3月の読書メーター
読んだ本の数:27
読んだページ数:8839
ナイス数:4963
定年オヤジ改造計画の感想
大手石油会社を定年退職した庄司常雄。毎日退屈で居場所がない。自分の考え方が絶対だと思っているこの夫、彼の目線で物語が進む。妻や娘、嫁の意見にそうそうと心の中で相づちを打ちながらの読書。垣谷さんの取り上げるテーマは毎回面白くて最高です!お薦めです♪
読了日:03月01日 著者:垣谷美雨
ジュニア版 ハナミズキ―君と好きな人が百年続きますようにの感想
映画のノベライズかな?北海道の港町で母と二人で暮らす紗枝は偶然出会った康平と恋に落ちる。やがて紗枝は夢のために東京の大学に進学し、康平は漁師になる。二人のすれ違い、切ない別れ、そしてハナミズキの咲く頃の再会。美しい物語でした。
読了日:03月01日 著者:吉田 紀子
ある奴隷少女に起こった出来事の感想
アメリカでわずか150年程度前まであった奴隷制度。その解放をめぐり南北戦争が起こったことくらいの知識しか持ちえていない私。読み友さんの感想から手にすることが出来、本当に感謝です。主人公・リンダの身に起こったすべてのこと、これが真実だと言うことに絶句しました。人種差別の根の深さ、この本はもっと多くに人に読まれて欲しい1冊です。皆さんにお薦め。
読了日:03月03日 著者:ハリエット・アン・ジェイコブズ
銀座ブルースの感想
この時代のことを描いたら、柴田さんの右に出る人はいないのでは?と思わせてもらいました。GHQの統治下にあった戦後日本、銀座にあったライカビル。小平事件・帝銀事件・下山事件と史実を織り交ぜてとても読みごたえがありました。あのころに起きた様々なことがまだまだ闇に覆われているのでしょうね。最後は少し切なかったけれど、そうなってしまうのでしょうね。
読了日:03月04日 著者:柴田 哲孝
黒祠の島 (ノン・ノベル)の感想
九州の辺境にある夜叉島は、国家神道から外れた「黒祠の島」。パートナー・葛木志保の行方を追い、島に渡った探偵・式部剛が目にしたものは。因習にとらわれた島の人々、本家や分家。島を支配している分限者。横溝正史を読んでいるような世界観に浸れました。
読了日:03月05日 著者:小野 不由美
そして、バトンは渡されたの感想
読み終えて、どう感想を書けばこの本の素晴らしさを伝えられるのか、悩みます。水戸優子、泉ヶ原優子、森宮優子と姓が変わる優子の人生。家族って何だろう、普通って何だろう。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時、一歩足を踏み出す。お薦め本!
読了日:03月05日 著者:瀬尾 まいこ
完パケ!の感想
映画監督を目指す二人の若者、安原と北川。卒業制作映画「終わりのレイン」で目指すものは?とても爽やかで良かったです。青春って良いなぁ。
読了日:03月06日 著者:額賀 澪
幸福のパズルの感想
折原みとさん、初読み。少女漫画のような展開だと思ったら、そちらでもご活躍の作家さんでした。高校生で応募した小説がとある出版社の新人賞をとり人気作家になったみちると、老舗ホテルの御曹司・優斗のラブストーリー。たまにこういう本も良いですね。
読了日:03月07日 著者:折原 みと
クリスマスローズの殺人 (ミステリー・リーグ)の感想
ヴァンパイアと人間が共存している世界。探偵も刑事も。殺害現場に大量のクリスマスローズが散りばめられた連続殺人の謎。軽く楽しめるのでたまに読むには良いかも。
読了日:03月07日 著者:柴田 よしき
身代わり忠臣蔵の感想
新しい観点の忠臣蔵。暗愚のお殿様たちに翻弄された家臣や家族というもの。超高速参勤交代のようなスッキリした面白さまでは行かなかったのが残念。
読了日:03月08日 著者:土橋 章宏
Mの暗号の感想
なにかと噂が絶えないM資金。そのありかを示す暗号と、謎解きをする、浅野伽羅守・小笠原伊万里・武田菊千代・南部正宗。戦後のキナ臭い事件とGHQやフリーメーソン。手強そうに見えた敵があまりにもポンコツで笑える。大金の桁が凄すぎて、正に夢物語。次はダイヤか。
読了日:03月09日 著者:柴田哲孝
青と白との感想
あの日が近づいてきました。仙台出身の穂高明さんが、震災当時のことを描いた小説。読み返してもやはり泣けてしまいます。一人でも多くの方に読んでいただきたい。
読了日:03月09日 著者:穂高 明
運命のひと (小学館文庫 や 2-15)の感想
任侠映画から高倉健にあこがれて、その姿を真似るまでになった岩瀬修。家業の酒屋の手伝いで知り合ったナカマのおっちゃんや、心臓の病で早世した従妹の弥生。彼の人生にかけがえのないものを刻んだ「運命のひと」。とても素敵な物語。「銀幕の神々」を文庫化で改題とのこと。
読了日:03月10日 著者:山本 甲士
白バイガール 駅伝クライシス (実業之日本社文庫)の感想
川崎潤が箱根駅伝の先導を。その裏で本田木乃美は10区を走るランナーの妹誘拐事件の犯人を追走する!疾走感のある展開で最後まで楽しめました。新人の鈴木くん登場!これからどう絡んでくるのかな?
読了日:03月11日 著者:佐藤 青南
紙つなげ! 彼らが本の紙を造っているの感想
あれから7年。今日、読みたいと思っていたこの本を再読。あの日を忘れないために、この本も多くの人に読んでもらいたい1冊です。みなさんにお薦め。
読了日:03月11日 著者:佐々 涼子
時限捜査 (集英社文庫)の感想
大阪の名所が連続爆破され、大阪駅構内のカフェで人質籠城事件が発生。現場で指揮を執るのはその日で署長の任期を終える島村。残り1日で解決を目指す島村に東京の神谷から情報が入る。まさに時限を区切られた捜査。緊迫感だけでなく、大阪弁のやり取りがフッと息の抜ける感じで面白かったです。
読了日:03月16日 著者:堂場 瞬一
([ほ]4-3)活版印刷三日月堂 庭のアルバム (ポプラ文庫)の感想
シリーズ3作目も素敵なお話が4編。チケットと昆布巻き・カナコの歌・庭のアルバム・川の合流する場所で。弓子さんの母にまつわる物語と、新しい出会い。三日月堂はこれからどのように変わって行くのか、早く続きが読みたいです。
読了日:03月17日 著者:ほしおさなえ
天の花 なでし子物語の感想
シリーズ3作目。高三になった耀子は誰にも告げず常夏荘を出て、バスの中で4年前の夏を思い出す…。何とも切ない、耀子と龍治・立海の想い。耀子の母親には嫌悪感しか湧いて来ません。完結編「常夏の光」を楽しみに待ちたいです。
読了日:03月18日 著者:伊吹 有喜
月の見える窓 (双葉文庫)の感想
幼い息子を残して失踪したキャバクラ嬢・麻衣を探す、スカウトマンの晶彦。麻衣を探す最中、もうひとつの誘拐事件に直面する。犯人の目的は金ではなく、社会への提言なのか。真犯人があまりにも下衆でがっかり。
読了日:03月19日 著者:新野 剛志
あきない世傳 金と銀(五) 転流篇 (時代小説文庫)の感想
桔梗屋を買い取り、商いも順調。しかし、幸の身に降りかかる辛い出来事も。さあいよいよ新しいステージに、と言うところでこの巻はおしまい。何と続きが読めるのは1年後…。あきない戦国時代、今後の展開は如何に?
読了日:03月20日 著者:髙田郁
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)の感想
新刊・「龍の耳を君に」を読む前におさらいを。さっと読もうと思ったのに、一気に引き込まれました。良いストーリーは何度読み返しても感動をもらえますね。
読了日:03月21日 著者:丸山 正樹
龍の耳を君に (デフ・ヴォイス新章)の感想
手話通訳士・荒井尚人の、シリーズ第二弾。みゆきの娘・美和のクラスメート・英知くんと手話を通して心を通わせる荒井。表紙の絵に心を奪われました!聞こえる人・聞こえない人、障害のある人ない人、みんなが理解しあえる世の中にという作者の強いメッセージが伝わりました。この作品も一人でも多くの方に読んで頂きたいですね。聾の字の意味、忘れません。みなさんにお薦めします!
読了日:03月22日 著者:丸山 正樹
悪徳の輪舞曲の感想
御子柴弁護士シリーズ第4弾。今回の依頼は実母が再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑。名を変え過去を捨てた御子柴は肉親とどう向き合うのか? 今回も引き込まれて一気読みでした。またシリーズ最初から読み返したくなりますね。
読了日:03月24日 著者:中山 七里
水の迷宮 (光文社文庫)の感想
水族館で起こった脅迫事件と殺人事件。警察に知らせず、内々に解決策を弄する館長以下職員たち。3年前に不慮の死を遂げた職員の命日に起こった出来事はどういう決着を見るのか。探偵役の深澤さん、優秀! でも、人の命が軽く描かれているようにも思えて、少しもやっと…。
読了日:03月25日 著者:石持 浅海
ささらさや (幻冬舎文庫)の感想
久々の再読。事故で夫を亡くしたサヤは生まれたばかりのユウ坊と佐々良の町へ移住する。弱々しく頼りなかったサヤは亡き夫や佐々良のお婆ちゃんたちに見守られ、少しずつ成長して行く。ゴーストの夫との永遠の別れ、切ないけれど温かい読後でした。馬鹿っサヤの繰り返しはちょっと嫌でしたが…。
読了日:03月26日 著者:加納 朋子
てるてるあした (幻冬舎文庫)の感想
「ささら さや」を再読して、こちらもすぐに再読。15歳で親の夜逃げのため、佐々良の町の遠縁のお婆さんの家で暮らすことになった照代。魔女と呼ばれる久代婆さんとの暮らしは、我儘な照代には馴染めないものだった。三婆や、サヤとユウ坊、エリカさんとダイヤ、佐々良の町での照代の成長物語でもあり、親と子の物語でもありました。
読了日:03月28日 著者:加納 朋子
闇の叫び アナザーフェイス9 (文春文庫)の感想
大友鉄の子育ても、いよいよおしまい。優斗の成長がとても清々しい。本編の事件はタイトルの通り、何ともやりきれないものでした。捜査1課に復帰して活躍する鉄さんに、またどこかで会えたらと思いました。
読了日:03月30日 著者:堂場 瞬一
読書メーター
読んだ本の数:27
読んだページ数:8839
ナイス数:4963

大手石油会社を定年退職した庄司常雄。毎日退屈で居場所がない。自分の考え方が絶対だと思っているこの夫、彼の目線で物語が進む。妻や娘、嫁の意見にそうそうと心の中で相づちを打ちながらの読書。垣谷さんの取り上げるテーマは毎回面白くて最高です!お薦めです♪
読了日:03月01日 著者:垣谷美雨

映画のノベライズかな?北海道の港町で母と二人で暮らす紗枝は偶然出会った康平と恋に落ちる。やがて紗枝は夢のために東京の大学に進学し、康平は漁師になる。二人のすれ違い、切ない別れ、そしてハナミズキの咲く頃の再会。美しい物語でした。
読了日:03月01日 著者:吉田 紀子

アメリカでわずか150年程度前まであった奴隷制度。その解放をめぐり南北戦争が起こったことくらいの知識しか持ちえていない私。読み友さんの感想から手にすることが出来、本当に感謝です。主人公・リンダの身に起こったすべてのこと、これが真実だと言うことに絶句しました。人種差別の根の深さ、この本はもっと多くに人に読まれて欲しい1冊です。皆さんにお薦め。
読了日:03月03日 著者:ハリエット・アン・ジェイコブズ

この時代のことを描いたら、柴田さんの右に出る人はいないのでは?と思わせてもらいました。GHQの統治下にあった戦後日本、銀座にあったライカビル。小平事件・帝銀事件・下山事件と史実を織り交ぜてとても読みごたえがありました。あのころに起きた様々なことがまだまだ闇に覆われているのでしょうね。最後は少し切なかったけれど、そうなってしまうのでしょうね。
読了日:03月04日 著者:柴田 哲孝

九州の辺境にある夜叉島は、国家神道から外れた「黒祠の島」。パートナー・葛木志保の行方を追い、島に渡った探偵・式部剛が目にしたものは。因習にとらわれた島の人々、本家や分家。島を支配している分限者。横溝正史を読んでいるような世界観に浸れました。
読了日:03月05日 著者:小野 不由美

読み終えて、どう感想を書けばこの本の素晴らしさを伝えられるのか、悩みます。水戸優子、泉ヶ原優子、森宮優子と姓が変わる優子の人生。家族って何だろう、普通って何だろう。自分の知らない大きな未来へとバトンを渡す時、一歩足を踏み出す。お薦め本!
読了日:03月05日 著者:瀬尾 まいこ

映画監督を目指す二人の若者、安原と北川。卒業制作映画「終わりのレイン」で目指すものは?とても爽やかで良かったです。青春って良いなぁ。
読了日:03月06日 著者:額賀 澪

折原みとさん、初読み。少女漫画のような展開だと思ったら、そちらでもご活躍の作家さんでした。高校生で応募した小説がとある出版社の新人賞をとり人気作家になったみちると、老舗ホテルの御曹司・優斗のラブストーリー。たまにこういう本も良いですね。
読了日:03月07日 著者:折原 みと

ヴァンパイアと人間が共存している世界。探偵も刑事も。殺害現場に大量のクリスマスローズが散りばめられた連続殺人の謎。軽く楽しめるのでたまに読むには良いかも。
読了日:03月07日 著者:柴田 よしき

新しい観点の忠臣蔵。暗愚のお殿様たちに翻弄された家臣や家族というもの。超高速参勤交代のようなスッキリした面白さまでは行かなかったのが残念。
読了日:03月08日 著者:土橋 章宏

なにかと噂が絶えないM資金。そのありかを示す暗号と、謎解きをする、浅野伽羅守・小笠原伊万里・武田菊千代・南部正宗。戦後のキナ臭い事件とGHQやフリーメーソン。手強そうに見えた敵があまりにもポンコツで笑える。大金の桁が凄すぎて、正に夢物語。次はダイヤか。
読了日:03月09日 著者:柴田哲孝

あの日が近づいてきました。仙台出身の穂高明さんが、震災当時のことを描いた小説。読み返してもやはり泣けてしまいます。一人でも多くの方に読んでいただきたい。
読了日:03月09日 著者:穂高 明

任侠映画から高倉健にあこがれて、その姿を真似るまでになった岩瀬修。家業の酒屋の手伝いで知り合ったナカマのおっちゃんや、心臓の病で早世した従妹の弥生。彼の人生にかけがえのないものを刻んだ「運命のひと」。とても素敵な物語。「銀幕の神々」を文庫化で改題とのこと。
読了日:03月10日 著者:山本 甲士

川崎潤が箱根駅伝の先導を。その裏で本田木乃美は10区を走るランナーの妹誘拐事件の犯人を追走する!疾走感のある展開で最後まで楽しめました。新人の鈴木くん登場!これからどう絡んでくるのかな?
読了日:03月11日 著者:佐藤 青南

あれから7年。今日、読みたいと思っていたこの本を再読。あの日を忘れないために、この本も多くの人に読んでもらいたい1冊です。みなさんにお薦め。
読了日:03月11日 著者:佐々 涼子

大阪の名所が連続爆破され、大阪駅構内のカフェで人質籠城事件が発生。現場で指揮を執るのはその日で署長の任期を終える島村。残り1日で解決を目指す島村に東京の神谷から情報が入る。まさに時限を区切られた捜査。緊迫感だけでなく、大阪弁のやり取りがフッと息の抜ける感じで面白かったです。
読了日:03月16日 著者:堂場 瞬一
![([ほ]4-3)活版印刷三日月堂 庭のアルバム (ポプラ文庫)](https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51ILcaW9cvL._SL120_.jpg)
シリーズ3作目も素敵なお話が4編。チケットと昆布巻き・カナコの歌・庭のアルバム・川の合流する場所で。弓子さんの母にまつわる物語と、新しい出会い。三日月堂はこれからどのように変わって行くのか、早く続きが読みたいです。
読了日:03月17日 著者:ほしおさなえ

シリーズ3作目。高三になった耀子は誰にも告げず常夏荘を出て、バスの中で4年前の夏を思い出す…。何とも切ない、耀子と龍治・立海の想い。耀子の母親には嫌悪感しか湧いて来ません。完結編「常夏の光」を楽しみに待ちたいです。
読了日:03月18日 著者:伊吹 有喜

幼い息子を残して失踪したキャバクラ嬢・麻衣を探す、スカウトマンの晶彦。麻衣を探す最中、もうひとつの誘拐事件に直面する。犯人の目的は金ではなく、社会への提言なのか。真犯人があまりにも下衆でがっかり。
読了日:03月19日 著者:新野 剛志

桔梗屋を買い取り、商いも順調。しかし、幸の身に降りかかる辛い出来事も。さあいよいよ新しいステージに、と言うところでこの巻はおしまい。何と続きが読めるのは1年後…。あきない戦国時代、今後の展開は如何に?
読了日:03月20日 著者:髙田郁

新刊・「龍の耳を君に」を読む前におさらいを。さっと読もうと思ったのに、一気に引き込まれました。良いストーリーは何度読み返しても感動をもらえますね。
読了日:03月21日 著者:丸山 正樹

手話通訳士・荒井尚人の、シリーズ第二弾。みゆきの娘・美和のクラスメート・英知くんと手話を通して心を通わせる荒井。表紙の絵に心を奪われました!聞こえる人・聞こえない人、障害のある人ない人、みんなが理解しあえる世の中にという作者の強いメッセージが伝わりました。この作品も一人でも多くの方に読んで頂きたいですね。聾の字の意味、忘れません。みなさんにお薦めします!
読了日:03月22日 著者:丸山 正樹

御子柴弁護士シリーズ第4弾。今回の依頼は実母が再婚した夫を自殺に見せかけて殺害した容疑。名を変え過去を捨てた御子柴は肉親とどう向き合うのか? 今回も引き込まれて一気読みでした。またシリーズ最初から読み返したくなりますね。
読了日:03月24日 著者:中山 七里

水族館で起こった脅迫事件と殺人事件。警察に知らせず、内々に解決策を弄する館長以下職員たち。3年前に不慮の死を遂げた職員の命日に起こった出来事はどういう決着を見るのか。探偵役の深澤さん、優秀! でも、人の命が軽く描かれているようにも思えて、少しもやっと…。
読了日:03月25日 著者:石持 浅海

久々の再読。事故で夫を亡くしたサヤは生まれたばかりのユウ坊と佐々良の町へ移住する。弱々しく頼りなかったサヤは亡き夫や佐々良のお婆ちゃんたちに見守られ、少しずつ成長して行く。ゴーストの夫との永遠の別れ、切ないけれど温かい読後でした。馬鹿っサヤの繰り返しはちょっと嫌でしたが…。
読了日:03月26日 著者:加納 朋子

「ささら さや」を再読して、こちらもすぐに再読。15歳で親の夜逃げのため、佐々良の町の遠縁のお婆さんの家で暮らすことになった照代。魔女と呼ばれる久代婆さんとの暮らしは、我儘な照代には馴染めないものだった。三婆や、サヤとユウ坊、エリカさんとダイヤ、佐々良の町での照代の成長物語でもあり、親と子の物語でもありました。
読了日:03月28日 著者:加納 朋子

大友鉄の子育ても、いよいよおしまい。優斗の成長がとても清々しい。本編の事件はタイトルの通り、何ともやりきれないものでした。捜査1課に復帰して活躍する鉄さんに、またどこかで会えたらと思いました。
読了日:03月30日 著者:堂場 瞬一
読書メーター