【スイング再生工場】絶滅危惧種のゴルフクラブ造ります

重いヘッド&柔らかシャフトを通し、ゴルフを考え スイングを学べるクラブを追求! 誰よりも振らず誰よりも飛ばすをモットーに

クラブの沼

2024年07月18日 21時11分26秒 | ゴルフ

先日、こんなコトがありました。

質問「アイアンを買い替えたのですが…
 ちょっと ロフト角度、ライ角度を見て貰いたいのですが…🙄」

店長「はい。

 どんな状況なんですか❓」

質問「新たに買ったアイアンが上がらない…んです。」

店長「見てましょう。

 今まで使って来た『セット』を見せて下さい。」

質問「はい。」

✅全部の数値は除きますが、
 今までのセットは
 ドライバーで  振動数(硬さ)225cpm (45.5in)
 #5アイアンで  振動数251cpm
 ヘッドは 面の長い(重心距離のある)、 重心の低い、
 キャビティの深い 上げ易いタイプの形状 です。

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 ドライバーから見ると アイアンはもう少し『柔らかい』方が
 より良い😊と思いますが、このセッティング(違い)によって
 悩みが深まる…と言うほどではないですね。

✅一方、新たなアイアンは
 マッスルバックの小振りなタイプ
 #5アイアンの 硬さは 293cpm


 ご本人曰く シャフトの硬さ表記は 双方、Ⓡ で同じ…と😵

店長「少し打ってみて頂けます❓」

質問「はい。」

店長「・・・ かなりトゥ側 先っぽに当たっていますが…
 ボールが上がらないのとは『結びつかない』ですね。」

質問「え?!」

店長「例えば 今、現在 先っぽに当たっている とします。
 ライ角度の調整(軟鉄)で それを手前、ヒール側に移すのには
 アップライトに調整するコトになります。

✋✋ボールが上がっていない症状の原因は
 ライ角度とかロフト角度の問題では無く
 シャフトの硬さが
 251cpm
 → 293cpm に上がり
 …つまり シャフトが硬くなり、
 ボールがちゃんととらえられていない、
 当たりが薄い のが 原因 でして
 当たりが先っぽだから アップライトにすると
 よりヘッド位置が高くなります から
 症状はより深まります。

 シンプルに数値で言うと
 251cpm → 293 って
 Ⓡを使っていた人が 急にⓍに変えた のと同じです。

 今使っているドライバーと組み合わせるのであれば
 コースで ⓇのドライバーとⓍのアイアンを
 交互に使うことになりますが…大丈夫ですか❓」

質問「。。。。。。。。」


店長✋新しく買ったアイアンだから
 上手く当てるために 一生懸命練習し
 ボールが上がるようになる😶
 ある程度の期間、練習すれば
 新しいアイアンでも ボールは上げられるようになる
 と思いますけれど、
 それは 今のクラブの動かし方、使い方、振り方、
 ボールの置き位置、構え方、トップの位置、タイミング 等等
 何かを変えることになりますので
 新しいアイアンが馴染むと同時に
 今まで『使えている』 ドライバーやウッド、ユーティリティなどが
 当たらなくなりますし、
 『かなりの可能性で 飛ばなくなります。』」

80549998

質問「えええええええええ」

店長「今までのクラブは 決してスゴイ硬い訳ではないですが、
 トゥダウンするには不十分な硬さ ですので
 握っているシャフトと打点の距離感って
 (フェースのどこに当てるか)
 練習で掴むんですけれど
 今は ドライバーとアイアンの関係は悪くないんですが、
 マッスルバックの新しいアイアン に慣れると
 ドライバーは 強烈に ヒールで打つコトになる可能性があります。

 前門の虎、後門の狼 の状態です。

 すごく多い例なんですけれど
 多くの方は ヘッド、ヘッドの機種、ブランド
 ソチラを軸に クラブを選び、購入されますけれど
 クラブの使い易さや打ち易さ、慣れ、
 スイングに与える影響の殆ど は
 『シャフトの硬さ』です。

 ヘッドは そのシャフトに対する『重さ』でしかない
 と言っても 良い程 です。」

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ボールをヘッドで弾く…の❓

2024年07月18日 20時35分13秒 | ゴルフ

店長「ズリズリドリルの派生で
 ちょっと確認して貰いたいことがあるんですが…。」

ST「はい。」

店長「今度は全く逆で
 アドレスで テークアウェイを一切取らず
 ボールにヘッドを当てて
 打つ というか ボールを『どかせて』貰いたいんですね。」

ST「はい。」

店長「私が見る 多くの場合、
 アドレスからボールに当てると
 必ずと言って良い程
 ヘッドを ブッと送る、前に出して
 ボールを弾いてしまう人が多い気がするんです。

〇リリースの違い ヘッドを出すかor廻るか - frame at 0m34s

 アドレスからボールにヘッドを当てますので
 助走がない訳ですよ。
 助走が無いですから ヘッドスピードも殆ど無い。
 ヘッドの質量とゼロに近いようなヘッドスピードで
 ボールとコンタクトしますから
 始めに言った通り ボールを『どかす』程度
 でしか 打つコトが出来ない。
 数メートル コロコロ転がる程度です。
 遠くに飛ばすことも、強い球にするコトも
 出来ません。

 ボールとヘッドがコンタクトする『だけ』です。

 ボールを遠くに、もしくは強く移動させる
 エネルギーの源は 教科書的には
 からだの向きを変えて 作る移動のエネルギーが
 ない訳ですから…。


 ところが 多くの人は
 この条件であっても
 ヘッドを振って、ヘッドを前に出して、ヘッドで弾いて
 ボールを打とうとしてしまう。

 そして これが ショットのベース(基礎)になっちゃう。
 ヘッドを振って ボールを弾く
 それが ショットのベースだと…😵😵😵」

ST「。。。。。。。。」

店長「テークアウェイ無し で ボールに当てる
 それをヘッドを前に出して 弾いて打ってしまう が
 ショットの、スイングの基礎になってしまうと
 その打撃(と呼んで良いか微妙ですが)には 作法
 スイング動作は要らない訳ですよ。

 アドレスの姿勢のまま、右打ちなら右手を伸ばすだけ。

 ヘッドを振れば それは円形に動きますから
 からだの回転の 円 は要らない。

〇ハンドターン(ローテーション)とボディターン - frame at 0m13s

 この『ボールをヘッドで弾く』
 が 多くのアマチュアのショットの原型だと感じるんですね。 
 これには 動作は右手の伸ばし というか、
 リリースする動作しかないですから スイングの型
 みたいなモノは存在しない。
 にもかかわらず ソコに型とか、セオリーみたいな
 自分の打撃には不必要なモノを組み込もうとするから
 矛盾の迷路から逃れられなくなる って言うのが
 アマチュアのかなりのパターンな気がするんです。」

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