日本海沿岸のニシン刺し網漁は1月下旬で300㌧を突破し、まずまずのスタートを切ったが、豊漁だった前年に比べ半分程度にとどまっている。2月に入って暴風雪の影響による休漁も出ているが、旬のニシン操業の本格化が期待される。
道水産林務部成長産業課普及指導員のまとめによると、1月31日現在の日本海沿岸(稚内市〜上ノ国町)の刺し網、定置網で漁獲されたニシンは後志北部、石狩、留萌、宗谷を合わせて311㌧で、後志北部は93㌧、そのうち余市郡で17㌧、小樽市で76㌧、石狩は218㌧、そのうち石狩本所177㌧、厚田支所40㌧となっている。そのほか後志南部の寿都町で14㌧、桧山の江差支所で1㌧が報告されている。
2月に入って札幌市中央市場へのニシンの入荷は増えており、3月にかけての旬に向け荷受の取り扱い意欲も旺盛。市場休みあけの3日に石狩から約66㌧とまとまり、㌔500円台(高値・中値)で取引された。4日にも約65㌧が石狩から入荷され、同様の価格。市場休み明けの6日には25㌧が石狩から入荷され、セリで600円(中値)をつけた。なお、石狩からの入荷は順調だが、後志からの入荷は少ない状況にある。
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