最近は、インフルエンザが警戒レベルに流行しています。
近郊の小中学校でも、学級閉鎖や学年閉鎖になったと云う話をよく聞きます。
Aちゃん(小5)もインフルエンザになり、先日のレッスンはお休みしました。
振替レッスンを土曜日(今日)にお約束していましたので、
昨日の朝、確認の為にお祖母ちゃんに電話をしてみました。
Aちゃんの家は、お母様がフルタイムで働いていますので、
ピアノの送迎は、たいていお祖母ちゃんがされています。
お祖母ちゃんによると、Aちゃんはすっかり良くなられたそうで、
「土曜日はレッスンに伺います。」とのこと。
安心したところで
「最近、お会いしませんね。」とお祖母ちゃんに尋ねました。
最近は、ピアノの送迎は ほとんどお祖父ちゃんなので、
どうされたのかな~と思っていたのです。
「実は、圧迫骨折しまして、寝込んでいました。」とお祖母ちゃん。
「え~っそれは大変でしたね。」
「はい、大変でした。」
「最近お祖母ちゃんが来られないので、Aちゃんに、
『お祖母ちゃんどうしたの?』と、何度か訪ねたのですが、何にも答えなくて。」
「あら、そうでしたか。」
Aちゃんは、とても人懐っこいお嬢さんで、
お家の事、学校の事、何でも私に喋っていたのですが、
去年の夏を過ぎたあたりから、ちょっと雰囲気が変わってきました。
私に対して、きちんと敬語を話すようになり、
他愛ないお喋りを、あまりしなくなってきたのです。
女の子の転換期は、だいたい5年生で、
そのあたりから少しずつ、親や先生に秘密を持ち始めます。
秘密と言っても、それは些細な事なのですが、
「もう子どもではありません」と云う小さな抵抗なのだと思います。
Aちゃんは、その転換期が、ほんの少し早く訪れたということでしょう。
成長の、こんな変遷を見つめられることも、ピアノの先生の醍醐味だと思います