あと10日程経つとセンター試験が始まり、今年も、本格的な入試のシーズンに入ります。
去年の今頃は、私も受験生の母でしたので、毎日緊張して、落ち着かない日々を
送っていました。
ところで、練習曲をレッスンする際に、
私は時々「この曲に、題名を付けてみて!」と言うことがあります。
その方が、生徒さんも、曲に対して親近感を持つでしょうし、
第一、弾くのが楽しくなるのでは?と思うからです。
ちょうど去年の今頃、当時5年生のS君のレッスンの際も、練習中の曲に
題名を付けさせよう!と思いました。
「S君、この曲綺麗だね。 S君ならば、何て云う題名を付ける? 考えてみて!」
6月15日、7月5日、10月26日の記事にも書きましたが、S君は語彙が豊富で、
とても文章のセンスがあるのです。
この、楽しくて綺麗な曲に、S君はどんな題をつけるのかな~??
すると、S君はしばらく考えた後、
「僕ならば~ “春の日に桜散る” と云う題を付けますね。」と答えたのです!
え~っ!! 桜散る~っ!?
何で、そんな題名を付けるの~!? 縁起悪いよ~っ!(涙)
と思ったものの、そこはワタクシも大人ですので(^^)v
「あら~素敵な題ね! それでは、桜が散る様子を思い浮かべながら弾いてみてね。」
と言ったのでした (笑)
そして次男の受験は無事に終わり、念願の大学生になりました。
喉元過ぎれば熱さ忘れる~で、今では、そんな出来事も懐かしく思い出すのでした。