土曜日は、ルイ君(広汎性発達障がい・5年生)のレッスンでした。
最近ルイ君には、リズム打ちの指導もしています。
私が手拍子でリズムを打ち、それを真似させて、リズム感を養う指導です。
数ヶ月前、ルイ君は、1小節のリズム(例 タン タタ タン タン)さえ真似することが難しく、
リズム打ちの度に「無理です~」と言って、イライラしていました。
ところが、先々週あたりから、難なくリズムを覚えられるようになってきました。
ルイ君はとても嬉しそうで、少し自信が付いたようです。
そこで私は
「ルイ君、今日は、少し長いのをやってみようか?挑戦してみる?」と尋ねました。
するとルイ君は「はいやりますっ
」と言って手を挙げました。
私は、2小節のリズムを打ちました。
すると、少し戸惑いながらも、上手に打つことが出来ました。
私とルイ君はハイタッチをして、喜び合いました
その後も、違うリズムを数回やったのですが、かなり出来るようになってきました。
これは大きな進歩だと思います。
その後、お母様がお迎えに来られたので、
「ルイ君、2小節のリズム打ちを、覚えて真似が出来る様になりました。
短期記憶が伸びていると思います。」とお伝えしましたら
「ああ、それは嬉しいです。
検査では、毎年、記憶の能力が1番低いので。」
と仰いました。
確かにルイ君は、健常の子と同じ位 話すことが出来ます。
私が、簡単な言葉で説明したことを、難しい言葉で言い換えたりする程です。
また、理解力も、それ程未熟ではないようです。
ルイ君のウイークポイントである【記憶】の領域を鍛えることによって、
もっともっと、ルイ君の可能性が広がるかもしれません。
わたしも、そのあたりを、もう少し勉強しなければ~と思ったのでした。