ゴールデン・グローブ賞主要5部門ノミニー。
アカデミー賞主要6部門
(作品賞/監督賞/主演男優賞/助演女優賞/脚本賞/撮影賞)でノミネート中!!
監督は、「アバウト・シュミット」「サイドウェイ」「ファミリー・ツリー」などのアレクサンダー・ペイン。
思えば、「サイドウェイ」も「ファミリー・ツリー」も評価されたわりには全然好きじゃなかった作品。
ジャック・ニコルソンのこれが一番好き♪
あ、かなり昔のリース・ウィザースプーンの「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」も
3月3日に発表される。作品賞ノミニー作品は必ず全部みて良かった順番をつけるので
観れるものは発表の前に観ちゃおうということで今日公開の本作、キャストからいっても予告から言っても
楽しみではなかったけどけど鑑賞。
主演の大酒飲みの頑固親父ウディにブルース・ダーン。
その息子に、「エイリアンバスターズ」「ロック・オブ・エイジズ」「俺のムスコ」
などおバカコメディばかりに出てる印象のウィル・フォーテ。
100万ドルの賞金が当たったという、インチキくさい手紙を受け取る。
ところがウディはそれを信じ込み、はるか遠く、ネブラスカまで歩いて賞金を受け取りに行こうとするので
息子が車に乗せてそれを取りにいく旅に出る。
親戚の家に立ち寄ったり、バーで近所の連中と会うと
賞金を当てたと聞きつけて、ない金目当てに誰もが
昔貸した借りを返せだの何だのとたかり始める。
とりわけデブの従兄弟コンビがかなり憎たらしい。
些細な日常。
離れていたふたりの心を通わせる、人生の回り道
“モンタナ州のウッドロウ・T・グラント様 我々は貴殿に100万ドルをお支払い致します”
誰が見ても古典的でインチキな手紙をすっかり信じてしまったウディは、自宅のあるモンタナ州から遥か遠く離れたネブラスカ州まで歩いてでも賞金を取りに 行くと言ってきかない。大酒飲みで頑固なウディとは距離を置いていた息子のデイビッドだが、そんな父親を見兼ねて骨折り損だと分かりながらも、彼を車に乗 せて4州にわたる旅へ出る。途中に立ち寄ったウディの故郷で賞金をめぐる騒動に巻きこまれ…。
4/10(47点)
これ、、、年齢のいったアカデミー賞会員のおじいちゃんたちにはグッとくるんだろうけど。
というか、そこまで具体的にわかりやすく感動とか、
ジーンとくるというより、旅を通じてお互いを知り、父と息子の心の通いを
過剰でもなく描いている。ってことでアカデミー賞の高齢の方にいかにも受けがよいであろう作品。
悪い映画ではもちろんないし、伝えようとしてるものもわかるけど
脚本賞もノミネートされてるけど
これまで納得してたアカデミー賞で脚本賞とった作品の良さ、
これはそこまでの内容じゃないなーなんて思ったり。
はっきりいって面白くない。
前半30~40分はとにかく淡々としていて、おまけに全編モノクロだから
ぼんやりウトウトしそうになり睡魔と格闘すること2、3回。
途中から意識はっきり観てたけど。
劇場は初日のお昼。 入りは50%くらいかな?平日のこの時間っていうのもあるし
客はほとんどがおじさんおばさん、高齢者で60代、70代もたくさん。
あちこちから時々笑いも聞こえたけどわたしは全然笑えず。
禁酒してわたしの大好きなマウンテンデュー飲む息子、
最近観た何かの映画にもでてきたなー今年2回目 笑
高額の宝くじに当たったことを信じ、新しいトラックと空気圧縮機?を欲しいという
頑固なおじいちゃんが最後の方ではなんだかかわいそうに思えてくる終盤。
ひとつ疑問、なぜ全編わざわざモノクロにしたのかなぁと思ってたら
コメディー調ドラマ作品の演出について
「個人的には人生自体がドラマチックで、おかしいと思っていて、それは映画でも同じだと思う。だから、本能的 な演出をしているとしか言えない」
モノクロで撮影する理由は「ずっとモノクロで撮影したいと思っていて、大きな配給会社でモノクロ映画を製作することは製作資金上、難しいが、完成した映像は本当に美しいよ」
という風にインタビューで語っていて、美しいという理由だったのか。
いつ別れることになるかわからない身内と過ごす時間も大切な時間。
老いてゆく自分の父親に重ねて観ることができるとじんわりくる作品かもしれない。
映画『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』予告編
NEBRASKA 2013年 アメリカ 115min
2月28日より公開中~
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