 いやタイトルがタイトルなので、

それは究極の「ギフト」


子供の頃のサイモンらによるイジメによって、事実ではないことをしたと植え付けられたせいで、

父親や自分の不幸が今もつながっている。

それを根に持った復讐なわけだけど、サイモンが引っ越してこなかったら果たせなかった復讐だよね。

映画の見せ方として、サイモンがやはりすごく仕事もできて、人当たりも良く妻思いで

という最初のイメージと実は真逆の男だった、それを妻も知らず、、、というところがうまいし、

ジェイソン・ベイトマンはいつもいい人イメージだからその意味でかなりぴったり。

実は自我が強く傲慢でいじめっ子気質なのは昔も今も実は変わっていなかった。

それも本人は全く認めないし、改善しようとも悪いとも思っていないというところで

急に被害者から加害者へと変わる。

書いてて思い出したけど、内容としてはハネケの「隠された記憶」にも似てるなと思った。

オチは全然違うけど。


これ、きっと 現実的な怖さを感じられるかどうかが、リアルな恐怖に思えるかどうかの分かれ目。



強い正義を選ぶ妻を演じたレベッカ・ホールもよかった。

もちろん、いつもはイカツイ系だけど今回、昔イジメられてた過去を引きずるオタク系地味男を

意外にもハマって見せたのはジョエル・エドガートンご本人の監督としての演出力と役者としての力量。

残酷描写はないし、誰かが死ぬシーンもなしなので痛いの、過激なの苦手な方でもOK


劇場で観て、ソンはない1本。



 公式サイト

THE GIFT       2015年   アメリカ     

10月28日より公開中〜


プレミアにて。



デスノート Light up the NEW world

2016-11-09 00:05:54 | 劇場&試写★5

 

大場つぐみと小畑健による大人気マンガを実写映画化した2006年の「デスノート」2部作の続編。

監督は「GANTZ」「図書館戦争」シリーズ、「アイアムアヒーロー」の佐藤信介。

 

 

帰国後すぐ公開だったので、早速初日に観てきた。ちなみにコミック版は大好きで10年前の映画版も結構好き。

up予定のがいっぱいあるので、サクッとレビューで。

 

前回の“キラ”と“L”の対決から10年後を舞台に、死神により地上にもたらされた6冊のデスノートを巡って繰り広げられる

キラとLそれぞれの後継者たちによる壮絶なデスノート争奪戦!!


東出昌大(三島創)

池松壮亮(竜崎)

菅田将暉(紫苑優輝)

川栄李奈(青井さくら)

戸田恵梨香(弥海砂(ミサミサ))


松山ケンイチ(L・竜崎)パソコンの中だけ。

藤原竜也(夜神月)パソコンの中と回想シーン。

船越英一郎(御厨賢一)


中村獅童(リューク)、松坂桃李(ベポ)、沢城みゆき(アーマ)



5/10(58点)


キラが登場してから10年という割には、対策本部も対策らしいことされてないし色々と抜けが目立つ。

なんとかうまいこと話はこれまでのものにこじつけたなという感じがあるけど、

ただのデスノートの奪い合いだけで、ミサミサは八神月を想って今も抜け殻みたいだったし、(そしてあんな哀しい結末を迎える)

キラの後継者とか言いながら、威勢が良くて怖いものなしだったのは最初だけで最後の方はあっさりだったり。

菅田将暉くん良かったけどね。何やらせてもうまいね。

退屈なレベルではなかったし、観て損ってほどではなかったので映画としてはまぁまぁ。

内容はなんとか原作レベルまでとは言わないけどもう少し面白くはできなかったのかなーとは思う。

CGは良くできてて、「デスノート」の世界観そのままに楽しむことができたけど。


キラとLという2人の天才の対決から10年。警視庁には、夜神総一郎が立ち上げた<デスノート対策本部>が今も存続していた。すでに亡くなった総一郎に代わり、キラ事件に精通する“デスノートオタク”の三島が特別チームを率いてノートの謎を追い続けていた。やがて本部にLの後継者である世界的名探偵・竜崎が加わり、地上に6冊のデスノートがバラまかれたことが判明する。6冊すべてを回収してデスノートを封印しようとする三島。そんな彼の前に、キラを“神”と崇め、その復活を目論むサイバーテロリスト・紫苑がたちはだかる。こうして、キラの復活を望む者と、それを阻止する者たちによる究極の争奪戦が始まるのだったが…。


映像    ◉

脚本    ▲

キャスト  ⭕️



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