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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第315回記事(2016年11月28日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
工場長養成塾ハンドブック /ものづくり・工場改善 +アルファ
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今までは、
「ものづくり・工場改善 〇〇」のタイトルで、複数のカテゴリーの複数の本を紹介していましたが、
今回からは、本の冊数がそれほどはないカテゴリーをまとめて、
「ものづくり・工場改善 +アルファ」
というカテゴリーにしてご紹介します。
含めるカテゴリーは、①品質管理、②人材育成、③コストダウン、④購買管理などになります。
初回の今回は、
人材育成に関係する「工場長養成塾ハンドッブック」の紹介です。
(名古屋工業大学工場長養成塾編、日刊工業新聞社発行、2008年初版、定価1400円(当時))
この本は、
中部・名古屋地区の大学・企業が産学共同で今も取り組まれている、
工場長の養成を目標とする工場長養成塾の中の、
基本テキストを改編して出版したものです。
(工場長養成塾は現在も継続されていますので、詳細はキーワード「工場長養成塾」で検索ください。)
工場長養成塾の目標は、
製造現場の問題に気付き、考え・行動して改善する人材を育成することになります。
そのため、ゼミ・実習・実践・視察と内容は多彩ですが、
本は基本テキストのみを改変して出版されたものです。
(そのため、実践的な部分がない分、もの足らないと思われる方もおられるかもしれません。)
本の構成は、
第1章 「工場長はどうあるべきか」
第2章 「アピールできる工場づくり」
第3章 「今日の生産を達成する」
第4章 「明日に向けての改善」
第5章 「将来を築く人材育成」
となります。
(個人的には、読まれる順番は第2章より先に、第3・4章を読まれるのが良いと思います。)
塾に込めた思い と 目指す工場の姿 は、
塾に込めた思い=「人は現場で育つ」
目指す工場の姿=故障ゼロ、遅れゼロ、運搬ゼロ、不良ゼロ、限りなく在庫ゼロ、災害ゼロ
本を読んでの感想は、
①正直物足らないと感じました。それは現場が無く、机上で本を読むというスタイルのためでしょうが。
②工場長の養成のテキストを他に探してみました。しかし、殆ど見つからない。工場長という大事な人材の育成なのに。
その点から、大変貴重な本・テキストと思われます。
③本の中にいろいろなタイプの工場長が出てきます。工場長の性格・考え方次第で進む方向が変わります。どの方向が良いというわけでなく、個性ある工場をこの本を読んで実現していただきたいと考えます。
本の写真
井上直久
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