道機船連(山田邦雄会長)は、3月29日札幌で通常総会を開き、平成30年度業務報告・収支決算、31年度事業計画・収支予算などを原案通り承認した。
本道沖底の30年水揚げは、14万7,196㌧・146億6,639万円で前年に比べ数量は111.7%と上回ったが、㎏平均単価が前年の111円から100円に落ちたため、金額はほぼ前年同額となった。
主力のスケソウは、8万1,082㌧・49億1,122万円。数量で102%、金額で91%。単価が68円から61円に下がったのが響いた。漁獲減少が続いていたホッケは、2017年級群によって大幅に向上。1万2,600㌧・10億4,296万円と数量で2.6倍、金額で1.3倍に伸びた。数量増で、単価は前年の172円から83円に下落した。
道機船連の柳川延之専務は「ホッケは漁獲努力量の3割削減を続け、その成果が実って少し資源が上向いてきた。スケソウは単価安で金額が減少した。すり身は上昇しているのに、原魚の価格が下がるのはちょっと理解に苦しむ」とスケソウ価格の持ち直しを課題にあげた。
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