Soopllofeiv の日常

管理人soop視点の奇妙な現状

史上最古の生物兵器

2017-02-24 21:12:40 | Weblog


 麦角菌が寄生したイネ(悪魔の黒いつめ)

麦角は、主にイネ科の植物に生える
黒い爪の様なもので
別名(ergot)または毒麦と言い 
食べると手足が黒ずんだり
ボロボロになってちぎれたり
悪化すると精神錯乱状態になる

この麦角病は
ペスト・コレラとともに
欧州の人々を恐怖に陥れ
長い間猛威をはらっていた

 麦角は穂先の様な形をしているが
被子植物でも寄生植物でもなく
麦に寄生する"菌"の一種
種類は幾つかあるが
総称して麦角菌と呼ばれている
有名なものではライ麦にとりつき
過去に多くの人々を麦角病へと追いやった
クラギケプス・プルブレアという種類がある
この菌に寄生された穂はまるで黒い角の様なモノが
穂のあちらこちらから顔をだすため"悪魔の黒い爪"
"聖アントニウスの火に焼かれる病”として恐れられた

 痙攣発作・幻覚を起こし血管収縮に伴う手足壊死

キリスト教を信仰する少数民族のアッシリア(中東)の古文書に
穀類に付着した有毒な小結節という記述が見え
これが記録に残された麦角の最初の例であるとされる

 紀元前6世紀"麦角菌"の威力を知っていたアッシリア人が
戦いの最中に敵方の井戸に麦角菌を流し込んだという
記録が残されている

 麦角菌とは

麦がこの菌に感染すると菌核とよばれる黒い塊が麦穂にできる
この菌核にはリセルグ酸ジエチルアミドという物質が含まれているため
痙攣発作・血管収縮に伴う手足壊死・精神分裂のような症状があらわれる


soop「麦角の幻覚作用でLSDみたくトボうとした輩がいたそうだよ」
ファーファ「チャレンジャーw」
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beelzebub

2017-02-24 17:17:11 | Weblog
# 時はバビロン #

かの豊穣と夜の女神
バール・ぺオルは
作物の豊穣と
結婚できない男達にあてがわれる
結婚できない女達の仕事を司る神だった
(当時のバビロンでは、結婚は地位のあるものしか許されなかった)

しかしバビロンが
他の者どもによって、
侵略されたとき
女神は伝染病をまき散らす
悪魔へと落とされることになった

彼女の万魔殿の位置は第三層
彼女の王国は"嘘"である


 *ベルゼブブ

蠅の王の姿によって、
デーモンの全てを支配する君主に与えられた
名前(冠)の一つギリシャのデーモン学者プセルスによれば
ヘブライ語のベルゼブルが歪められて
ベルゼブブ(糞山の王)になったらしく
化け物じみた蠅としてのこのデビルの姿は
蠅が繁殖する糞山に由来するという・・
名前をバールゼブブと記すべきだというモノもいるが
これは"高い館の王"を意味するものであり
誤って(神殿との関りから)ソロモンと受け取られかねないため
ユダヤ人は"蠅の王"に変えたのだ
 こうした語源論は正しいかもしれないが
蠅の王の概念は古典的なものであり、
アクチウムの神殿ではアポミュイオス(蠅を忌避するもの)の名のもとに
ゼウスに生贄が捧げられたことが記録されている
プリニウスの記録によればローマ・シリアの神殿において
蠅に対しての生贄が捧げられていた
シリアの神は"アコール"と呼ばれ
この神もしくはデビルを蠅の王と呼ぶ文書も存在する
一部の学者の主張するところでは
ベルゼブブはパレスチナやその隣接地で
崇拝された"バール"の同義語であり
後代になって堕天した神々を代表するものになったという
(マタイ伝福音書第12章24節ではベルゼブブはデーモンのかしらと
されており、この称号がベルゼブブと切り離せないものとなった)
例えばミルトンは罪においてはサタンに次ぐものとしている(失楽園)

George Ivanovich Gurdjieffにおいて

現代の神秘主義者グルジェフは、ベルゼブブを異星の生物にして、
常に「代償的な破滅の周期」にとらわれる「地球の二足動物」の進化について
様々な話を孫に語らせている
このベルゼブブは本質的に秘儀参入者で、深遠な知識を持っているため
マニ教における健全なモノを多く引き継ぐロシアのデーモン学においては、
デビルが謀反をおこした神々に人間が与していないかぎり
デビルは根本的に人間に敵意を持つものでない
デビルたちが技術の進歩に関わっている(この概念は多くのデーモン学や神話で
述べられている)

シカシながら
技術の進歩は人間を天使の様な存在や
神からさらに疎遠にする狡猾な策略にほかならない

ロシア語で狡猾なものをいみする"lukhavi"は
デビルを表す名前の一つである



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