置き去りくん(比較映像)
お答え…に対し、別なサンプルを挙げてお話しさせて下さい。
まずは この スイング比較を ●二つ● ご覧ください。
二つのスイングは 左右が逆になっていますが、
上の右のスイング と 下の左のスイング は
とても似ています。
スイングを造る際、スイングを変える際、
何度も言って? 書いていますが、
一番変わるべきところは
動作 や 恰好(見た目)
ではなく、
スイングの概念というか、イメージと言うか、
一番根本、スイングを行う前の
どうクラブを振って? 扱って ボールを打つか
というコト です。
何度も書いていますが、おそらく 漠然とし過ぎていて
それを 恰好 形で真似るしか 再現方法はない
と考える方も少なくないと思いますが……。
では 解説します。
もう一度 こちらの動画をご覧ください
トップの形 や テークバックの取り方は
個々の個性の違い 位で似ていますよね。
しかし 切り返しからダウンスイングに入るところで
大きな違いが出てしまっています。
㊧のスイングは 基本、からだの回転が直接、ボールを打つ
と言う行為が垣間見えます。
㊨のスイングの場合、からだは回しますが、
腕~グリップは置き去りです。
二つを比べると ㊨のスイングに変な 間 が有りますよね
故に ㊧のスイングでは そのからだの回転による遅れ は
ロフトの立ち に転換出来るので、そのままからだの回転を
終了までし続ければ 良いだけ です。
㊨のスイングでは その遅れ は ロフトの開き になってしまうので
このままでは ソールでボールを打つコトになり、
フェースでボールが打てません。
ロフト(フェース)の開きを取り戻さなくてはなりません。
それをするには からだを止める必要…
この場合は左サイドを止める必要が出てきます。
ここまで書くと まるで「スイング技術解説」をしているか、のような
誤解を招きますが、動作や技術の話し ではありません。
スローなスイングや素振りのイメージなどで
からだの回転に対し、腕を遅らせて、フェースを開き、
その後、それを取り戻す という ボールさばき から逃れない限り、
どんなテークアウェイをとっても、どんなトップの恰好を作っても
結局、ダウンスイングで「自分の」打撃に修正してしまいます。
打撃の根幹の部分で 「ヘッドを振る」
ヘッドを振るコトが打撃そのもの であり、
ボールを遠くに飛ばす、強く叩く に意識として根付いている ので
それを実行するためには 遅らせる行為もパックとして必要になります。
ヘッドを振る行為を「必然」とする為の
遅れ作り、ダウンスイングでのフェースの開き
それが生じる からだに対する左腕の遅れ は意図的に行われている
可能性が低くありません。
スイング動作、動きについて 解説することはあっても
それは 「ヘッドを振らない」感覚を身に付けるため のモノ で
「ヘッドを振らない」感覚が理解 出来れば
テークアウェイの方法 も トップの位置 や恰好も
勝手におさまって行くモノです。
スイング造りについて 知るべき点はそこだけ
と言っても間違いないかも知れません。
その掴みドコロのない煮え湯をゴクリ と呑む
のは 何とも言えず 大変なモノ と理解していますが…