「無言の圧力」

蝋梅があちこちで見ごろになっています。これは多分素芯蝋梅という種類です。蝋梅にはもう一つ、山茱萸（サンシュユ）に似た、花弁が細長くて芯の部分が赤い種類もあります。名前のとおり蝋細工のような繊細な花弁と素晴らしい香りで、花の少ない時季に楽しませてくれます。冬枯れの庭の片隅にぽっぽっと咲いていると、そこだけほんのり明るく見えるんですよね。
さて、今朝のジュリアさん。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
定番のお休みどころ、リビングの窓辺でごろごろしていましたが、何を思ったのか、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「よいしょっと（このへんでいいかな…）」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ねぇ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
じぃー…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
イライライライラ…。
なんだろう、この圧は。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なでなさいよー。はーやーくー」
あ、そういうことでしたか。という、飼い主自慢でしたっ。

「金銀ツアー」

じーーーっ。
うちのマンション、これから７月まで大規模修繕工事なんです。なので、今日は足場を組み立てていて、窓の外に人が動くので、それを注視しているところ。もっとあたふたするかと思ったけど、意外に冷静です。エライ！
というわけで、一昨日昨日と、１泊２日で京都金銀ツアーに行って来ました。

「金」
　　　　　　　　
臨済宗相国示派の鹿苑寺舎利殿、通称金閣寺。修学旅行の定番であり、私としては何10年ぶりかでしたが、以前と変わらず美しくて華麗。俗っぽいといえばそうなんですが、鏡湖池に映る姿ともども絵になる景色ではありました。さすが世界文化遺産です。そして、

「銀」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
こちらも世界文化遺産の東山慈照寺観音殿、通称銀閣寺。回遊式の庭園も建物とよく調和して一つの精神世界を作り上げており、私は銀閣寺の方が、見ていて落ち着くような気がします。
　　
白い石の粒で形作られている向月台や銀沙灘は日本独特の美と言えるのではないでしょうか。
どちらのお寺も桜や紅葉の時季と比べれば観光客も少なく、金銀のご朱印も頂戴できました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

１泊２日と書きましたが、ジュリアは1人で病院にお泊まりするのは初めて。病院でクレてたら困るので、１泊１．５日ほどで帰京しました。私ばっかり甘鯛の蕪蒸しやら鰻の山椒煮のお茶漬けやら、好きなものを食べちゃって気が引けるし…。

「猫だんご虫」

「ぁにゃあ～～ん」
いつか通じることを信じて、今日もひと声鳴いてみる…。日本語をしゃべる日もそう遠くはないかもしれません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
横浜は朝からちらちらしていると思ったら、昼前に雪が降り出しました。最初は雨になったり、霰がまじったりしていましたが、今はかなりしっかり雪になっています。天気予報、大当たり～！です。というわけで、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ジュリアはソファの下にひきこもり。ジュリさん、オヤツの時間だよー、と声をかけても出て来ないし。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「さむい」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「出たくない」
猫スープも”とろ～り”もソファの下へデリバリー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「さぶさぶーっ」
私がパソコンをやり出して部屋が温まった頃、オイルヒーターを1人占めです。これ以上は無理！というくらい丸まってます。猫だんご虫…。

「ジュリ式」

ぴょこ。
昨日今日と天気がはっきりせず、天気予報で言ってたほど暖かくなりません。なので、ジュリアはソファの下におこもり中。床暖はとっくに消してあるけれど、ほんのりあったかい。のぞいてみると、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「う～～ん…」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
くるっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ぐぐーっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ぐぐぐぐぐーー。
ひとりだとこのくらいの空間でも余裕です。ジュリちゃん、気持ちいいねー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ぼー…。
そして20分くらいすると、のそのそ出てきて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
クールダウン。で、これを繰り返す、と。どんより寒い日のジュリア式リラックス法です。

「人間ってホント…」

「にゃーん」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「にゃにゃーーん」
キッチンで夜ご飯を作っていると、猫部屋でジュリアが歩き回ってしきりに鳴いています。普通に鳴いているのなら何ということもないのですが、時々緊急警報的な鳴き方を混ぜて来るので気になって行ってみると、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あ、来た来た」
ジュリさん、なに？　ご飯食べたでしょ、ヒーターも温かいでしょ、トイレもきれいだし…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「これじゃダメだにゃ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「よぉーし」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あお～んあおぉ～ん」
ジュリさん、うるさい！　静かにして。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「人間ってほんっとダメ！！」
と思ったかどうか、睨まれてしまいました。大人の猫が鳴く時は、喧嘩とか婚活とか子猫を呼ぶ時とかに限られているというけれど、どうなんでしょうね。猫によるのかなー。ジュリアがいくら色々鳴いても半分も分らない。まだまだ猫飼いの修行が足りません。

「不敵スマイル」

てちてちてち。
お水にうるさい猫、ジュリア。日に何度となく新しい冷たい水を要求します。忙しいから後にして、などというのは通用せず、新しいお水にしてもらうまで叫び続けます。でかい声で。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ごちそーさまー」ぺろっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「お水はやっぱくみたてにかぎるにゃ」
ペットグッズのカタログとかに載っている噴水みたいに水が流れる給水機を導入しようかと思った時季もありますが、新しモン好きだったティアラと違ってジュリアは超保守的。買っても使わない可能性が高いと思い、今に到る…。使われなくて水がただただ流れる給水機というのもマヌケだし、ほら、お手入れとかもちょっと面倒くさそうでしょ。などと考えつつ眺めていると、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なによ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なにか文句でも？」
別にぃー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ふぅ～ん」
…。なにその不敵な表情は。ジュリさん、笑った？　今笑ったよね？

「霧の彼方から」

「だれかこないかなー」
と鳥待ちの日々。もう少し待たないと、ヒヨさんムクさんは来ません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
霧の彼方に何やら動く影が…。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
のっそり。
うわぁ、未確認生物！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「しつれいしちゃうな」
全く雨が降らない横浜。遂に湿度が30パーセント台になってしまいました。カサカサするし、静電気が凄い。指でジュリアと鼻ツンしようものなら、パチッと音が。痛いとかじゃないけれど、何となく不愉快なので加湿器を出しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
シュウォオオー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「へんなヤツ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「さ、オヤツ食べてこよっと」
最初に出した時は、ティアラもジュリアも近づかなかったけれど、今は全然。シュワシュワいうただの変なヤツということで。猫も学習するのですな。

「お獅子ぱくぱく」

昨日デパ地下へ買い物に行きましたら、笛と太鼓の音が上のフロアから聞こえて来ました。物見高いので行ってみると、獅子舞が来ていました。年が明けて三日ともなれば、そろそろ正月気分も醒めようと言うものですが、そこはそれ景気づけで、お獅子も元気に舞い踊ります。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「がるるぅ」
幸多き一年を願って頭を噛んで貰うお客さん多数で、結構賑わっていました。なかには、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「準備オッケー？」
「うん…（こわいよー）」
ちょっと腰が引けちゃった男の子もいたけれど。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ひとしきり舞ったお獅子は笛と太鼓を引き連れて去って行きました。
ということで私も帰宅したところ、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「おかえり～」
お獅子ならぬ三毛猫が窓辺で蒸しあがってました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ぽかぽかでぬくぬく…」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ほぇ～」

「スタート」

新年明けましておめでとうございます。
最近はおしゃれで華やかな正月飾りもありますが、うちはここ何年かは大根注連です。よく利用するお茶屋さんが職人さんから仕入れている模様。あとは、これも毎年のお正月のアレンジメント。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
…と、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
こらこら。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「わぁ、なにコレ～？」
鼻ツンツンしちゃうから、離れてくださーい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「…（超真剣）」
というわけで、今年もよろしくお付き合いくださいます様、お願いいたします。