牛玉丼 ～誰もが読めない丼名は、ふわふわ玉子が決め手～

地元石山寺では、毎月18日に「牛玉（ごおう）さん」と称して、山門前付近での出店でにぎわう。牛玉とは牛黄（ごおう）のことで、牛の胆嚢ににできる結石を貴重な霊薬とし、ご朱印に使ったのが起源のようだ。そういえば、宇治の三室戸寺の牛の口から手を入れて、中の玉を撫でる「勝運の牛」も牛玉さんと同じで、昔の人々は健康に高い意識を持っていたようだ。


▲牛玉丼　▼左は石山寺の牛玉さん・右が宇治三室戸寺の勝運の牛で口の中の玉を撫でると勝負運が増す


出店には、農産物・海産物・菓子・手作りパン・苗木・木工品などがある「牛玉さん」だが、ワシが引っ越してきた当時は、遠目に見ただけだったので、ご当地の屋台グルメだと勘違いし、色んな推測でその食べ物を模索したものだ。その中の一つで「牛丼」と「玉子丼」をミックスしたような、ワシのオリジナル丼があるのでご紹介する。



白い丼しゃりの上に牛肉の甘辛焼きを乗っけ、更にふわふわ玉子を焼いて乗っけ、仕上げは刻みネギをパラパラやると出来上がり。ごく簡単な10分男飯だが、美味しいバージョンアップ牛丼を「牛玉丼（ごおうどん）」と命名したのは、誰もが読めなかったはずなので、さり気なくワシの語学力を遠巻きに弁護しておく。


▲途中から自作の五味唐辛子を味チェンジに‥‥‥

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