錨猫

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自由研究 GPS魚探編

2010-09-13 20:47:11 | ボート釣りほか
ボート釣りのカテゴリに入る記事が無い(ツリに行っとらん)ので、今日はGPS魚探について調べてみました~

Global Positioning System(全地球測位システム)はアメリカ合衆国が運用するシステムで地球上の6つの軌道上に
24個のナブスター衛星を配置して、そこから送られる時間情報を利用して自分の居る場所を測位するシステムですー。

時間情報で位置が判るという理屈はね・・
まず、全ての衛星・GPS機器がナノレベルまで正確な時間を共有している事を理解してもらってと・・・
電波の到達速度は判ってるので、発信された時間と受信した時間差で衛星からの距離が判るでしょ!  
でも、コレだと「時間差の半径分の球面のどこか」って言う大まかなもの・・・・・

だけど、これが3個の衛星からのデータだと3つの球体が交差する「点」が特定できる訳で、その交差点こそが自分の居る場所
って言う事になる訳でして  更に4個目の衛星を捕捉すりゃ高度までが判明すると言う事ですぅ
受信機の衛星追尾速度は999ktなのでヒコーキでも問題なく利用することが出来る凄いシステムなのであります。




測位に必要な最小数の衛星は3個だけど最近の受信機はパラレル12チャンネルがほとんどなのですが、これは衛星を捉えて
いるだけ・・ でして測位のスピードなどには有効ですが、ねこ愛用のFURUNOさんの機械には「オールインビュー」なる技術が
使われております。  これは捉えた衛星のすべてを使って測位してるって事で、測位精度が高められる「技」なのね
現在はどうか知らないけど、ちょっと前は他社がこの「オールインビュー」の受信コアをFURUNOさんから買っていたみたい・・





で、ここからが本題なんだけど・・・・・
2002年だったと思いますが、衛星からの“どうしても狂ってしまう”時間情報の補完をする、WAAS(ワース)って言うシステムが
出来まして、通常の測位だと10m程の誤差が3m以内にまで精度が上がると言うSystemが運用され始めまして、それの日本版
MSAS(エムサス)が数年前から正式運用になりました。

ワタクシの魚探は国内運用前の機種でしたが、日本近海を賄うMTSAT(エムティサット)衛星の衛星番号129を手動で受信させてやったらね・・・






なんと言う事でしょう!   画面左下の衛星受信状況のところに「W3D]の文字が出るでわ有~りませんか




衛星インフォ画面はこんな感じ  13と28の衛星の間のWマークがMTSATだと思います~
FURUNOさん、おたくの機械はエェねぇ






ただ、モノクロゆえ魚の反応がカラーに比べやや見にくい・・・ GP-7000Fに買い換えたいなぁ
でも、替えちゃうと今まで貯めてきたポイントのデータも無くなっちゃうわな



注:どんなに正確に位置が判明しても、水深60mをシングルハンドではベタ凪であってもキープする事は難しいデス


GPS、詳しい事はウィキペディアで見てね!  3脚を使った解説は解り易かったな