長年、ピアノ教師をやっていますが、
今でも まだ、合格させるかどうか?迷うことがあります。
その基準は一律ではなく、
年齢、レッスンを始めてからの年数、能力~等、
様々な要素が絡んでくるからです。
ピアノを始めて1~2年の生徒さんには、
自分で音符を読んで正確に弾く~と云う事が、
1番重要なポイントですので、
脱力などを見つつ、正確に弾けたら合格にします。
初心者も、2~3年経ってくると、
正確な音と同時に、強弱などの音色や、フレーズの取り方も、
気をつけなければなりません。
なので、例え正確に弾けたとしても、
音色が適当だった場合は、合格にはしません。
意外と厳しいのです(笑)
とはいえ、生徒さんによっては、
忙しくて時間が取れない子もいますし、能力もそれぞれですので、
2週連続で、似た様な弾き方をしてしまう子もいます。
その場合は、1曲だけは(おまけで)合格にして、
その他の曲は「もっと上を目指そうね!」と励ましつつ次の週に持ち越します。
あと、例えば、定期考査が近づいている中高生には、
譜読みの煩わしさから解放させてあげる為に、
上手に弾けていても、「もう1週弾いてきてね。」と言うようにしています。
音楽が息抜きになればいいなぁ~と思っているからです。
それから、発達障がいの生徒さんには、
先に進むことよりも、理解させることや楽しむことを優先させていますので、
少しずつ、ゆっくりと1曲を仕上げるようにしています。
先を急ぐよりも、その方が確実に実力が付くからです。
。。。以上の様な、大雑把な基準を設けてはいるのですが、
その子の性格、能力を見極めつつ、臨機応変に対処しています。
とはいえ、レッスンが終わった後になって、
「あの曲、合格にしてあげれば良かったかな。。。」とか、
「もうひと頑張りさせた方が良かったかも。。。」等と、
思うこともしばしばです。
「合格」に関しては、ピアノ教師も何時も悩んでいるのですよ
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