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「大観静思」 斎藤隆夫 / 経営の一言

2017年10月22日 | 経営の一言

はじめに
 最近の国会で「共謀罪」の議論がされています。
 こんな時に私が思い出すのは、下記でご紹介する斎藤隆夫先生です。
 斎藤先生の考え方の特徴を表した「大観静思」は、
 現在の経営者の参考になると考え、ご紹介したいと思います。

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第340回記事(2017年6月5日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 「大観静思」 斎藤隆夫 / 経営の一言
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言葉の意味
 「大観静思」この言葉を見ただけで、私は好きになってしまいました。
 しかし、調べてみても明確な定義は出てきませんでした。
 そのため、
 変化の激しい世の中において、小さな変化ではなく、今後の大きな変化を大局的に観て、
 今後の対応・実効策を静かに思い描く
 という意味だと勝手に解釈させてもらっています。

斎藤隆夫先生について
 旧但馬の国、現在の兵庫県豊岡市出石町中村生まれ。
 学びたいとの一心から、東京まで徒歩で上京され、厳しい弁護士試験に合格。
 その後、37年間国会議員をされていました。
 2・26事件直後の国会での1時間25分に及ぶ「粛軍演説」(軍は政治に関与するなという演説)は有名。
 その後の演説でついに国会議員を除名。(まさに、「命がけの咆哮」です。)

「大観静思」の額が飾られている、静思堂について
 先生の生まれ故郷の豊岡市出石町中村に斎藤隆夫記念館静思堂として存在します。
 
 評論家の草柳大蔵先生を主唱者として、
 「自分を見つける空間」
 として造られています。
 
 特に、講堂のような広い部屋から白い枯山水の広い庭を見ることができ、
 一人だけで「静思」するには適切な場所となっています。 
 入り口には、斎藤隆夫先生の銅像もあります。
 

 井上 直久

PS
斎藤隆夫先生が活躍されたのは、第二次世界大戦前後ですので、お名前を知らない方も多いと思います。
しかし、京都新聞でこの記事を書いた直後に、お名前を見つけてしまいました!
それは、6月11日の地域関係の記事で元首相芦田均先生に関する記念講演会の記事です。

「日中戦争を批判して議員を除名された斎藤隆夫を擁護した・・・」

福知山とは地域的にも近いのでなにかと交流があったのかもしれませんね。

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「強みの上に築け!」 ドラッカー / 経営の一言

2017年10月01日 | 経営の一言

京都では桜の開花宣言だ出されましたが、東芝さんは大変な状態ですね。
かつて(三菱重工さんを出し抜いて)ウエスチングハウス社を買収した時、
経営者が素晴らしいと私は思っていたのですが・・・。

今回は、5回続けてきたドラッカーさんの著作・思想関係の本の紹介を終わりましたので、
ドラッカーさんの言葉を拾ってみました。

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第332回記事(2017年4月3日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 「強みの上に築け!」 ドラッカー / 経営の一言
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「強みの上に築け!」
                                 byドラッカー

◆前半部分の原語はいくつかあるようですが、
 「Built on strength」
よりも
 「Built on your own strength」
が個人的には好きです。
◆経営者の条件(上田惇生先生翻訳。ダイヤモンド社)の中に以下の記述があります。
 何かを成し遂げるのは、強みによってである。
 弱みによって何かを行うことはできない。
 できないことによって何かを行うことなど、到底できない。

                                         井上 直久

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PS
中小企業の経営者の方に伺うと、「強み」など無いと言われるのですが、
必ずあります。
強みを見つけ出せない経営者の方の支援ができないか?
そんなことを考えています

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経営の一言 「売り上げを追わない・・・」 傳來工房 橋本和良

2017年09月17日 | 経営の一言

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第326回記事(2017年2月20日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 経営の一言 「売り上げを追わない・・・」 傳來工房 橋本和良
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橋本さんは社長さんです。
下記の言葉は、2年ほど前にKBS京都のある番組で知った言葉だったと記憶しています。

「売り上げを追わない、品質が落ちるから。
仕事を追う。」

個人的にとっても好きな言葉です。
常にぜひ心に留めておきたいと思っています。
                                       井上 直久

PS
「傳來工房」という会社名を聞いても、どこの会社?と思われるのでしょうね。
その前に、どう読むのかわからない方も多いのではと思います。
「傳來工房」は「でんらいこうぼう(DENRAI KOHBO)」と読みます。
京都にある会社で、平安初期から約1200年続いている鋳造品を製造されている会社です。
鋳造というのは金属を高温で溶かして砂型等に入れて形を作る製造方法です。
詳しいことなどはホームページをお持ちなのでそちらでご確認下さい。
(ちなみに、豊岡市の城崎温泉にも約1300年続いている「古まん」旅館さんがあります。)

 
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経営の一言 「種蒔かずして小判も一歩もはへることなし」 井原西鶴

2017年08月27日 | 経営の一言

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第320回記事(2017年1月9日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 経営の一言 「種蒔かずして 小判も一歩も はへる例なし」 井原西鶴
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「種蒔ずして 小判も一歩も はへる例なし」
意味:何事も何か行動を起こさなければ何も得ることができない。




写真は、京都の石清水八幡宮の境内に2016年12月に掲示されていたもので、
新年の初めにふさわしい言葉はないかといろいろ探している中で、見つけました。
そして、この言葉は江戸時代の著名な浮世草子作者の井原西鶴が、
著書の「日本永代蔵」の中で書いている言葉だそうです。
日本永代蔵は、知恵と才覚によって長者となるまでの町人の生活をえがいた作品で、
日本初の経済小説と言われています。

井原西鶴が生まれ住んでいたのは大阪ですので、
商人(経営者)の行動をつぶさに見聞きしており、
そのことがこの作品につながっていると思われます。

新年の初めにあたり心に刻んでおきたい言葉です。
                                            井上 直久

備考:記載にあたりウィキペディアなどを参考にさせていただきました。

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「常に心掛けて陰徳を積むべし」 平尾源太夫 /経営の一言

2017年08月20日 | 経営の一言

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第314回記事(2016年11月21日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 「常に心掛けて陰徳を積むべし」 平尾源太夫 /経営の一言 
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先日、豊岡市森尾の平尾家住宅が公開されていたので見学に行ってきました。
平尾家は江戸時代に大庄屋を務めた但馬地方屈指の大地主で、
平尾家住宅自体が国登録有形文化財になっており、なかなか素晴らしいものでした。
当主は代々平尾源太夫を名乗られるようです。

見学に同行したした方から、
 「なぜ平尾家は財を成したのか?」
と聞かれて、商売で儲けられたらしいということを聞いていたのですが、調べてみました。
すると、近江商人の教えと同じような教えを子孫に残されていたようです。
その言葉を以下に書き出してみました。
平尾家が長い間繫栄している理由が理解できたように思います。
(言葉は、金光教阿倍野教会さんのHPを参照させていただきました。)

1)常に心掛けて陰徳を積むべし。
2)足るを知れば家は貧しくても心は福者なり。足る事を知らなければ家は富めりと云えども心は貧者なり。
3)家を治める事においては忍耐を第一とする。おごりをこらえて欲を抑え欲しいままにしない。
4)無理に利益をむさぼるは、かえって財を失う。
5)人の悪い事を告げるものがあっても、むやみにそれを取り上げない事。
6)何事も思慮分別のある人と相談して取り計るべし。
7)金銀を子孫に残し与えるよりも陰徳を積むべし、陰徳は、子孫に残って子孫の幸となる。

「陰徳を積む」
ことに関しては、近江商人の考え方と同じものであり、
しかも1)と7)の2回も述べています。
商売・事業をするにあたり、4)も大切にしたい点です。

                                             
井上直久

参考 陰徳:人に知られないようにひそかにする善行。隠れた、よい行い。

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経営の一言 「ものづくりは必ずその過程で人をつくる」 小関智弘

2017年08月06日 | 経営の一言

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第309回記事(2016年10月17日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 経営の一言 「ものづくりは必ずその過程で人をつくる」 小関智弘
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「モノづくりは必ずその過程で人をつくる」
                                    by 小関智弘
 
この言葉を何で知ったかは覚えていないのですが、
大変気になってメモをとりました。
そして今回、小関智弘さんの経歴などを調べてみてびっくり。
東京の大田区周辺の町工場で2002年まで約50年間旋盤工として働かれ、
その間作家活動もされており、製造現場関係の ’粋な旋盤工’ や ’現場で生まれた100のことば’ などの著作があります。
また、日本ノンフィクション賞も受賞されています。
(そんな方がおられたのか・・・、知らなかった。)
そんな経験もお持ちだからこそ、この「モノづくりは必ずその過程で人をつくる」という言葉が、
ものづくりを気にかけている人間のこころに強く響いてくると確信しました。

井上 直久

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経営の一言 「まだいける そう思えるか」 錦織 圭

2017年07月23日 | 経営の一言

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第300回記事(2016年8月17日(水)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定ですが・・
 経営の一言 「まだいける そう思えるか」 錦織 圭
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リオオリンピックは、日本選手の大活躍もあり、皆さん連日TV観戦をされているのでは。
私も、卓球の男子・女子のメダルへの戦いなどを熱く観戦していました。
今回は、日本選手の活躍の中で、
テニスの錦織圭選手が96年ぶりのメダルを獲得したとの朝日新聞の記事(8月14日19面)
からとりました。

シングルス準決勝のモンフィス(フランス)選手との激闘は、
実に5度のマッチポイントを握られながら
耐えしのいだ本当に劇的な逆転勝ちでした。
その逆転勝ちにつながったのは、
詩人・相田みつおさん流の以下のオリジナル言葉だったとのことです。
経営においても、たいへん苦しい場面が必ずあるはずです。
心に留めておきたいと思いました。

「まだいける そう思えるか」
「いつでも だれでもラッキーはくる そう思え」                                        

                                          神鍋屋 三右衛門

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経営の一言 「夢なき者に理想なし、・・・・」 吉田松陰

2017年07月02日 | 経営の一言

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第295回記事(2016年7月4日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 経営の一言 「夢なき者に理想なし、・・・・」 吉田松陰
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夢なき者に理想なし、
理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、
実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。

全文を記載すると上記のようになります。
この言葉は松下村塾をつくられ、明治維新の多くの人材を輩出された、
吉田松陰先生の言葉だそうです。
今まで知りませんでした。
自分の無知を恥ずかしく思うとともに、
その言葉を改めて考えるとき、
経営にも必要なこととしみじみ思います。


                                               神鍋屋三右衛門

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経営の一言 / 「困難は必ず解決策をつれてくる」 永守重信

2017年06月04日 | 経営の一言

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第287回記事(2016年5月9日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 経営の一言 / 「困難は必ず解決策をつれてくる」 永守重信
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今回の経営の一言は、KSBテレビのkyobizという番組で出ていたものを頂きました。
さすがに、日本電産を一代で築きあげた名経営者の永守会長兼社長の言葉だなと思います。
特に、
 「必ず」と付いている点、気持ちが良く出ています。
 「解決」ではなく「解決策」となっている点。「解決」ではあいまいな感じがします。


   困難は
   必ず解決策を
   つれてくる                                          

                                        井上 三右衛門

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経営の一言 / 「あなたに、期待してください。」 (エディー・ジョーンズ)

2017年05月31日 | 経営の一言

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第281回記事(2016年3月21日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 経営の一言 / 「あなたに、期待してください。」
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「あなたに、期待して下さい。」



この言葉は、通勤経路の京都駅の近くで、広告の言葉として使われていました。
写真の人物は、ラグビー前日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズさん。
2015年のラグビーワールドカップでの日本チームの大活躍があるだけに、
大変説得力を感じました。
自分自身を信じることは、ラグビーだけでなく、経営にも通じますよね。

                                                  井上三右衛門   

PS
上記の広告について調べてみました。
「三越伊勢丹」さんの企業メッセージ「# this is Japan」の新春広告のようです。

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