百歳に向かってもう一度 歩いて世界一周 2月3日 雪のち晴れ
苦い節分の思い出
私には苦い節分の思い出がある。私の父親はブリキ職人だったので、一家5人を育てるのは大変だったと思う。節分の前の晩飯の時、「今日仕事場で聞いて来たんだが、明日の節分に浅草の観音さんで豆まきにお金も撒くそうだ」と話した。
母がこの話に真っ先に飛びついた。「お金を拾いに行こう」というのだ。話はすぐ纏まった。明日は学校休んでみんなで拾いに行くことになった。その晩は眠れなかった
翌朝、浅草へ歩いて行くことになった。市電に乗れば4×7銭=28銭の節約だ。もったいない!しかしきつい節約だ。私が10歳・妹は8歳・安ちゃんが7歳。これで神田神保町から上野経由で浅草まで歩いて行くのだ。でも帰りには”お金ザクザクだ。夢を追いながら歩き通した。
観音さんのお堂には豆まきには大勢の人が集まった。みんな大人だ。そこで私が代表で拾う事になた。母は二人の子守だ。
お堂の中は男ばかりで私には何も見えない。豆まきが始まると人の波が右に左に揺れるばかりだ。たまに豆が落ちて来ても大人に手を阻まれていて一粒も拾えなかった。
その裡に揺れる群衆の誰かに足を踏まれて、ゴムの短靴が脱げてしまった。しゃがんで探す隙間も取れず、素足を踏まれる可能性もあるので、緊急退避した。これで何も拾えないまま、お堂から脱出した。
折りから浅草に雪が降って来た。もう総ての夢破れての退却だ。何も得るものは無く、短靴は無くなり。電車賃を払って帰って来た。
その晩、母は父にありったけの苦情をぶちまけた。忘れられない節分の思い出だ。
百歳に向ってもう一度 歩いて世界一周 2月2日
日数「日」 |
総歩数(歩) |
総距離(m) |
平均歩数 〈歩〉 |
|
今 日 |
1 |
14,602 |
8,761 |
|
今 月 |
3 |
44,983 |
26、990 |
14,994 |
今 年 |
30 |
425,130 |
255.078 |
14,171 |
205年から |
4,339 |
68,659,666 |
47,049,801 |
15,824 |
270歳の誕生から |
7,841 |
150,590,614 |
104,467,653 |
19,206 |
アメリカ大陸を横断して、西海岸を北上してアラスカアンカレッジに向かて、あと1,422,199m