「たまにやさしいお姉ちゃん」

ティアちゃん、そこお気に入りだね。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うん、好き～」
窓に面した所に置いてある机は、下の部分にはキャリーとトイレが収まっていて、ほとんどシスターズのためにあるようなもの。まだ、窓から熱が伝わってくる程ではないので、天気のいい日はカーテンの隙間から外を眺めたり、キャットボックスの中でお昼寝したりの場所です。また、今はカラスの子育てが始まっているので、カラス・ウォッチャーとしては観察が怠れない時季でもあるのです。向かいのマンションにカラスがバサバサ飛んできたりすると、もうかぶりつきで見ています。
で、ティアラが好きということは、当然もう１匹の子も好きなわけで、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あら、おじゃま虫」
「う…」
思わず目が泳いでしまうジュリア、うまく交渉できるかな？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「アタシも外見たいなーと思って」
「ふぅん？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「水、飲んでこよーっと」どすんひらりっ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
今日はティアラに場所を譲ってもらいました。何かというと、色々横取りしちゃうお姉ちゃんですが、時々やさしかったりするんですよね。よかったね、ジュリ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あ、カラスだ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「英国の風とウェルカム猫さん」

「ふぅ…」
物思いにふける猫風。

ところで、ここはどこでしょー。なにやらブリティッシュな香りがしてきませんか。
　　　　　　　　　　　　
実は「リトル・リオン・リリイ」という、湘南モノレールの西鎌倉駅から鎌倉山方面に向かう途中にあるオーガニック・フラワーのお店です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
で、そのお隣には、これまたブリティッシュ風味な「ハウス・オブ・ポタリー」というアンティークショップがあるのです。きっとオーナーさん同士が話し合って、こういう独特の空間を形作っていらっしゃるのでしょうね。
で、私は鎌倉山の先にある鎌倉山神社に行くつもりだったのですが、地図の縮尺が思ったよりきいていて、歩けども歩けどもだったもので、神社はまたの機会にして西鎌倉駅に逆戻りしてしまいましたとさ。いや、ホント遠かったんだから。しかも当たり前ですが、山というくらいなので、ずっと上り坂…。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
さて、こちらの猫さんは、何度もご紹介している長谷の雑貨屋さん「shironeko」オーナーの愛猫、シロさんです。今までは長谷の駅近の表通りにあったのですが、今度お引っ越しされてお住まいとお店が一緒になるというので、お店の移転はまだ先だけど、ちょっとお邪魔したのです。
シロさんは、ティアラとジュリアも少しは見習って欲しいくらいとてもフレンドリーでして。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
なんと、ブラシもかけさせてくれます。だから、移転後はひょっとするとシロさんの接客が見られるんじゃないかと、密かに期待しておるのです。

さっき、ちょっと大きな地震がありました。久しぶりだったので、ココロの準備が…。何かが落ちたとかではなくて、トイレに入っていたティアラが物凄い勢いで飛び出してベッドルームに走って行ったので、わ、地震だ！と気付きました。

「神出鬼没？」

録画しておいた番組を見ていると、いつの間にかジュリアが側で転がってました。ころんころん（一休み）ころんころん（一休み）という不思議な動作の繰り返し。新手の猫体操でしょうか。でも、これモフるとガブガブされちゃうんですよね。一方ティアラも反対側で、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「あー、よっこらしょ」
とオバサン化。テレビの画面が変わると、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「お（集中！）」
何に集中していたのかというと、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「猫ピッチャー」。
こんな風に、何をするわけでもなく側にごろごろして、しばらくすると用ありげに猫部屋に引き揚げて行きます。
かと思えば、ニ匹揃ってどこかへ隠れていることもあって、そういう時は広い家でもないのにまるで気配がしないんですよね。呼んでも当然ながら返事しないし。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
と思ったら、ベッドの下で発見。しばしその生態を観察していると、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
なぜか満面の笑みでした。で、思い出したんですよ、子供の頃食べたお菓子。今でもあるのかなー、もう絶滅しちゃったんでしょうか。
銘菓「ぽんぽこ」。

「三角と四角」

「おとうさん、いってらっしゃ～い」
早朝、外廊下を通る住民のみなさまを見送るティアラ。でも、みなさま忙しいのと猫がここから覗いているなんて思わないので、気づいていただけないのです。残念。

さて、例の新築物件（キャットテント）ですが、ティアラに続いてやっぱりジュリアも見に来ました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「アタシもチェックね」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ふぅ～～ん？　なかなかいいじゃん」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なんか、落ち着く」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ジュリアの部屋２に決定！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「ちょっと待ったぁ！」
「きゃー、きゃー」
キャットキューブより小さいので、２匹は無理、絶対！！
というわけで、こうなりました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「むーん」
「…（どきどき、どきどき）」
身体のサイズからいっても、この組み合わせがベストと思われるのですが、ティアラは納得行かないご様子です。

「ブーム継続中」

「ジュリアの部屋へようこそ～」
ジュリアのキャットキューブ・ブームは継続中。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「すぴーすぴー」
でも、ちょっと油断するとお姉ちゃんがやって来て、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
まるで洗濯乾燥機状態に。そこで今回、新築物件をご用意いたしました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あ、「ねこのきもち５月号」の付録を広げただけなんですけどね。今度はキャットテントだそうです。すると、早速見学者が現れて、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「どれどれ？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なんか、形がヘン！」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「床も不安定よねー」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「でも、まあいっか（ぺろっ）」
えーっと、お客様には少々手狭ではないかと思うのですが、お隣のキューブ型の方がゆったりしておりまして…って聞いてないな、こら。

「大好評」

「もっとじゃんじゃん、マタタビ持ってこーい！」
困るな、お客さん、もう閉店ですよ～。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「てやんでぇい…ぐぅ」

このようにマタタビ癖の悪いジュリアですが、前回紹介した『またたびけりけり』、先に食いついてきたのは、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なにコレなにコレ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うわぁ、いいにおい～～」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うふふふ」
あまりマタタビに興味を示さないティアラにしては、珍しく気に入った模様。楽しみ方も女の子っぽくてかわいいな…と見ていたら、あ、こらやめなさい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ぐわっし。
出たな…マタタビ泥棒。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
あっという間に奪われてしまいました。しかも1人占め。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「うひょひょーい！」
とまあ、中川政七商店の『またたびけりけり』、予想どおりの大変好評でございました。シンプルなデザインと大きさ、布地の感触で、シスターズとそのお世話係の心をぎゅぎゅっとね。ぼろぼろになった時のために、もう一つストックしておくかどうか考え中です。

「幻の猫と寝ぼける猫」

深窓の令嬢ふたたび。うちのハズ向かいのお部屋にお住まいのお嬢様です。飼い主さんが引っ越されて来て２年位。その少し後に来た子だから、多分１歳半～２歳ちょい前だと思うのですが、その間見かけたのは２回だけ。正しく深窓の令嬢。いつもレースのカーテンが掛かっているから、うっすらしか見えないし…。
　　　　　
一方こちらは夢見が悪いのか、先ほどからヒクヒクしながら寝ている猫ノ図。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「う～～んう～ん」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「はっ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「…ぷぐぅ」
連休前に駅前の商業施設に、私の気に入っている和雑貨のお店が開店しました。「中川政七商店」というのですが、ラインナップが結構ツボで細々見ているとつい長居をしてしまいます。そこでみつけた今回の私のツボ商品は、コレです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
またたびけりけり～～。ネーミングから、ラッピングから可愛いでしょ。気に入ってくれるかなー。もうすごく期待してるんですけど。

おまけ
近所の和菓子屋さんで子供の日に買った生菓子です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
お味はとってもおいしかったのですが、これ、何に見えます？　お菓子の名前は「こいのぼり」。えええー！？　どー見ても鯉のぼり、というか鯉にさえ見えない。百歩譲って金魚？

「女王様と呼んで」

なんだこの物体は…。ジュリさん、ジュリさん、閉めるから出て。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「なによ」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「忙しいから、あとにして」
猫部屋のクローゼットの中での作業に余念がないようです。
そして、突如気付きます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「わーい、ここ眺めサイコー」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
女王様気分。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
優越感、ハンパない。でも何度も入り込んでいるのに、今更気付いたのでしょうか。それとも猫あるあるで、前のことはころっと忘れたとか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「バカは高いとこ好きなのよねー」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「お姉ちゃんも上がってくればー？」
「…（むかむかむか）」