単館でちょっとだけの上映で劇場で見逃したイーサンのパージ。
ほぼ同時期にリリースした続編もまとめてレビュー。
ハイ、今日は12時間 どんな犯罪しちゃってもオッケーです、捕まりませんから皆さんドーゾ
1日だけ、全ての犯罪が合法となった近未来が舞台。
イーサン演じるジェームズは、セキュリティーシステムのやり手営業マン。
ご近所にも高いモン売りつけ儲けているという印象を持たれている。
家族は真面目な妻と、おバカな息子と、ティーンエイジャーの多感な娘。
監督は「ニューヨーク、狼たちの野望」のジェームズ・デモナコ。
パージ 意味は 追放する、浄化する、一掃する、消去する。
劇中では、「浄化する」という意味合いで使われる。
国民はこの夜に1年の間に溜まった「怒り、憎しみ、恨み」を解き放ち、
ある者は殺しや強盗に手を染め、そしてある者は逃げ惑い、家に籠ってその夜をやり過ごす。
題材的には面白い。
ツッコミどころ多くて違った意味で楽しんだけど。
5/10(58点)
いや~、実に規模のちっちゃい、みみっちい話になっちゃってたことにびっくり
全ての犯罪OK!!ってなったからには、大騒ぎ 街中がまずスーパー襲いまくりだろうし、それに対する攻防とかあるわけだし
殺人起るからには当然家に引きこもろうという護りに入る人も大勢いるだろうし、
そのヘンを描くのかと思いきや、イーサンがパージ・デーを生き延びるための堅牢防犯システムを売りさばいて金持ちになった設定で、豪邸に住んでもちろんこの防犯システムを導入してるんだけど、
その機能っていうのがかなりショボくて、窓やドアに鉄製のシャッター下ろして豪邸の周囲に防犯カメラを付けて家の中で監視するだけ
そんなのどこの豪邸だって、パージの日がなくたってやってるっつーに。
結局描かれてるのは、パージを楽しんで黒人の一人を追いつめ殺そうとしていた男女の暴行グループ。
その逃げる黒人をモニターで家の中から見ていたイーサン家の息子がこっそりセキュリティー解除して
イーサン家に入れてしまったことから始まる。
そのグループが「引き渡さないと家に押し入って襲う」と宣告。
当然パパイーサンは「バカ!何で入れちゃったんだよ」と息子を叱るが、隠れてしまったその黒人が
どこにいるのか簡単にはいかない。
その前に、パパが交際を反対してる娘の年上の彼氏が忍び込み、イーサンは襲われ反射的に殺してしまう
そのせいで娘はショックで閉じこもるという一件がありつつ、
さっさと探して黒人を突き出せば家族は助かるということでイーサンは必死。
とうとう見つけて縛り上げ、妻に身体を刺すよう命じ、痛めつけて奴らの前に出そうとするも、
急に奥さんは旦那イーサンの人間性を非難しだし、もうムリ。といいだす。
そんなこんなで、でっかいチェーン?つけたブルドーザーで家のシャッターごと力ずくで破壊し
踏み込んでくる奴ら。
フツウに刃物や銃を持って殺しにきたので戦うママとイーサンパパ。
話しがちっちゃ
一般主婦の奥さん、一人で家の中で戦うとかムリだろー
イーサン、守ってやれ。
そのうちに助けがキタと思ったら、仲良くしてたご近所さんたちがイーサンから高いセキュリティーシステム買わされて
自分らは豪邸に住んでと恨みをかっていて「実はアンタが憎かった!」ってな感じに
ドアが開いたことでここぞとばかりに襲ってくる。
話しちっちゃ
黒人は結局自分をかくまってくれたことに感謝して家族を助け、奴らのボスに簡単にやられてしまったイーサンはやられる。
このところアタリ作品が多い、イーサン作品として期待してたけど
これはもうちょっと何とかならなかったのか脚本がダメだね。
いくらでもハチャメチャに出来るだろうしグロくもエグくも出来るだろうけど
こういう題材だったらスペイン映画がやっぱりうまいかもね。
ハリウッドものじゃもうダメだね。イーサンも何か内容に口出せば良かったのに 笑
社会安定のための過激な特効薬として、1年に1晩だけ殺人を含むすべての犯罪が合法となる制度が導入された近未来のアメリカを舞台に、図らずも残忍な殺人 集団の標的になってしまった一家の決死のサバイバルの行方を描くバイオレンス・スリラー。
映画「パージ」予告編
続いて、
続編のパージ アナーキーの方。
あらゆる犯罪オッケーのパージの日を年に1回制定したおかげで、無駄なニンゲンは減り国家安泰してると思っている近未来のアメリカ。
殺人の無法地帯
今年もそのお祭りがやってきた!
息子を事故死させた犯人に復讐のため、武装してパージ下の街に繰り出す男、
襲撃者の影に怯えながら自宅アパートに閉じこもる母娘、
謎の覆面バイカー集団に追い回されるハメになったカップルたちの運命が交わる。
5人で協力してなんとか生き延びようというのがメイン。
果たして、彼らは生き延びるコトができるのだろうか??
5/10(56点)
今度は、無法地帯となった街全体が舞台になったけど
正直途中で眠くなった。
何度か巻き戻してみたので集中力も途切れる中で観終えたけど
あまり印象に残らない感じだった。ちゃんと観たらまぁまぁなんだろうけど引込まれるほど面白くはない。
イーサンの出てた前作のほうが、映画としてはあまい作りで逆にツッコミながら
楽しめたけど、こちら観てるうちに誰が生き残ろうがどうでもよくなってきた (←ソレ言っちゃおしまい)
その日は、1年に1度のパージ日。パージ開始まであと数時間と迫っていた。病気の父を抱え、娘のカリとともに低所得者が集まる地域に暮すシングルマザーの エヴァ。まともな防犯設備もない自宅で不安な夜を迎えようとしていた。別居に向けた話し合いが進む夫婦シェーンとリズ。買い物を終え、家に向かう途中で車が故障してしまう。亡くなった息子の仇をとるため、この日を待ちわびていた男レオ。完全武装し、装甲仕様の車で街へと繰り出すが…。
映画『パージ』『パージ:アナーキー』予告編
THE PURGE 2013年 アメリカ 85min
THE PURGE:ANARCHY 2014年 アメリカ 103min
DVD&Blulayリリース中