水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2015年10月16日発行/北海道漁協系統通信6114号

2015-10-16 15:36:34 | 系統通信

自民党や政府、農水省のTPP関連会議が開かれる

水産11品目が即時関税撤廃、今後も大きな影響を懸念

政府は「体質強化対策」を掲げ、担い手や構造転換を進める方針

 

農林水産副大臣に伊東良孝氏、佐藤政務官は留任

 

平成27年度自民党道連との政策懇談会

TPPの影響を回避する対策、近代化資金の増枠など求める

盛漁期の秋サケ定置を台風、低気圧が直撃、被害対策が必要に

 

「第2回太平洋スルメイカ長期漁況予報」

来遊量が前年を下回る海域多く、魚体は前年並み~小さい

 

平成27年度羅臼昆布値決会(養殖)

元揃走1等は前年比4千円高の34,400円 

数量まとまらず全銘柄等級で価格大幅上昇

 

岩手県の秋サケ漁獲速報(10月10日現在)

30万2千尾(15%減)872㌧(16%減)にペースダウン

 

道信漁連の横内会長が十勝管内をふれあい訪問

貯金日を前に貯金運動推進への協力求める

 

道定置漁業協会が5回目の「秋サケ祭り」開催

7管内の定置関係者が旬のブランドサケを限定販売 

ミニいくら丼、秋サケ鍋の無料提供、クイズ大会も


網走管内秋サケ漁獲状況(10月10日現在)888万尾、3万2千トン、金額157億円

2015-10-15 09:54:39 | ニュース

 全道の約4割を占めるオホーツク海・網走管内の秋サケ漁獲は、10月10日現在で888万尾、3万2千トンと数量では尾数93%、重量94%と前年同期を下回ったが、金額は157億円と前年同期をわずかに上回っている。

 網走海区漁業調整委員会によると、10月10日現在の網走管内サケ漁獲状況は、9漁協の合計は888万3,322尾で前年同期の93.3%、重量では3万2,011トンで同94.1%。

 平均目回りは3.6キロ(同3.57キロ)、キロ平均単価は491.2円(同461.6円)。単価の上昇により金額では157億2,520万円で同100.1%となっている。

 数量で前年同期を上回っているのは、斜里第一漁協が225万3,348尾で111.7%、ウトロ漁協が114万3,338尾で120.5%。


羅臼コンブ(養殖)と釧路管内成コンブ(2回目)が妥結

2015-10-14 16:06:43 | ニュース

羅臼コンブ(元揃養殖)の共同値決は9日に妥結。天然同様、昨年末に道東地区を襲った爆弾低気圧の影響で数量がまとまらなかったことから、ほぼ全ての銘柄等級で前年度価格を10%以上上回った。上場数量は35トン。今年度の10kgあたりの価格は下記のとおり。

元揃走 1等=34,400円(前年比113.2%)

元揃走 2等=29,600円(前年比113.8%)

元揃走 3等=27,200円(前年比113.3%)

元揃走 4等=22,200円(前年比113.3%)

元揃走白1等=25,600円(前年比115.3%)

元揃走白2等=23,300円(前年比115.1%)

元揃走白3等=22,100円(前年比115.1%)

元揃  5等=21,200円(前年比113.4%)

  傷 1等=26,000円(前年比113.0%)

  傷 2等=21,700円(前年比113.0%)

 

釧路管内成コンブ2回目(なが長切・厚葉長切)は14日に妥結した。特長・特厚ともにほぼ前年と同水準。加工用は前年比約1割の安となっている。上場数量は247トンで決済日は11月10日。銘柄等級別の1価格(10kg)は下記のとおり。(秋採は夏採の90%掛、拾は夏採の85%掛)

特長葉1等=13,000円(前年比97.0%)   特 厚1等=15,000円(前年同)

   2等=11,500円(前年比96.6%)   (厚岸・散布・浜中)

   3等=11,100円(前年比96.5%)   特 厚1等=14,800円(前年同)

   4等=10,100円(前年比96.2%)   (釧路市東部・昆布森)

特長元1等=12,500円(前年比96.9%)   特 厚2等=12,800円(前年同)

   2等=11,200円(前年比96.6%)   特 厚3等=11,500円(前年比98.3%)

   3等=10,600円(前年比96.4%)   特 厚4等=10,600円(前年比98.1%)

  花3等=10,600円(前年比96.4%)   特厚花3等=11,500円(前年比98.3%)

加工用1等=  8,600円(前年比90.5%)   特厚頭1等=10,800円(前年同)

   2等=  6,020円(前年比90.5%)   特厚頭2等=  7,560円(前年同)

   3等=  1,720円(前年比90.5%)

 頭 1等=10,100円(前年比96.2%)

   2等=  7,070円(前年比96.1%)


11月17日 北日本漁業経済学会が釧路でシンポ 川崎道漁連会長が沿岸漁業の方向性語る

2015-10-14 11:43:12 | お知らせ

 北日本漁業経済学会(二平章会長)の第44回釧路大会が11月17、18の両日、釧路市観光国際交流センター(釧路市幸町3丁目、釧路駅から徒歩15分)で開かれ、ミニシンポや大会シンポジウム、一般報告、総会などを行う。

 17日は午前9時30分から高柳志朗釧路水試場長をコーディネーターにミニシンポを開き「道東経済へ影響をおよぼす主要水産資源の動向」として増総研の研究員がサケ、サンマ、スケソウ、イワシ・サバ、毛ガニ、その他の資源についてレビューし、地域経済への影響が大きい魚種の変化の行方を探る。

 午後1時からは、「国際情勢下における道東漁業の現状と政策課題」をテーマに道東の地域漁業の現状と政策的課題、将来展望、主要魚種であるサンマ、スケソウの国際動向などの話題提供を受け、総合討論を交わす。宮澤晴彦氏(北大)をコーディネーターに寺井稔道水産林務部技監が「道東漁業の概要と新たな資源利用」、川崎一好道漁連会長が「道東地域における沿岸漁業再構築の課題と展望」を語り、全さんまの大石浩平専務がサンマ、道機船連の原口聖二常務がスケソウをめぐる国際的な動向とその影響を報告する。18日は午前9時から同センターで一般報告を受ける。

 

前回、青森大会の会場風景


10月号の表紙は、秋サケ漁本番を迎えた知床半島(ウトロ漁港・羅臼漁港)です(写真・文 鈴木記者)

2015-10-14 11:34:33 | 月刊水産北海道

 日本最大の秋サケ生産地である知床半島では秋の定置網漁が本格化している。斜里前浜は9月6日、オシンコシン以東は7日に陸網が入った北見管内側は、潮の影響で一部沖網が入れられず数量が伸びなかったが17日、ウトロ漁港に350トンが水揚げされ浜は活気づいた。同日1万4千尾が揚がった羅臼では、翌18日に29隻で5万4千尾を漁獲。盛漁期の到来を告げる水揚げとなった。