『クラブのセッティング』
その言葉の持つ意味 は未だに
一般的なゴルファーとハミングバードでは大きく食い違います。
一般的なゴルファーは
ドライバー
3番ウッド
5番ウッド
アイアンを
5番~SW(8本)サンドウエッヂ
そして パター
さて 5番ウッドと5番アイアンの間に
7番ウッドや9番ウッド か
ユーティリティクラブの4番を入れるか、5番を入れるか
という
弊社で言うところの単なる 「番手構成」 を
『クラブセッティング』 と思われているフシがあります。
何番や何度のロフトが入っているか
ルール内(パターを含め14本)のクラブ構成を
『クラブセッティング』 だと思っています。
車に例えるならば
車輪は4本あるので とりあえず4本タイヤを装着する
それに匹敵します。
タイヤにもサイズがあるでしょう。
それが4本揃っている とか
前輪同士、後輪同士揃っている、
その車の性質や特性、使い方に応じたモノか、
4本の空気圧はそのタイヤに適切なモノになっているか、
同じお金をかけて タイヤを変えるなり 購入するのなら
その位は考えても 損はないと思います。
クラブの番手構成をしても
まんべんなく ロフト構成をして クラブの本数を埋めても
その ロフトが適切に使える、
自分にとってそのロフトが使えるスペックでなければ
ロフトそのものの意味が無くなります。
ハードなスペックを使えば
自分が鍛えられ パワーがそのクラブなりになったり
することは 願望でしかありません。
よく典型的な例ですが、市販のクラブのライ角度を調整依頼に来られる方の
ほぼ全員が オーバースペックな状態です。
そのクラブのスペックでは
ショートアイアンであっても、鬼の首を取ったように
親の仇のように振り回さなければ 当たらない状態 です。
お店の鳥かごの中ですら 硬すぎのシャフトのせいで
ボールに届くまでに何球もかかる状態です。
そのスペック、明らかなオーバースペックの状態で使うのであれば
ライ角度はほぼ機能していません。
現在、引っかかっているのをライ角度で調整しても 意味はありません。
段々、暖かくなりますが、夏になるとやっと当たる硬さ…
これが 自分のスイングにどう影響するか も考えてみるべきです。
『ゴルフクラブのセッティング』 とは
番手構成したモノ、ロフトをまんべんなくそろえたモノを
似たような感じで、似たような振り加減やタイミングで
使えるようにする「セッティング」のコトを指します。
ピアノやギター、ヴァイオリンでも そう言った調整がある筈です。
市販のモノをいじらず そのまま買って使う にしても
番手構成とともに その中身、そのスペックにも
注意しないと その番手構成、ロフト構成の意味がなくなってしまいます。
シャフトがⓈの硬さと表記してあれば全部共通
なんてことはあり得ません。
そのシャフトのⓈは そのシャフトのⓈであって
機種違い、メーカー違いの共通ではありません。
そして 根本的に そのⓈが自分に合っているのか
そのシャフトの硬さによって 自分はどういう影響を受けたいのか
どうなっていきたいのか
考えても 損はないと思います。