今年で23年目独断と完全なる好みで選ぶ、年末恒例の映画ランキング。
毎年言ってますが、個人の選出によるものなので映画の出来の良さではなく、面白かったもの。好き。というのを重視
得点数順というわけではありません。
対象となるのは2020年に初公開された作品(既に観た来年公開作品「パラサイト」などはランキングに入れず)
ことしは皆さんそうでしょうが、劇場にて25本。去年もだいぶ減ったけど今年はさらにその半分しか劇場で観れてない。
仕方ないね おまけに今年はついにブログの更新も止まってしまい、レビューはおろか記事自体、
なんと10しかup出来なかったなー。
おウチ鑑賞DVD&Netflix 約42本(以前1度観た作品&未レビューDVD新作&機内鑑賞映画、過去作品含む)計67本。
タイトルクリックでレビューへ飛びます。(未レビューは公式サイトへ)
今年は観た本数も過去最低、圧倒的に少ないからベスト5にしようとしたんだけど
半分に減らすのもなんだか寂しいので無理やり?ベストは7位まで! 笑。
タイトル後の( )は、監督名。では早速
2020年 BEST MOVIE
1位
ミッドサマー (アリ・アスター)
うわーこんな変な映画1位になっちゃった!笑。
観終えた直後、「なんでこんなのつくるんだ〜!!?」と叫びたくなった映画。 笑。
一昨年、2位に入れた「へレディタリー 継承」を撮り評価されたアリ・アスター監督作。
へレディタリー同様、とても万人ウケしないと思うので声を大にしてオススメ!とは言えないが
個人的には物凄いインパクトで引き込まれた面白映画。
スウェーデンの白夜が舞台で、めちゃくちゃ明るい中でのホラーってところがまた上手い。
そして前作同様に、集団で何かにハマった人間の怖さ、カルト的な団体行為と田舎町の知られざる実態とは。
前作も怖さの中に笑える要素があったけれど、今回もさらにそれがパワーup
ラストカットがまた印象的で一筋縄では終わらせない。
間違いなく今年1番面白かった1作。DVD出たからまた観たいな〜。
(日本でもコロナ直前で大ヒットと言えるくらい話題にもなったけど、これ1位に挙げる人、他にいるのかなあ〜)
2位
罪の声 (土井裕泰)
1984年。子供の頃、実際に日本中が騒然となった「グリコ森永事件」をモデルに作られた作品。
未解決事件ということで、以前から興味があって深く引き込まれた。
映画の中ではもちろん脚色されていたり、事実ではない部分もあるのは当然として
当時、脅迫テープに子供の声が使われていたというのは印象的だったし
その子2人の兄弟ともう一人の子は大きくなり、一人は何も知らずに現在を過ごしている、
かたやそのことがずっと引きずり未来をも変えてしまっていた。という考えてもいなかった話が展開されていて
とてもシリアスで引き込まれる社会派の作品となっていた。
3位
前田建設ファンタジー営業部 (英勉)
2回も観ちゃってDVDまで購入しちゃったくらい結構好き。
さすが英監督テンポもよく程よい笑いと熱い男の夢とロマン笑
マジンガーZ観てなかった私でもちゃんと楽しめるんだから凄い。
実際に前田建設にある部署というのだから驚き&面白い。
頭も使わず観れるし、お正月に是非
4位
糸 (瀬々敬久)
中島みゆきさんの曲に合わせて作られた映画と聞いて、観る前は「中島みゆき」聴かないしなー
とか思ってたけど、なかなか良かった。
2位と3位と連続して邦画。
コロナで洋画が後半ほとんど来なくて3本ともこんな上位になっちゃうとは驚き
泣かせようとするとこがクサくて嫌だけど、それぞれの人生、運命と出会いと別れという普遍的なテーマを
人と人のつながりや愛情、大切な人の存在について
このコロナ禍の今だからこそ余計にじんわり心に響くものとなった。
5位
フォードVSフェラーリ (ジェームズ・マンゴールド)
第92回アカデミー賞で作品賞を含む4部門でノミネートされ、編集賞と音響編集賞の2部門を受賞。
ル・マン24時間耐久レースにおいて絶対王者とされていたフェラーリを倒すべくして戦う男たち。
単に車やレース好きだけじゃない、主演二人のバディな関係も深く描かれるので見応えあり。
6位
ジョジョ・ラビット (タイカ・ワイティティ)
あれ、この作品もまさかベストに入るなんて。笑
でもこちら、アカデミー賞作品賞にノミネートされた作品。
とにかく今年は凄い面白かった!!!っていうのが個人的には1、2本しかなくて
いつもなら次点。とかになるであろう星7つとかでもうベスト5以内に入っちゃった。
この監督の過去作「シェアハウスウィズヴァンパイア」がめちゃくちゃ面白くて。
今回こんな政治的な内容、史実に基づいた題材だけれどこの監督特有のユーモアがあってそのバランスも良かった。
監督自身も役者として毎回作品に登場。
去年のアカデミー賞作品賞にもノミネートされて、脚色賞受賞。これで世界的にも有名になった。
7位
リチャード・ジュエル (クリント・イーストウッド)
1996年のアトランタ爆破テロ事件の真実を描く。キャシー・ベイツとサムロック目当てで試写にて鑑賞。
警備員のリチャード・ジュエルが、公園で不審なバッグを発見して英雄扱いされたのも束の間、その後犯人扱いされ取り調べを受けながらサムロック演じる弁護人の力を借りて、マスコミや愚かな警察と対峙していく。というもの。
こういう実話はずるい。キャシーベイツに母親やらせるのずるい。と
ずるいばかり言いたくなる最近のイーストウッド作品でした
今年のマイベストってよりふつーにいい作品。笑。6本じゃ少なすぎだったので
2020年 WORST MOVIE
今年のワーストは2本。(あ、ラジー賞ももちろんワーストだから実質3本。)
「新喜劇王」は、チャウ・シンチー監督脚本作品。
自身が主演を務めていた「喜劇王」が大好きなので楽しみにしてたんだけど
主演がパッとしない華もない女優だし、いつもなら笑えるシンチー映画なのに
一切笑えず、逆にサムイ笑いで映画としてつまらなかったのでがっかり。
もうダメなのかなーシンチー。数年前の「人魚姫」は良かったからまた面白いの期待したいな、、、。
「ソング・トゥ・ソング」
どこのサイトだ、ライアン出てるからって勝手にミュージカルとか書いてたゾ!!
違うから〜!
今年の締めでクリスマスに夫と観た作品。
大好きなライアンだし、豪華キャストだけどテレンス・マリック監督脚本なので
スローで好みじゃないだろうな〜と思ってたら、、、、
映像はさすがの、ルベツキ。文句なしに素敵なんだけどとにかくゆったり長い。
ルーニー・マーラが単なるワガママ女に見える。感情移入できるキャラがいない。
ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマン、
と監督の作品に熱望して出演したキャストが勢ぞろい。
全員メジャーな俳優、全員伴侶が知れているのでなんだか恋愛もの演じてるって感になっちゃう。
もちろん、テレンス作品好きな人にはたまらないと思うけど。
特別賞
ミッドナインティーズ (ジョナ・ヒル)
俳優、ジョナ・ヒルが脚本&初監督した、少年の成長物語。
今名作を立て続けに送り出してる製作会社「A24」
ノスタルジックな映像と、90年代を生きる少年。スケボー、タバコ、酒、ドラッグ、セックス。
こんな作品を撮るのは意外だった。
哀しきDVDスルー (BEST MOVIE by Netflix)
ミステリーバス
もはや哀しきDVDスルーってより、ネットフリックスで作られた作品でのお気に入り。
レビューは年明けでも書きたいな〜。
THE RAZZIES MOVIE
キャッツ (トム・フーパー)
劇団四季のは昔に見たけど、キャッツには思い入れもなく
監督が「英国王のスピーチ」「リリーのすべて」の監督なので映画化はちょっとは期待してた。
全米で大コケした通りのつまんない作品で早く終われーと思いながら観たのは久しぶり。
メジャーなキャストたちの歌と踊り、キャッツで有名な曲だけで満足するにも足りない出来栄えでガッカリ映画
以上、わたしの今年の個人的なリストはこんな結果となりました〜。
ベストは、今年映画興行を塗り替え現在も爆進中、「鬼滅の刃」は全く興味がないし、
パラサイトは去年の鑑賞で2位にしたし
今年映画ブロガー皆さんが上位に入れそうなほど話題だった
「TENET テネット」は劇場鑑賞したけれどわたしは睡魔に何度も負け、起きても起きても寝てしまい
評価不能ということになりました。ノーラン監督作、最近イマイチ合わないな、、、
というわけで今年はほとんど更新できなかったけど、来年はもう少しできるかな。
わたし私生活の話だと、twitterでは報告しましたが11月1日にかなり年下の彼と入籍し、
春には挙式を予定だったのだけど、これまたコロナのせいで延期せざるを得ない状況。
ノルウェーからも帰国出来ないし、地方の友人も来られそうもないし、、、という
なんでも我慢の日々がまだしばらく続きそう、、、
今年一年もありがとうございました
他のブロガーの方々の映画ランキングも楽しみにしてます
拝見させてもらった方、コメント下さった方へのところへは順番に伺います〜
それでは皆さま、よいお年をお迎えください