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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第250回記事(2015年7月20日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
タイトル ものづくり・工場改善⑧ ムダとり・工場改善 「改善のやり方が面白いほど身につく本」 東澤文二
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まずこの本に関してお伝えしたい事は、
このジャンルの中にこの本を入れるかどうかでかなり悩みましたが、結論は入れました。
理由は、小さな改善から始めて、だんだん大きな改善へ、そして改革などへ繋がるの一般的であり、そのスタートの小さな改善について書かれた本だからです。
著者の東澤文二さんは、「改善済み提案」で名前を以前から知っており、改善活動のご指導では活躍をされていました、また、現在の工場管理という雑誌へ毎月記事を投稿され、活躍されています。
(但し、最近は改善活動が私の勤めている会社でも低調で、改善活動自体の存続が・・・・といった状態だと思います。)
改善を進める為には、まず誤解をとく必要があると書かれています。また、今回本を読み返してみて、私も誤解していた点があったと思います。まず、その点について。
①誤解1 改善はむずかしい
改善はむずかしくありません、むしろむずかしく考えて過ぎていませんか。(第1章)
②誤解2 改善は自分が楽になるためにするもの
「改善済み提案」の前の提案制度では、他の人に何かをやってもらう提案が主流でした。
しかし、提案は自分が仕事を楽にするためにするものであり、提案書等の記載でも苦労するべきものではない。(第5章)
これらの誤解=壁を打ち破れば、著者が主張している、改善の成功へのポイントとなる
①キーワード「とりあえず」「ようするに」を使って活動を前に進めるようにし、
②改善にあたり「やめる」「へらす」「かえる」からまず考え、
③「言っ放し」「やりっ放し」「書きっ放し」の3つの「放し」を撲滅し、
④提案カード改め「提案メモ」を簡単に書けるようにすれば、
提案活動はそれなりに活発に行われると確信しました。
提案活動を始められる方や、提案活動で悩まれている方にはお勧めかも知れません。
データ
出版年:2001年
出版社:中経出版
定価:1100円+税
ページ数:159
外観:
井上