長い長い冬のトンネルを抜け出るようで、ようやく春らしくなってきましたね。
近くの超有名な神社まで約1時間かけて散歩をしていると、
落ち葉の中から音がするのでよく見ると、小鳥があちこち移動していたり、
風が無いのに花の咲いた梅の枝が揺れるのでよく見ると、少し大型の鳥がペアでいたり、
「啓蟄」という言葉がありますが、虫などの生き物が動き出しています。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第330回記事(2017年3月20日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
「ドラッカーを読んだら会社が変わった!」 佐藤等 / 経営の本棚 ドラッガー
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今回の記事もドラッカー先生の関係の本の紹介になります。
◆はじめに
前回の記事は、ドラッカー先生の教えを、ユニクロの柳井社長が実践された内容に関する本でした。
今回も、ドラッカー先生の教えを日本全国の企業が実践された内容に関する本です。
本のサブタイトルは「日本企業による実践の教科書」となっており、
18の実践事例が挙げられています。
◆おすすめポイント
沿線の人口減少による乗客収入の減少に悩んでいた「十勝バス」の実践事例(物語1)、
赤字事業からの撤退に悩んでいた「日興電機製作所」の実践事例(物語2)、
新商品開発で他社に出遅れて悩んでいた「日興電機製作所」の実施事例(物語3)、
などなど、どれもこれも現在の日本の中小企業さんが抱えている悩みの代表事例であり、
これらの悩みをドラッカー先生のどの教え・言葉を支えに突破されたのか、
書き出した3事例を読まれるだけでも大変参考になるはずです。
そして大切なことは、
ドラッカーを読んだら会社が変わる
わけではなく、あくまでも行動・実践が必要だと気付かされる本です。
◆データ
出版 :日経BP社
著者 :佐藤等(公認会計士。ドラッカー学会理事。
03年からドラッカー先生の著作の読書界を開始。
10年から『実践するドラッカー』シリーズ(ダイヤモンド社)を刊行。)
出版年 :2016年
ページ数:223p
定価 :本体1800円+税
◆表紙
ものづくり・工場改善・経営支援 井上直久