あるお客様から 『アイアンが少々引っかかり気味で
ライ角度の調整で修正ができるのであれば…。』との
お問い合わせを頂きました。
過去のブログ記事の中で、
アイアンフェースの打痕 と
ソールに付くコスリ跡
の写真を送って頂きました。
二つの写真を縦に並べると
分かりやすいと思いますが、
ソールの傷跡とフェース面のボール痕の関係は
ある意味とても良好な状態で、
ライ角度の調整は「有効な状態」です。
ライ角度の調整であれば
全体的に、ですが 0.5度程度の調整で
結果が変わってくると思います。
この件…と言う訳ではありませんが、
気温が下がって『ひっかり始める』というのは
☛シャフトが硬い
☛ヘッドが軽い
少しきつくなり始めた兆候の可能性もあります。
ゴルフスイングとゴルフクラブのメカニズムは
シンプルに考えたいところですが、
ボールは立体に飛ぶので
上下の方向(角度)と左右の方向(角度)が
混じり合ったものです。
それはスイングにおいても同じで、
正常な、正しいゴルフクラブの移動というのは
結果、はた目からは先端は円を描きますが、
何かの軸点があって『クラブが回転』するのではなく
クラブを持った自分が回転するモノです。
イメージし難いかもしれませんが、
その大きな円弧に沿って
クラブはスライドしていくのが
クラブの機能としては正しい使い方です。
スライドとは グリップとヘッドが
概ね同じとは言わないまでも
似た量移動する と言うのが本当です。
それをグリップを動かさず
シャフトの角度だけ変えてしまう というのは
スイングのひどい錯覚から始まってたりもしますが、
ヘッドが軽い
シャフトが硬く
クラブそのものを移動させる機構・機能が薄い
クラブを使ったり、
ほのか~に体力が落ちたり、
気温が低くなり、モノも堅く、体も堅くなったりすると
ボールに届かなくなるのです。
適正なスペックなクラブの場合、正しくは
クラブに誘導されて 体の左にグリップが、クラブが
押され 振り遅れないで済むので ボールに届きます。
届かなければ 何かをして届かせようとしますが、
殆どのケース 左グリップを支点として
右手を伸ばしたり、右サイドを下げたりして
届かせますから、その行為はイコール上向きを
造ってしまい、その分 体は開きます。
インパクトというのは
概ね…厳密にする必要はありませんが、
アドレスに似た、体の正面でボールを捕えます。
よほど個性的なスイングでない限り、
✋右向きは進行方向が下向き
✋左向きは進行方向が上向き
と言うのが必ず絡んできます。
スイングの問題はさて置いて
ボールが引っかかり始めている
というのは
そのクラブ~そのスペックでは
ボールに届かなくなり始めてる兆候
と見て間違いないでしょう。
ヘッドを重くしてやる
シャフトを柔らかくしてあげる で
簡単に解決します☆