すけさんの釣り日記

生月島に住みながら、釣りを楽しんでいます。

命の尽きる時

2015年01月16日 | 海釣り
 義母は昨年の10月軽い脳梗塞で認知症は急激に進んだものの、麻痺等もなく一人で歩けるし食欲もあり退院後は専門の介護施設でお世話を頂いていました。
時々は我が家に来て女房の手料理を楽しむこともあり、唯一認識できる娘の世話なら安心してゆったり休めたようでした。

この正月も我が家で帰省した娘夫婦と共に御節を囲み美味しい美味しいと皆が吃驚する食欲で食べてくれました。
白寿を迎えた新年をこのように元気で迎えてくれたことを皆喜んでいたのです。

ところが施設に戻った次の日の朝、ベットから落ちて意識不明になっているのを見つかったのです。
すぐに救急車で脳外科まで運び込まれたのですが、今回は脳梗塞が酷く高齢でもあり回復の見込みはないとの事でした。

以後意識不明のままICU(高度医療施設)のベットに繋がれたまま命の尽きるのを待つことになったのです。
胃瘻などの延命処置などはしないで静かにその時を待つという事になりました。
幸い痛みなどで苦しむこともなく、ただ酸素吸入や点滴などで繋がれてはいますが、24時間看護師の世話を受けながら天命の尽きるのを待っているのです。

家族と言えどもICUでは午後に短時間の面会が許されるだけ。
しかもここ数日はインフルエンザ流行の為その面会も禁止となりました。
それでも倒れてより二週間、義母はまだ頑張って生きていてくれています。

もちろん酸素を止めたりすればそのまま逝くことになるのでしょうが、いずれその時を迎えるとは言えその判断は出来ません。
回復の見込みのない者に対する医療行為は無駄であるとも考えますが、いざその当事者になるとそれらをすべて不要とするには勇気が要りますね。

一昨日はいよいよかもと病院より連絡があり夜中に出掛けましたが、医者も驚くほどの回復(?)で呼吸・血圧などが元に戻りました。
この数日が山場であることは間違いないのですが、義母が最後の頑張りを見せてくれているのを天晴れと拍手したいくらいです。

妻も最後まできちんと世話も出来たし、手料理を喜んで貰えたからと思い残す事もないようです。
これからしばらくは皆さまのところに御訪問コメントも疎かになると思いますが、しばらくの御猶予をお願いします。