はじめてのマンドリン

ある日突然、マンドリンの音色に恋をした
初めて手にした時から、ささかやかな感動を綴っています

本「戦火の馬」

2013-02-04 19:50:24 | 本・映画・ドラマ
マイケル・モーパーゴ著(佐藤見果夢訳)の本「戦火の馬」を読みました。



昨年の春に映画化されているこの小説は、児童文学ということもあって、非常に読みやすかった。

本の見開きに書かれていたのは…
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私の名はジョーイ。
愛する少年との穏やかな農場暮らしを後にして、
最前線に送られてきた。
そこで眼にした光景は…。
私は駆ける、戦場を。
愛する少年との再会を信じて、駆け抜ける。
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舞台は、第一次世界大戦がはじまる頃のイギリス。
そこで、アルバートという少年と出会った馬、ジョーイの視点で物語は語られていく。
軍馬として売られ、フランスへ行き、ドイツ軍と戦い始める。

戦争では、闘っている人間たちだけれど、ジョーイから見れば、イギリスの人、
フランスの人、ドイツの人、、、国には関係なく、親切な人たちと出会う。

いろんな出会いと別れを経験し、アルバートとジョーイが再会できたシーンでは、
思わず、涙してしまった。

それに、戦争が終わり、馬たちをイギリスへ連れて帰れないと上の決定があり、
セリにかけられた、、結果のシーンでも。

人間たちは、戦争などして、なんて愚かなんだろう…とか、
信念を持ってまっすぐ生きていたら、いい出会いがたくさんあるものなのかも、とか、
考えさせられました。

戦争ものって、実は、心がざわざわするので、苦手なんだけど、馬視点で書かれているからか?
心温まるお話でした。
それに、ハッピーエンドだったのは、よかった(^-^)

コメント
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