【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

ゴルフクラブの悩み☆アイアンとドライバー(ウッド)の噛み合わせ

2023年12月31日 20時51分16秒 | ゴルフ
    • (長崎通信)

 

 

  • BDNy9S3CYAAO44N

    (店主)
    本当にそうですね。

    現状のゴルフクラブの 変化/進化は歪な方向に進んでいます。
    この部分が 現在のゴルフクラブの最大の問題点 です。

    👉ドライバーは飛ばない と売れませんので
    シャフトがどんどん柔らかくなっています。
    2021年現在の 一般的なSRシャフト は
    20年前の レディース相当 です。


    👉一方、アイアンは一本売りが基本ではないので
    セットを #6~PW 5本にしたり、と
    『低予算でないと』売れません…。
    基本、硬いシャフトではほぼ商品の違いによる性能差
    は出ないので ブランドと価格のみが『セールスポイント状態』

    "その結果のスチールシャフト装着" であって
    スチールシャフトが良いから、ではない
    安かれ、悪かれの売り手都合が続いています。


    本来、コース、現場では
    一球交互交互に打つ ドライバーとアイアン が
     振動数230cpm-ドライバー と 320cpm-アイアン の差…。
    必ず ミスが出る、
    ミスが出るように誘発されるスペックの差
     です。

    そのミスが出ないようにするため 練習の数、頻度を増やすと
    『当然』ボールの置き位置(右打ち)が
    ドライバーは㊧ 👉左かかと前位
    アイアンはは㊥ 👉人によっては真ん中よりも右
    へ行き着くことになり、そのボールの場所の違い から
    結局、同じスイング、同じタイミングでは当たらない、
    コースの傾斜や景色で ボールの位置のズレのよるミス…
    それもまた 当然の帰結 です。
    002
    230cpm-ドライバー 320cpm-アイアン
    市販のごく一般的な組み合わせ だと
    パワーのある人はドライバーに悩み
    パワーの無い人はアイアンに悩みます


    スイングの問題があっても、無くても、
    空中にあるボールを打つドライバーは
    250cpm を 220cpm に変更しても、その逆の
    220cpm を 250cpm に変更しても、
    ある程度 慣れてしまえば なんとかなりますが、
    地面にあるボールを打つ アイアンは そうは行きません。

    320cpmを 300cpm にしても
    まだまだ はるかに硬く、代り映えがしません。
    280cpm でも まだまだまだ 硬く
    それ以下に 落とすには スチールでは難しい…。
    それを『クラブで解決』しようとすると
     いきなり 倍、倍以上 単価が上がる

    おそらく ゴルフクラブの最大の問題はココ なのでしょう。

    カーボンシャフト(グラファイトシャフト) は
    スチールシャフト とは 発想が全く別です。
    シャフトを歪ませない、変形させないコトが
     基本思想なスチールシャフト
    シャフトを歪ませる、変形させるコトが前提で
     その復元や力の逃がしを考えているカーボン
    前者が強度発想 で 後者は剛性発想 です。
    まあ 言ってしまえば 前者は旧世代の産物…。
    ですので 300cpmのスチールシャフトの相当するのは
    250cpm それ以下のカーボンシャフト装着品、
    220cpmの硬さのドライバーに適したアイアンの硬さは
    230~235cpm-5番アイアン相当 です。
    そんなモノは 市販のクラブには存在しません。

    在ったとしても 超高額か、
    超軽量ヘッドの付いた 後期高齢者仕様、
    一般的な アイアン購入者の頭の外の商品です。
     
    IMG_0591


    アイアンに硬さにドライバーを合わせると
    体を傷めることになり、
    ドライバーの硬さにアイアンを合わせようとしても
    市販にはそういう系列のアイアンは存在していない。

    使う予算を抑えるため
    中古市場で売ったり、買ったり しても
    名称と色柄が変わる、毛色が変わるだけで
    その構図の中から抜け出せないのですから
    本来、クラブの買い替え、それに伴う迷い
    も ゴルフの楽しみ だった筈なんですが…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カーボンシャフトは軽い❓

2023年12月31日 00時16分06秒 | ゴルフ

Q;軟鉄ヘッドにスチール(硬さはR)のアイアンを使っていたのですが、
C社のアイアン(カーボン・硬さはR)に変えたところ、
うまく当たらなくなってしまいました。
軽すぎて手打ちになってるような気がします。
ウェッジがダイナミックゴールドS200で、こちらはうまく打てるので、
同じシャフトのアイアンセットに変えようかと思ったのですが、
年齢も50歳超えて100切りできていない人が使うシャフトじゃない
と周りの人から言われます。
どうしたらよいでしょうか❓

482780_170286899788602_2041560344_n
 

店主:一概には言えない部分がたくさんあります。

 市販のアイアンヘッドとは言え ヘッド重量には幅があり、
 5番アイアンでも 235gのモノもあれば
 258gのモノもあります。(その差約20g以上)
 これに重心位置(重量の中心点)特性もあり、
 重心がシャフトから離れているモノほど
 同じ重量でも 重く感じ易い のです。
 …以前に お使いであった 軟鉄のヘッドが重い可能性もあります。

先端部(ヘッド)局所的に20gに重たいアイアンが重いのか
1mの長さに分散した20g重たいシャフトが重く感じるのか
 どっち だと思いますか❓
IMG_0624

 また ゴルフ産業が右肩上がりの時代は
 各メーカーも良心的で カーボンシャフトのアイアンには
 その重量配分特性(強度の必要な先端部を過度に重くする必要が無い)から
 重いヘッドをカーボン専用で作っていましたが、
 今は業界全体が上級者用のダウンヒル張りに右肩下がり、
 スチール用、カーボン用とヘッドが判れていません。
    例:スチール用 235g カーボン用 255g
 スチール用しか造られておらず、それがそのままカーボンにも装着されます。
 カーボンのアイアンを選ばれるお客様は総じて(予算の都合)
 高齢のため、軽めのヘッド(振り易い)を好まれるので
 軽いヘッド重量、軽いスイングウエイト(バランス)設計です。

 また シャフトの特性としては
 スチールは総じて 動きは遅いですが、動きは少なく
 カーボンは 動きは速いですが、動きは大きく なりがち です。
 Rシャフトとは言っても 各社、各機種によって
 全く異なり、Sとか、Rとか その分け方が
 正直、まったく無意味なモノ と言っても決して過言ではありません。
 その双方の硬さ も 重さ感にも大きく影響を与えます。

IMG_0628


 カーボンシャフトはスチールに比べ コストがかかるので
 よりコストのかかる柔らかいモノ(安全性を考慮し)は
 大手メーカーは採用しませんので
 カーボンにしたから と言って 柔らかい=楽 とは限りません。

 振動数という シャフトの硬さを測る、目安になるモノが
 ありますが、(シャフト以外を同条件とすると)
 スチールで 300cpm(数値の大きいものほど硬い)に相当する
 カーボンは 250~260cpm位(復元が速いので硬く感じる)
 ですので 単に数値比較をしても 判断が出来ません。
 (シャフトの性格によって多少異なります)

◌軽いヘッドの付いた 復元の早いカーボン
◌重いヘッドの付いた 復元の遅いスチール


 重い、軽い と「感じる」のは複合した要素が絡みます。
 ヒトによっては シャフトが硬いと軽い と感じる人もいれば
 シャフトが柔らかいと重いと感じる人、
 (どういう 振り方をしているか によります)
 ご本人も合わせ、ある程度のデータ比較をして見ないと
 一概に カーボンは軽い、スチールは重い、
 の判断は時期尚早の可能性があります。

IMG_0504


 カーボンの良さを考える
 スチールに比べ 先端を補強しないで済むので
 重いヘッドを装着するコトが可能です。
 また、アイアンであっても ヘッドの大きな
 キャビティの深い モーメントが大きい、
 上がり易い、ミスに強いものとの相性も良いです。
 シャフトによる ヘッド重量差異の観点からも
 ウッド、アイアン共に カーボン揃いの方が
 (絶対条件として 硬さが共通している)
 双方に 良い効果が出易い ですので
 易しくしたい と言う意識であれば
 カーボンシャフトをお薦めします…が
 硬さを選び、ドライバーと合わせる
 カーボン…となると 初期コストがかかるのは否めず、
 おそらく その観点、予算の都合上👉スチールのアイアン
 と言うのが 正直なところ、最大の要因だと・・・。
 自分に適応した、ウッドとも仲の良い
 ヘッド重量のしっかりした カーボンのアイアン
 となると 決して安くなく、
 その反対の 昨今のドライバーとは相性最悪(硬さが違い過ぎる)、
 ヘッド重量の軽い、小振りな スチールシャフト装着アイアン
 捨て値💸で 硬いシャフトの墓場👉中古ショップにあります。

IMG_0491
 
 予算の問題を度外視するのであれば
 シャフトの素材 ではなく
 自分の体力の応じた「ヘッド重量」
 自分の振り方に適応した「硬さ」「柔らかさ」
 ドライバー、ウッドと相性の良い「硬さ」
 特に シャフトの重さよりも シャフトの硬さ
そして セット全体の流れ に重点を置いて
 クラブを選ばれることを強くお勧めします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする