飲兵衛の酔写アルバムPartⅡ

毎週1回月曜日に更新します

ショウジョウトンボ

2020-05-21 00:00:01 | トンボ

5月17日(日曜日)、
磐田市桶ヶ谷沼では、ヨツボシトンボと並んで、ショウジョウトンボ
が多数みられました。

オスは赤い猩々(しょうじょう)色、メスは地味な枯れ草色をしています。

飲兵衛このショウジョウトンボを見るたびにダーウインの進化論を
思い出します。
ダーウインの進化論は「自然淘汰」と「性淘汰」からなりたっています。
「自然淘汰」は適者生存の法則として教科書にも載っていて、
皆さんご存知の方も多いと思いますが、「性淘汰」に関してはいまいち
知られていないようです。

「性淘汰」とは異性をめぐる競争で生じる進化で、大きさ色彩が雌雄で
大きく異なる性的二型を生じる進化の事です。

ショウジョウトンボのオスのあの真っ赤な色彩は、赤色が鮮やかになれば
なるほど鳥などの天敵に襲われる
危険度が増し、自然淘汰の面からは不利
になります。

しかしその危険以上にメスに好まれるため、逆に子孫を増やす事ができます。

一方オスを選ぶ側のメスは、地味な色になればなるほど天敵から身を守り子孫
を増やすことになります。

それではオスのショウジョウトンボを後ろからパチリ。

 

 

前からパチリ。

 

 

ぐっとアップでパチリ。

 

 

 

 

 

 

続いてメスのショウジョウトンボです。
地味な枯れ草色で草むらにじっと隠れていてあまり動きません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 こちらはヨツボシトンボ。
前回(4月28日)に続いて今回も多数見かけました。
ショウジョウトンボとは正反対にオス・メスの差がほとんどありません。
(シッポの先の二股部分が長いのでオスと思われます)

 

 

 

ショウジョウトンボとほぼ同じ時期に出てくるチョウトンボは未だ
見当たりませんでした。

例年ですと6月に出るのですが、今年は2週間ほど早いようなので
この週末あたりには見られるかもしれません。

 



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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (一年生)
2020-05-21 01:55:35
こんばんは

そう言えば最近よく見るキジのおすも派手な色してますね~

野生の動物は雄の方が派手なのが多いようですね~

キジはまだ相手見つけてないような気がします?

人間は逆のようにも感じますが、最近は

男のこも派手になってきたかな?

ところで、最近の科学者はダーウィンの進化論を否定してる科学者がとても多いらしいです。

特にDNAの解析が進んだここ数年で

否定せざる負えない研究結果が出てるそうです。

世界的に最新の教科書はどうなってるのかな?

とは言え否定派の一部には宗教的な考えも入れられてる可能性もあるので時代とともに考えが色々変わるかも?
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ショウジョウトンボ (浜松屋飲兵衛)
2020-05-21 03:14:17
一年生さん~お早うございます。

木村資生教授の「分子進化中立説」ですね。

分子レベルでの遺伝子の変化は大部分が自然淘汰に対して有利でも
不利でもなく中立的であり、突然変異と遺伝的浮動が進化の主因である
とする説ですね。
1960年代後半に発表されて、センセーションを巻き起こしました。

遺伝子の分子進化がイントロンや偽遺伝子のように体表現されない場合、
あるいは表現型であっても生存に重要でない部分の変異は自然淘汰(自然
選択)に対して中立的であり、
他方、表現型レベルの形質の変化には自然淘汰が働くということで、
現在は大部分の進化生物学者が、両説は両立できるものであるとして受け入
れるているようです。

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Unknown (yoko)
2020-05-21 07:24:06
飲兵衛さん~
おはようございます^^

何度見ても美しいお写真です~
進化論学者になれるほど、飲兵衛さん、一年生さんも詳しいんですね!
私にはさっぱりで、ごめんなさい<(_ _)>
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Unknown (一年生)
2020-05-21 07:32:18
またまたおはようございます

「分子進化中立説」というのは知りませんでした。

ダーウィンの進化論は現在否定されてるというのは聞いたことあったのですが、

あんまり詳しく調べたことは無かったのですが、少し調べたら2018年くらいに

米ニューヨーク・ロックフェラー大学のマーク・ストークル(Mark Stoeckle)氏と、スイス・バーゼル大学のデビッド・タラー(David Thaler)氏がDNAの解析をしたというやつです。(それ以前も現在の科学者には否定派が多いらしい)

元々進化論はキリスト教の説からは

否定した方が都合が良いみたいで、

日本では教科書で習ってるので自分も含め進化論派がほとんどだと思いますが、
(最新の教科書ではどうなのかな?)

アメリカでは元々教科書とかでも微妙な

感じだったみたいです。

(アメリカではむしろ最近の若者は進化論を信じる人の割合が昔より増えたそうです?)

この論争は宗教もからんでるので、これからも続くかもしれませんね~

自分も進化論を信じている方なんですが

こう言う研究がでたら、少し自分で考えてみるのも面白いかも。

とは言えあんまり調べる気もありませんが(笑)

自分のスタンスと言うとあんまりよくわからない、と言うところです。
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Unknown (鈴鹿)
2020-05-21 07:57:45
またまた トンボだー
赤トンボは好き
動物って 大方 おすが綺麗で派手
そしてメスを奪い合う
激しいですよね
いま 男性 男のこもおしゃれでいいですよ
長男もスーツはオーダー
次男もブランド
男性はスーツが一番素敵に見えるから親がみてもカッコいい
世の中の男性もっとおしゃれになって欲しい
第一に外見 そのつぎに中身 人間性
は は はっ
  血管が破裂して点滴とれてごはん食べれて昨日は一週間ぶりにお風呂に入れシャンプーもでき今日はルンルン
まだふらつくので退院は先おくり
もうぜつたい 昼酒は飲みません
ドクターにも息子にも内緒
お墓に持っていきます
しばらくお酒 やめます
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ショウジョウトンボ (浜松屋飲兵衛)
2020-05-21 08:55:46
yokoさん~お早うございます。

飲兵衛、生物学が意外と好きで、いまになって思えば理学部の
生物学科にすれば良かったかな~。
当時はまだ分子生物学が脚光を浴びだす前で、生物では飯が食え
えないと他学部にしました。
後悔先に立たずでもうトホホホです。
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ショウジョウトンボ (浜松屋飲兵衛)
2020-05-21 08:56:30
一年生さん~

アメリカはキリスト教原理主義の人が多く、未だに進化論を認めない
人々がいるようですね。

まあ生物進化を認めない人は置いておいて、
現在の進化論は、進化は遺伝子の変異により起こることは共通の認識
ですが、
・ダーウインの唱えた自然淘汰(自然選択)に対して非表現型遺伝子は
中立、つまり自然選択を受けず、年数とともに変化する。
これを発展させたのが「分子時計」の考えで、現存生物のDNAを調べることに
より過去の進化を知る事ができます。
・一方、表現型遺伝子はダーウインの唱えた自然選択を受けるという所に収ま
っているようです。

最近、ドーキンスにより「利己的な遺伝子」(sThe Selfish Gene)説が登場し、
我々生物の体は頭脳も含め全て遺伝子が纏う衣の様なもので、
遺伝子が自己のコピーを増やすための道具であるとして、
自然選択や生物進化を遺伝子中心の視点で理解する進化論が話題になっています。

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ショウジョウトンボ (浜松屋飲兵衛)
2020-05-21 09:08:21
鈴鹿さん~お早うございます。

最近は入院生活も結構快適とか。
ちょうど良い機会ですから、ゆっくりと静養なさってください。
お酒は鈴鹿さんの分まで飲兵衛が飲ませて頂きま~す。

動物界ではメスの関心を引くためにどうしてもオスが派手で
目立つようになりますね。
逆に言うと地味で目立たないオスは子孫を残せないという事
ですかね。
寅さんじゃないけど「男(オス)は辛いよ」なんです。

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トンボを通しての学術論 (hanahana)
2020-05-21 10:25:50
おはようございます。

綺麗なとんぼですね~ どんな風に撮ったのか?
どうしたらカメラにトンボを納められるのか?
などと考えながらじーっと写真を見ていましたが コメントを読んで又( ゚Д゚)

少し興味がある分野ですので繰り返し読みました。
が 結局のところ私の脳みそ(進化どころか退化している)では※◇〇=△??でした。
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ショウジョウトンボ (浜松屋飲兵衛)
2020-05-21 10:48:51
hanahanaさん~お早うございます。

トンボ達ですが午前中は活発に動き回っていてなかなかカメラで
捉えることができません。
ところが11時半頃になるとピタリと飛ぶのを止めて動かなくなり
ます。
この時が狙い目で、そっと近づいてパチリします。
もし逃げられてもじっとしていればすぐに同じ場所に戻ってきます。

レンズは55-200mm程度の望遠ズームで十分です。
最短撮影距離が1mほどなので、それより近づくとシャッターが切れ
なくなりますので、近づき過ぎない様注意が必要です。
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