彼は4月に定年を迎える
送別会に誘われたが
僕はアルコール依存症で飲み会には行けないので
綺麗な花の描かれた封筒にメッセージをこめて
それに5千円いれて渡した
彼は初め受け取りを拒んだが
soop「気持ちです」
といったら受け取った
彼とは20年の付き合いで
仕事中に色々心遣いをしてくれた
若いときはたいそうモテたそうだ
子供の話は聞かないが
たぶん奥さんとふたりでゆっくり老後を過ごすつもり
なんだろうな
少し寂しくなるがご苦労様でしたと思っている
ファーファ「一緒にトランプで遊んでいたね」
soop「あの時が一番楽しかった」
昨日母親と駅そばで天ぷらそば食べていたら
サラリーマンに絡まれた
ちいさな老人と白髪のさえない男のペアに
絡んできたのだ
母は急いで席から離れて、僕も店から出た
母「あんな人もいるのよ」
僕は老人に対して豪気にふるまう行為は許せなかったが
我慢した
金曜日帰りの電車に乗ろうとして駅のホームで
待っていたら後ろを密着する気配がした
ちらみをしたら男ぽかったので相手にしないようにしたら
なんかゴクゴク喉を鳴らす音が聞こえた
電車が来たので電車に乗り込むと
その男が向かいに座った
男はサラリーマンぽかったが
ジャケットはフリース中はワイシャツでネクタイはせづ
かなり太っていてズボンはサラリーマンのそれだが
靴はスニーカーバッグは大きなトートだった
ズボンのポケットは空き缶が入っているのがわかった
顔は赤らんでおり、どうやら酒を飲んでいたようだった
soop「なんかサラリーマンに絡まれることが多い」
ファーファ「なんか八つ当たりみたいな絡み方してくるそうだね」
soop「まじでムカつく」
ラウンジに飲みにゆくとなぜか
ママが女の子をつけてくれた
その子はネイルアートの資格をとる勉強をしていて
しかし資格試験には沢山のお金が必要で
それで働いていたが結局試験に落ち仕舞いは
ただ単に店で働いているだけの状態になった
彼女は小柄で胸が小さくて長髪
顎がしゃくれていたでも、ブスではなかった
彼女とは同伴や仕事終わりに飲みにいったことがあったが
肉体的な関係にはならなかった
そんな彼女は服部君をたいそう気に入っており
服部君とはそういった関係であったようだ
服部君
服部君は職場の同僚で基本ロリコンで
ふだんから下ネタばかり喋る人で
人柄は良い理解力があり我慢強く
仕事はこなす人物だ
飲みに行くのが好きで
つねに女性を入れ替えて交際している
ガールハントに長けていて
歩いてる子に声をかけ連れてきたりする
そんな彼も両親を亡くし
本当に一人になってしまった
ファーファ「酒と女」
soop「彼は酒を飲むが飲まれない人で
兎に角女を捕まえるのが上手いひとだよ」
ファーファ「お尻の話ばかりいうな」
soop「なんかアナルアナルと五月蠅いかったな」
ファーファ「今どうしてるだろうね」
soop「フェイスブックみたら、元気そうだったよ」