ららみ先生のピアノのおけいこ

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短期記憶を訓練しよう~広汎性発達障がい

2018-10-01 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

土曜日は、ルイ君(広汎性発達障がい・5年生)のレッスンでした。

最近ルイ君には、リズム打ちの指導もしています。

私が手拍子でリズムを打ち、それを真似させて、リズム感を養う指導です。

数ヶ月前、ルイ君は、1小節のリズム(例 タン タタ タン タン)さえ真似することが難しく、
リズム打ちの度に「無理です~」と言って、イライラしていました。

ところが、先々週あたりから、難なくリズムを覚えられるようになってきました。

ルイ君はとても嬉しそうで、少し自信が付いたようです。

そこで私は
「ルイ君、今日は、少し長いのをやってみようか?挑戦してみる?」と尋ねました。

するとルイ君は「はいやりますっ」と言って手を挙げました。

私は、2小節のリズムを打ちました。

すると、少し戸惑いながらも、上手に打つことが出来ました。

私とルイ君はハイタッチをして、喜び合いました

その後も、違うリズムを数回やったのですが、かなり出来るようになってきました。

これは大きな進歩だと思います。

 

その後、お母様がお迎えに来られたので、

「ルイ君、2小節のリズム打ちを、覚えて真似が出来る様になりました。
短期記憶が伸びていると思います。」とお伝えしましたら

「ああ、それは嬉しいです。
検査では、毎年、記憶の能力が1番低いので。」
と仰いました。

確かにルイ君は、健常の子と同じ位 話すことが出来ます。

私が、簡単な言葉で説明したことを、難しい言葉で言い換えたりする程です。

また、理解力も、それ程未熟ではないようです。

ルイ君のウイークポイントである【記憶】の領域を鍛えることによって、
もっともっと、ルイ君の可能性が広がるかもしれません。

わたしも、そのあたりを、もう少し勉強しなければ~と思ったのでした。

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