浜松市の隣・静岡県森町は人口約一万人の小さな町ですが、
天宮神社十二段舞楽、小国神社十二段舞楽、山名神社八段舞楽と3つの舞楽が
伝承されていて、それぞれが国の重要無形民俗文化財に指定されています。
今日はその中から山名神社天王祭舞楽八段をご紹介いたします。
まず最初は八撥((やつばち)。
二人舞。日・月一対の天冠をかぶり、顔は鼻から下を頭巾で隠します。
腰には鞨鼓をつけて両手に撥を持って舞います。
場を清める拔いの舞といわれています。
神子舞(みこまい)
一人舞。鳥居と太陽が彫られた天冠をかぶり、女性の面をつけています。
夕顔の打掛を着て、右手に鈴、左手に扇を持って舞います。
鶴(つる)
二人舞。一対の鶴の頭をつけます。
頭の周りには赤熊(しゃぐま・赤く染めたヤクの尾の毛)がついています。
15枚の舞羽を背中につけ両手の指をかけて、舞羽を広げたり畳んだり
して舞います。
獅子(しし)
二人舞。一対の獅子の頭をつけます。
頭には赤熊がついた珍しい形をしています。
迦陵頻(かりょうびん)
極楽浄土に住むという人面鳥身で美声を持つ霊鳥です。
元来は童子四人による舞いなのですが、
こちらの山名神社では若い女性の面を付けた一人舞いで、
霊鳥というより天女のイメージが感じられました。
飲兵衛,、山名神社の舞楽の中ではこの舞いが一番好きですね。
蟷螂(とうろう)
一人舞。カマキリのかぶりものをかぶり、
背中には4枚の舞羽がついています。
カマキリの鎌は手に持ったひもで動かします。
全国でもここでしか見られないとても珍しい舞です。
この後、龍(りょう)、優填獅子(うでんじし)と舞いは続くのですが、
飲兵衛神社境内に入ってきた屋台に気を取られて、撮り損なってしまい
ました。
もうトホホホです。
おはようございます
由緒ある雅楽を拝見いたしました。
皆、子供さんが舞っているのでしょうか?
あどけない表情が目に現れていますね!
お祭りの雰囲気って、気持ちがウキウキしませんか?
こちらではお目にかかれない「重要無形文化財」の舞を、堪能致しました。
森町にはこちらの山名神社八段舞楽以外に天方神社十二段舞楽と
小国神社十二段舞楽があり、
いずれも国の民族無形文化財に指定されています。
人口一万人程度の小さな町に三つもの民族無形文化財に指定され
る舞楽が継承されているってすごいですよね。
飲兵衛、お祭りの雰囲気が大好きで、カメラ抱えてヘボ写真を一杯
撮ってます。
私はそこの地域に産まれ育った子供たちは本当に幸せだと思います
ふるさとの思い出ですよね
飲兵衛さんは何かなさったのですか
お祭りの派手な衣装がワクワクさせますよね
着せつける大人 親もみんなの力が合わせて素晴らしい地域の団結ですね
感動で涙が出ます
緊急入院その後の経過は如何ですか?
一日も早い回復を願っております。
三つもの舞楽が国の民族無形重要文化財に指定されるなんて、
保存会の方々頑張っていらしゃるのでしょうね。
後継者不足の折、おそらく学校の部活動にも取り入れられて
いるのではと思います。
飲兵衛子供の頃にこれと言って特別な想いでは無かったような?
舞楽だとか子供歌舞伎だとか、あればやってみたかったなぁ~
なんて思います。
あれーこちらもコメントしたつもりでしたが
できてなかった、時々あるけどなんでだろ~
時間オーバーで数字を打ちなおさないといけないのかな?
文化財の継承は中々大変でしょうね~
一度途切れてしまうと復活は大変でしょうからね~
そんな中でも若者が参加してくれてるのは良いことですね~
なんでカマキリが?
いやいや他にはないでしょう???(笑)
コメントがエラーですか?
人気ブロガーの一年生さんはファンの方が多いので打ち直しも大変ですね。
地方の伝統文化で最も大切なのが後継者の育成でしょうね。
おそらく学校の部活動に取り入れられているのではないでしょうか?
このカマキリの舞いは、日本広しと言えどここ山名神社だけで、
とても珍しい舞のようです。
いつも思うのですが静岡県 色々なお祭りが
沢山有るように感じます。
現代的なものから 歴史を感じるものまで
様々なお祭りやらフェスティバルが。
今回の舞楽も素晴らしい‼
舞い手が皆さん 小学の高学年の方のようですね。とても初々しくて見ていても
応援声援をおくりたくなってしまいます。
5枚目の写真 ジュディオングさんが魅せられてを歌う時に来ていた衣装を連想しました。
案外デザイナーの方がここからヒントを頂いたのでは?
なんて思ってしまいました。
実は飲兵衛もジュディオングさんの「魅せられて」を思い浮かべました。
ちょうどあのような感じで羽を広げていました。
舞子さん達日頃から相当練習してるのでしょいね。
毎年7月中旬の土日に行われるのですが、今年はコロナの影響で中止に
なりました。
飲兵衛、お祭りやイベントをメインに撮っていますが、今年はことごとく
中止で新ネタが無く、毎回ブログネタに頭を悩ませてます。
京都の祇園祭の古い形態を今に伝える伝統のある祭を興味深く拝見しました。
顔を隠した踊りや獅子舞は拙コレクションの絵巻にもあり、蟷螂は山車として蟷螂山があり、鶴舞は、鷺舞としてあって途絶えたのを山口から逆に戻して復活したものもあります。
天王祭は疫病退散が元であり、早く日本の新型も退散して欲しいものです。
山名神社八段舞楽は室町時代中期に大阪摂津の四天王寺から
伝わったと言われていますが、
一旦途絶え、応仁の乱の後に京都の祇園祭を取り入れて復活
したと聞いています。
天方神社や小国神社の十二段舞楽などの正統舞楽とは趣きを異
にした独特の味わいを持っています。
今回撮り損ねてしまいましたが、龍(りょう)では柱によじ
登って仰向けになるなどアクロバットの様な舞も見られました。