ゴルフクラブを調整する際、
もしくは選んだり、区別する際、用いられる一つの項目で
ゴルフクラブを有る基準の元、はかりに載せ
平たく言えば どの位 ヘッドが重いか 測ったモノ
そして それを数値化して表したもので
一般的には C-8 シーエイト とか、D-0 ディーゼロ をいう
単位?、呼び方が使われています。
![59010005_1](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/e/b/eb913297.jpg)
現在は 14インチ計という 天秤型の秤が用いられます。
単位で言うと Aから始めり B.C...と順に重くなり、
各アルファベットは 大まかに ゼロから始まり ...7.8.9.で
次のアルファベットになるという具合です。
大まかにですが 例えば D-0 と D-1 の違いは 約2g
ヘッドが重い、ヘッドが効いてると考えて良いでしょう。
『勘違いを引き出し易い要素』ですが、
コト スイングウエイト計、秤で測った数値 は
シャフトの重さに関係なく 単純なヘッドの効き です。
シャフトにはそれぞれシャフトバランスがあり、
概ね シャフト重量に関係なく、シャフトバランスは似ている為
例え シャフト重量40gであろうが、90gのシャフトであろうが
スイングウエイト…よくいうバランスの数値は同じです。スイングウエイトは 静的なバランスであって、
スイングした時、使ってみた時の 動的なバランスでは無い
と言う問題点があります。
今、現在 その使ってみた時、振ってみた時の
動的なバランスを表す何か、指標 は存在しません。
にも拘わらず、『スイング』ウエイトと言う名称が厄介かも知れません。
スイングウエイトは その長さ に対する ヘッドの重さ を表しており、
そのクラブの全体の重さ や そのクラブのシャフトの硬さ に対しての
数値ではありません。
確かに 同じ長さ、同じヘッドの重さ
でも装着されているシャフトが40gと90gでは
使った感じ ヘッドの重さは同じには感じられないでしょう。
軽いシャフト、
全体重量の軽いモノの方がヘッドは効いて感じるでしょう
![004](https://livedoor.blogimg.jp/hbs/imgs/f/4/f4893c57.jpg)
同じく、同じ長さ、同じヘッドの重さ であっても
シャフトの硬さが違えば 同じようには感じられません。
シャフトの硬いモノ の方が 感触として
ヘッドの重さは伝わりにくいため、軽く感じ易いのですが、
不思議な部分ではありますが、
その人の振り方や過去のクラブの変遷 などによって
シャフトが硬い方が 振り感が重く感じる人
シャフトが柔らかい方が 振り感が重く感じる人
は結構バラバラで、一概に「こうだ!」という指標は存在しません。
そう言う意味では
ある一つのクラブをセット、組み上げる際や
セットして流れを作る際の指標として スイングウエイト は用いるコト
は出来ても、
シャフトの硬さや全体重量の違い、シャフトの重さの違い がある
別のクラブとの 直接的な比較として
スイングウエイトは役に立っている とは言い難い部分があります。
ですので クラブを選び際、以前のクラブは D-0 だったから
次のクラブも D-0 にするとか
シャフトの硬さや重さ、全体重量の大きく異なる際の
スイングウエイトの統一 は正直、あまり意味も持ちません。
残念ですが、ゴルフと言う娯楽が 定着するまでに
別の 動的バランスを測る、比べる方法が根付かなかったため
今も 静的なバランスである スイングウエイトが
唯一の クラブのバランス となってしまっている とも言えます。