赤いカセットテープが二つはいる
ラジカセに米米CLUBやたまのカセットテープを
いれてかけていた
丘の上に家が建ってる
丘を走り抜けて
ミチコロンドンのTシャツと
ケミカルウォッシュのジーンズ
無我夢中で走り抜けた
汗だくになった
気が済むだけ走ったら
家に帰る
牛黄いりの健康ドリンクと
ドクダミ茶
PC98UVでファーストクイーン2と
ティルナノーグ2をプレイ
ファミコンはウィザードリィ3を
ミスター味っ子とサムライトルーパー
テレビではオウム真理教の特集をやっていた
戸籍を移して原付免許をとった
親戚がスーパカブを貸してくれたが
事故ってだめになった
街へは徒歩で行くことにした
街では小さな漫画二冊と
スーパーで冷凍のコロッケを購入した
それが月一の日課だった
祖母は内職をしていたので
空き時間は手伝っていた
勿論受験勉強もしていた
学校辞めて半年間津山にいた
合格する自信はなかったが
何もしないよりは
何かすれば気が晴れた
初めてのクラスでの面会の時
松本は僕の顔を見て顔を赤らめた
「soopどこに住んでるの」
「三条京阪の近く」
松本は三条の不良達の名前を挙げて
悪口をいったが僕はその不良達と面識がなかった
僕は入学してすぐに空手部に入り
その成果が認められ
学校で苛めれれることはなく
好き放題していた
松本は柔道部でクラスの担任が顧問をしていた
松本が不動産会社の社長の息子で
かなりのお金持ちだったので
砂糖に寄り蟻のように
学生たちは松本に集まった
僕は地元を馬鹿にされた恨みがあったので付き合わなかった
そのうち僕の初恋の女子が松本と付き合っていることが
分かって泣きそうになったが
松本はその女子をすぐ振り低学年の女子と交際するようになる
その後二年の時
「おまえ調子にのってるけどやろうと思えばいつでもできるんだぞ」
こう言った僕に松本は激怒し
襲い掛かってきた
丁度文化祭の展示物の角材があったので
それで殴ってきた
「殺してやる」
角材は僕を直撃したが全然痛くなかった
その後覆いかかってきたが
僕は松本の首を絞めた
その模様を教師は観ていたが
止めなかった
その後僕だけ停学になり
学校に呼び出され事象聴取された
(事情ではない)
僕だけ罰せられるのは不当だと
訴えたが学校ははねのけた
学校を卒業して幾年月
松本は弟を殺害した
その後
父親の威光で
今はビジネスホテルのオーナーをしている
意地になって高校生活を送ったが
仕事に学歴は不問だった
今から30年前の話
度あるごとに手当てが支給され
仕事は午前中に全て終わった
終ったら帰宅しても良かったので
キューピー三分クッキングがやってるころには
家に帰って勉強の予習と復習をやって
河原町通りを通って堀川高校に通っていた
その時代の僕は給料が18万で
先輩が言うには50位になれば給料が
50万ぐらいになるよ
といった
ボーナスの時は帯が付いた札束を先輩たちが数えていた
それから30年給料は半分以下に減額され
手当も無くなってしまう
ボーナスは辛うじてあるが
拘束時間も4時45分になり
定時迄働かされることになった