昨日の午後、電話が鳴りました。
全然見覚えの無い番号でした。
電話に出ると、それは落ち着いた女の人の声でした。
「あの。。。◯◯さんから聞いたのですが、
先生は発達障がいの子達に、ピアノを教えているとうかがったのですが。」
「はい、教えております。」と応じると、
実は私の息子は発達障がいで。。。。と、
そのお母様は語り出しました。
話を聞くと、
息子さんは4月から中学2年生。
知的な遅れは無いのですが、アスペルガーの診断を受けているそうです。
思った事を、すぐに口に出すのでトラブルが多く、
加えて、最近は反抗期なのか、直ぐに切れて暴れたり暴言を吐いたりするそうで、
お母様は、ほとほと困っていらっしゃる御様子でした。
そのせいか、お母様御自身も鬱病のお薬を飲んでいらっしゃるらしく、
相当疲れている様子が伝わってきました。
私は、お会いした事の無い その子に思いを馳せながら、
なるべく相づちだけを打つようにして、お母様の話を聞きました。
お母様は、私に心を許したのか、延々と喋り続け、
気がついたら50分近く語っていらっしゃいました。
ひとしきり喋り終わると
「今日は、話を聞いてくださってありがとうございました。
本当に気持ちが楽になりました。」
と何度も何度も仰いました。
その男の子は、ピアノに興味はあるらしいのですが、
お母様の提案や誘いは、ことごとく反発するそうなので、
実際に習いに来られるかどうかは分かりません。
でも、私と喋った事で、そのお母様の気持ちが楽になったのならば、
少しはお役に立てたのかな。。。と思った出来事でした。
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