ゆみねこ日記

日常日記です。

退治します。

2015-01-14 15:52:53 | 日記
去年の健診でピロリの検査をしたら、みごとに出まして
かかりつけの病院で、除去することに。

胃カメラは非常にキレイな胃袋ですって言われたけど、
血液検査でピロリ( ̄0 ̄)

一週間お薬を飲み、その後一か月を経て検査して、除去
の結果をみるのです。
通常は75%の人がそれでキレイになるけど、ダメなら
違うお薬でまた一週間・・・。


何よりうんざりするのは、一度に錠剤1個、カプセル4個。
そして副作用の説明。。
下痢とか、味覚の異常とか、頭痛・吐き気。

いや、負けないで頑張りますよ~!


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えさし藤原の郷

2015-01-10 18:11:16 | 旅行
岩手県は奥州市にある、歴史テーマパークへ行って
きました。

東北自動車道を北上し、岩手県は水沢ICで下り
そこから一般道を10キロ程度。
広大な敷地に広がるそこは平安朝の世界…!

NHKの大河ドラマや歴史映画のロケ、最近では
フジテレビ系列の「逃走中」のロケもやったとの
ことです。

昨年12月のドカ雪とお正月明けの積雪で園内は
まっ白な雪景色。
入り口で入場料金800円を支払うと、受付のお嬢
さんから小さい使い捨てカイロをもらいましたよ。




政庁の正面










中は史実に基づいて再現された平安時代の建物。
奥州といえば藤原三代、中尊寺とはまた違った趣で
見ごたえあります。

だがしかし、寒い…!
今日は気温1℃! 寒くて鼻水たれそうな(笑)
じっくり見学するコースは2時間かかると。
お急ぎコースは50分。
あまりの寒さで、もちろん50分コースを選択!


これは気候の良い時期に出直して2時間コースを歩く
ことを決意!

園内にはロケで使われたドラマのパネルの展示も。

レストランであんかけうどんを頂きました。
濃いめのあんかけで、熱々。
しょうがを効いて美味しかったです。






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元気です!

2015-01-07 10:08:28 | 日記
寒くなると徒歩や自転車で出かける機会も少なくなって
花も緑も目立たない毎日なので、ブログもネタ切れ(笑)

写真もないと寂しいので、年末年始に娘たちと食事を
したときの海鮮丼でも載せておきましょうかね~。


暮れの30日に次女と近所の杜の市場へ出かけて海鮮丼。
年末は朝の8時から営業していて、食べたお店も9時開店。
朝からこんなに美味しいものを食べられて幸せ♪

あさりのお味噌汁も美味しくて、大満足でしたー。



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12月の読書記録

2015-01-01 17:55:59 | ブックレビュー
12月もたくさん本を読むことが出来ました。

イチオシは上橋菜穂子さんの「鹿の王」上・下
国際アンデルセン賞を受賞してからの第1作目。
素晴らしい世界観に圧倒されました。

ノンフィクションでは「殺人犯はそこにいる」
北関東で起きた連続幼女誘拐殺人事件を追った
一記者のルポ。清水潔著。
こちらもお勧めです。


2014年12月の読書メーター
読んだ本の数:43冊
読んだページ数:13592ページ
ナイス数:4413ナイス

蛇行する月蛇行する月感想
湿原のほとりで高校時代を過ごした女性たちの連作短編集。20歳年上の既婚男性と出奔し釧路を離れた順子の生涯を周りの同級生たちの物語を絡ませて描いてゆく。「幸せ」の定義について深く問いかける物語。とても読み応えがありました。
読了日:12月1日 著者:桜木紫乃
荒神荒神感想
徳川第五代将軍綱吉の時世に、東北の小藩で起こったおぞましい出来ごと。人を喰らう化け物の正体とは?二つの反目しあう藩の間にあるものは何なのか。前半は中々物語に入れず苦戦しましたが、蓑吉が名賀村で助けられたあたりからは一気に読み切れました。圧倒的な存在感を示す「つちみかどさま」、何となくナウシカを連想してしまいました。
読了日:12月2日 著者:宮部みゆき
時計坂の家時計坂の家感想
12歳の少女が疎遠になっていた祖父の家を訪ねた夏の物語。わずか10日間でフー子が体験した様々なこと、祖父母にまつわる切ない過去。とても素敵で児童書だけど大人も楽しめる本です。お勧め!
読了日:12月2日 著者:高楼方子
明日の子供たち明日の子供たち感想
とても素敵な1冊!「児童養護施設」の置かれている現実、多忙な職員とそれを気遣う子供たち。15歳や18歳で自立させざるを得ないと言う切迫した状況。子供は子供のままではない、心に響きました。新米職員三田村の成長物語としても素晴らしかったです。テレビドラマのことや、タイガーマスク騒動などにもさらりとふれてあり、タイムリーだと思いました。
読了日:12月3日 著者:有川浩
波形の声 (文芸書)波形の声 (文芸書)感想
7編の短編。タイトルの学校を舞台にしたミステリーは秀逸。高齢者のライバル心を取り上げた「宿敵」が一番心に残りました。高齢者と運転免許、昨年亡くなった父のことを思い出してしまいます。
読了日:12月4日 著者:長岡弘樹
新釈 にっぽん昔話新釈 にっぽん昔話感想
乃南さんにより、ちょっと新しいエッセンスを加えた日本昔話。6編の中では「犬と猫とうろこ玉」は知らなかったです。それだけに一番楽しめたかな?一寸法師がかなり腹黒かったり、さるとかにがそういう関係だったりとか、中々楽しい1冊です。
読了日:12月5日 著者:乃南アサ
はじまらないティータイムはじまらないティータイム感想
原田ひ香恐るべし!これは中々面白かったです。4人の女それぞれ過剰で目が離せない。努力で略奪婚する里美、里美に夫を奪われた佐智子には人に言えない性癖がある。佐智子を心配するおせっかいな伯母ミツエとその娘奈都子。里美には絶対共感出来ないでしょうねぇ。最後のシーンがとても印象的、お勧め本です。
読了日:12月5日 著者:原田ひ香
まるまるの毬まるまるの毬感想
お江戸は麹町の菓子屋「南星屋」は、主の治兵衛が諸国をめぐって覚えた菓子を作り、庶民にも買いやすい安価な値段で商いする。親子三代で仲良く繁盛店を切り盛りするこの店に難題が降りかかる。。面白くて一気読みでした!お君ちゃんの今後が楽しみなので、続編出ないかしら?
読了日:12月5日 著者:西條奈加
トイレのポツポツトイレのポツポツ感想
タイトルから、清掃会社のお話かと思っていたら、舞台は中堅食品会社。トイレの汚れは会社の乱れ、パートのおばさんの言葉はまっとうです!腐りきった上層部を切り捨てて、再生する新しい会社の未来が楽しみですね。
読了日:12月6日 著者:原宏一
みなそこみなそこ感想
うーん、これはちょっと残念…。主人公「さわ」に全く共感を覚えず。四国の田舎の実家に戻ったひと夏の光景は、とても美しくて情景が目に浮かぶようなのに。ラヴェルの「水の戯れ」はこの小説のBGMにはぴったりでしたが。
読了日:12月6日 著者:中脇初枝
11月のジュリエット11月のジュリエット感想
目を見張るような美系の4人組と同じ便に乗り合わせた高校2年生の優香。彼らの目的は一人の男性の生命、そのために飛行機を乗っ取り乗客に有毒ガスをばら撒いて行く・・・。生き残ったのは優香を含めた4人のみ。不時着した飛行機の中で繰り広げられる息詰まる戦いの結末は…。これは、ちょっと想像していた内容と違っていましたが結末が気になって一気に読了。未来なんてそう簡単に変えられないのでしょうね。
読了日:12月7日 著者:乾ルカ
僕らのご飯は明日で待ってる僕らのご飯は明日で待ってる感想
兄を亡くしてから人に関心を向けなくなった葉山に声をかけた上村さん。二人の仲がどんどん進んで、恋人になり切ない別れもあり。結婚してからの話が特によかった。この二人ならどんなことがあっても前向きに乗り越えて行けそう。葉山くんのタイ旅行は爆笑もの、良い経験になったのでしょうね~。
読了日:12月8日 著者:瀬尾まいこ
この雨が上がる頃この雨が上がる頃感想
大門さんの短編集は初読みかな?どのお話にも雨のシーンが。それぞれに面白かったのですが、すぐに中身を忘れそうかも?「軍艦橋に降る雨」が好みの作品でした。
読了日:12月8日 著者:大門剛明
図地反転図地反転感想
幼女殺害事件を追う新米刑事一杉研志には、幼い妹優子を殺害された過去がある。優子を殺害した犯人は15年の刑期を終え出所していた。彼は冤罪であると支援する団体も現れた。優子を殺害した犯人と、研志が追う事件の関わりはあるのか?タイトルの意味を良く考えると目撃者の証言のあいまいさが恐ろしくなる。冤罪は作られ続けるのか?曽根さん、初読みです。中々読み応えがありました。ラストには賛否両論あるようだけど、読み手に結末を想像させるというのもありかな?
読了日:12月8日 著者:曽根圭介
神楽坂のマリエ ヤッさんII神楽坂のマリエ ヤッさんII感想
ヤッさん、お久しぶり!神楽坂でカフェを営み、それを破たんさせたマリエを助けて、彼女の再生と自立までを描く。しかしマリエ、ちょっとなぁ…。ヤッさんは相変わらず格好良かったし、それなりに面白かったのですが、ちょっとマリエに甘すぎではないかと感じました。
読了日:12月9日 著者:原宏一
お菓子の本の旅お菓子の本の旅感想
世界にたった1冊の手書きのお菓子の本。そこに記されていたレシピで一人の女の子が心を開き、間違えて持ち帰った男の子はパンとお菓子の職人になる…。そんな都合よく行くか~っていう感想もお見受けしますが、物語としては楽しくラストも爽やかで良かったと思います。スィーツ食べたくなりますね~。
読了日:12月9日 著者:小手鞠るい
バスを待ってバスを待って感想
石田さん、初読みです。バスに乗ったり待ったりするお話が20編。女性の方が身長の高いカップルのお話を描いた「埠頭から」、上京した受験生の「ビルめぐり」、空港からのシャトルバスの物語「帰り道」が特に心に残りました。いくつかの路線は乗ったことがあったりで、ちょっと嬉しくなりました。他の作品も読んでみたくなりました。
読了日:12月10日 著者:石田千
探偵工女 富岡製糸場の密室探偵工女 富岡製糸場の密室感想
明治6年、富岡製糸場で16歳の工女が謎の死を遂げる。4日後に迫った皇太后と皇后の行幸を前に不穏な動きも現れる…。何となく怪しい人物は想像出来たし、謎ときや犯人の犯行動機などはちょっと軽過ぎの感あり。でも、明治初期の製糸場の雰囲気などは興味深く読むことが出来たのでまあ良かったかも?
読了日:12月10日 著者:翔田寛
政と源政と源感想
下町の幼なじみの源二郎と国政。つまみ簪職人でやんちゃな源と元銀行員で融通の効かない堅物政。二人の長い付き合いとお互いを知りつくした友情物語かな?源の弟子徹平とその彼女マミちゃんが良いアクセントになっていてとても面白かったです。
読了日:12月11日 著者:三浦しをん
梨園の娘 (単行本)梨園の娘 (単行本)感想
今源氏と呼ばれる歌舞伎役者の娘として生まれた「葵」。双子の兄「桂」は跡取りとして才能ややる気がなくても芸の道に縛られる。「葵」の舞台にかける思いが一途でワクワクしながら読了しました。梨園という世界は、想像を絶する場所なのでしょうね。面白かったです。
読了日:12月12日 著者:東芙美子
なぎさ (単行本)なぎさ (単行本)感想
長野の山の中で生まれ育った冬乃は、故郷と両親から逃れるように海辺の町久里浜で暮らす。突然妹菫が転がり込みその上友人だと言うモリまで住みつく。何ともいえず重い展開にやや困惑しながら読み進めましたが、カフェを開業したあたりから一気に面白くなりました。ブラック企業や人たらし、子供に依存し過ぎる両親。でも、所さんという存在が救いになって本当に良かった。最後は明るい方向へ向かいそうで安心出来ました。
読了日:12月12日 著者:山本文緒
<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)感想
以前「初ものがたり」は読んでいましたが、完本が出たと言うことで読んでみました。稲荷寿司屋台のおやじの正体はまだ不明だけど、シリーズがまた動きだしたようなので楽しみに待ちたいです。
読了日:12月13日 著者:宮部みゆき
ギフトギフト感想
サラリと読める20編のショートストーリー。コスモス畑と結婚式を絡めた連作がステキでした。普段本を読まない若いお嬢さんへのプレゼントに良いかも!
読了日:12月14日 著者:原田マハ
その手をにぎりたいその手をにぎりたい感想
脳内、お寿司のイメージで溢れそうです。銀座の高級寿司店のカウンター越しに見つめ合う若い職人と女性客。バブル期の浮ついた世相とその渦に巻き込まれる人々。青子の10年間は寿司のために!?ただ、私にはあまりにも遠い世界過ぎて青子に共感出来ませんが・・・。
読了日:12月14日 著者:柚木麻子
太陽の棘(とげ)太陽の棘(とげ)感想
戦後の沖縄で、軍医として派遣されたエド・ウィルソンとニシムイ美術村の若き絵描きたちは出会った。あふれる才能とアメリカに対する憎しみや失われた故郷への悲しみをたたえて創作活動をする彼らと軍医の友情は時を経ても輝きを失わない。ゴーギャンやセザンヌにも劣らない彼らの生命力あふれる絵画を見に行きたくなりました。表紙の絵、何とも味わい深いですね。
読了日:12月15日 著者:原田マハ
夢幻花(むげんばな)夢幻花(むげんばな)感想
亡き祖父が大切に育てていた鉢植えの花。珍しい形状の黄色いその花をめぐる謎と祖父が亡くなったその理由は?面白くて一気読みでした。原子力問題や、今年話題になった危険ドラッグのことなども絡め、とてもタイムリーな作品になっていると思います。2002年から2004年に雑誌に掲載されていたとは、東野さんの先見性に驚きます。天空の蜂を読んだ時もそう感じたのでした!
読了日:12月15日 著者:東野圭吾
覚悟の眼覚悟の眼感想
萩さん初読み。図書館でタイトル借り。昭和7年から8年の日本が戦争に向かう不穏な時代に女子大に通う、佳代、淑子、りつの3人をベースに物語は進む。5.15事件、チャップリン来日、白木屋火災、小林多喜二の事件など世相背景とからめてあるけれど、三原山に飛び込んだ女子大生2人と、それを見送り戦後を生き抜いた女性を対比して描かれているのですが、淡々とし過ぎていて今一つ物語に集中出来ず残念でした。
読了日:12月16日 著者:萩耿介
悟浄出立悟浄出立感想
西遊記や三国志、虞美人草、中国の古典に出てくる脇役たちの物語集。大好きな趙雲の物語に大満足です。赤壁の戦いの裏話のような感じで読めました。西遊記では影の薄い沙悟浄にスポット、それより驚いたのは猪八戒の出自、目から鱗でした(笑)名前くらいしか知らなかった司馬遷など、とても読み応えアリ。一読の価値ありですね!
読了日:12月17日 著者:万城目学
鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐感想
岩塩鉱を野犬の群れが襲い、ほとんどの人間が死に絶え、その中でただ一人生き残ったヴァンが同じく生き残った幼い女児を拾う。物語の始まりは暗く重い。一方多数の死者を出した謎を探る若き医師ホッサル。さあ、続きはどうなる?感想は下巻で。
読了日:12月18日 著者:上橋菜穂子
鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐感想
鹿の王の世界にどっぷりと入り込み、一気に読了しました。ヴァンもホッサルも魅力的でユナちゃんの可愛らしさに癒されて。サエとミラルの女性2人も素敵でした。構想10年、医学の監修もしっかりと受けての大作。これは図書館本だけど、文庫になるのを気長に待ちたいですね~。支配するもの、その支配下に置かれ故郷を追われたもの、医療を担うものの見解の相違、命のつなぎ方、とても深い物語、さすが上橋先生。
読了日:12月18日 著者:上橋菜穂子
スタープレイヤー (単行本)スタープレイヤー (単行本)感想
今までの恒川さんの作品とは少し違った色合いのものに感じました。まるでゲームの世界を文章にしたような…。もしも自分がスタープレーヤーになってしまったら、いったいどんな願いをするのかなぁ。まず一番目には、若返り&外見を変えるかなぁ?(笑)でも、100日後には元の世界に帰りたくなるだろうなぁ。面白かったですよ。石松のキャラが面白かったです。
読了日:12月19日 著者:恒川光太郎
殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件殺人犯はそこにいる: 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件感想
警察発表とそれを元にした報道、日頃事件に縁のない私を含めた一般人は見聞きするその情報を信じるしかありません。「桶川ストーカー殺人」で警察より早く真犯人に迫った清水氏は本書でも北関東で連続して起こっている幼女誘拐殺人の真犯人を炙りだしている。冤罪は許されないですが、冤罪と分かった以上真犯人を追うと言うことは常識ではないのでしょうか?犠牲になったお子さんたちと、そのご遺族の気持ちを思うと泣けて仕方ありません。正義のための警察・司法であって欲しいと強く思いました。お勧め本です。
読了日:12月20日 著者:清水潔
鳩笛草―燔祭/朽ちてゆくまで (光文社文庫プレミアム)鳩笛草―燔祭/朽ちてゆくまで (光文社文庫プレミアム)感想
特殊な能力を持つ女性が主人公の3つの短編。予知能力、念力発火能力、他人の心を読む能力。あの、クロスファイアとのつながりの女性も登場して、面白かったです。うん、やっぱり普通の人で良かったです私は(笑)
読了日:12月21日 著者:宮部みゆき
if: サヨナラが言えない理由if: サヨナラが言えない理由感想
人の気持ちに寄り添うことの苦手な女医ルミ子が、心を読むことのできる不思議な聴診器を手に入れた。夢がかなえられなかった有名女優の娘、理想の家族を作りたかったサラリーマン、娘の結婚に反対したことを悔やむ歳老いた母親、中学時代の友人を庇えなかったことを悔やむ男、それぞれの人生を遡り疑似体験すると、患者たちに変化が。ルミ子自身の成長も面白く、エピローグも中々良かったです。全体的にはあっさりと終わってしまい、もう少し濃い物語を読みたかったですね。
読了日:12月22日 著者:垣谷美雨
てのひらの父てのひらの父感想
父を知らずに育った柊子の目線で綴られる、女性専用下宿「タマヨハウス」の物語。ある日、アメリカに住む恋人の看病でいきなり管理人タマヨさんがいなくなり、ピンチヒッターとしてやって来たのはトモミさん。古めかしく正しい価値観の彼とタマヨハウスの3人の娘たちとのやり取りは可笑しくもあり、切なくもあり。とても読み心地のいい1冊、柊子の未来が明るいもので良かったです。
読了日:12月22日 著者:大沼紀子
エバーグリーンエバーグリーン感想
豊島さん、初読み。甘酸っぱい青春、すっかり遠のいた純粋な心を取り戻させてもらったかのような読後感です。中学校を卒業してからの10年、一番人間として変化のある年代を描かれていて、胸が熱くなりました。アヤコもシンもどちらも素敵で、伊地知くんのキャラクターも大好きです。
読了日:12月23日 著者:豊島ミホ
BT’63BT’63感想
池井戸さんの初期の作品。精神を病みすべてを失った琢磨は、あるきっかけで父史郎の若き日の過去をのぞき見ることになる。大田区の運送会社を舞台に仕事や、不幸な母子のために奮闘する父。高度成長期の運送会社の様子や当時の社会現象なども垣間見えて興味深かった。ただ、闇社会とのつながりで、やたら死体や殺人が登場するのでその辺は今一つ。現代とのつながりがもう少し夢のあるものなら楽しめたかもしれません。
読了日:12月24日 著者:池井戸潤
神様のケーキを頬ばるまで神様のケーキを頬ばるまで感想
古めかしい雑居ビルに関係する様々な職業の人の人生を切り取った短編集。女手一つで子育てをするマッサージ師、カフェの男性店長、古本屋でバイトをしながらミュージシャンをする若い女性、恋愛に振りまわされるOL、人気のカフェの経営を降りた女性、みんなそれぞれつまずいて、そして立ちあがる。彩瀬さんの本領発揮の1冊、お勧めです。パンケーキ、食べたくなりますね。
読了日:12月24日 著者:彩瀬まる
彼女の家計簿彼女の家計簿感想
この本も素晴らしかったです。戦中戦後の暮らしを綴った一人の女性の家計簿と、彼女が遺した土地でNPO団体の代表を務める晴美。必死に生きた加寿の思いはしっかりと孫やひ孫につながって行く。
読了日:12月24日 著者:原田ひ香
女神の骨格 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)女神の骨格 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)感想
古い洋館の火災、そこには奇妙な隠し部屋があり鎮火後に白骨死体が見つかる。頭部は男性、体は女性という不思議な遺体の謎。立て続けに起こる関連すると思しき殺人事件。塔子と十一係メンバーのチームワークは相変わらず。サクサクと読了しました。
読了日:12月25日 著者:麻見和史
凍る炎 アナザーフェイス5 (文春文庫)凍る炎 アナザーフェイス5 (文春文庫)感想
子育て最優先の刑事大友哲、息子も成長し親離れの気配。今回の事件は中々先が見えず、読み込むのに苦心しました。ようやく解決して哲が次のステップかと思ったら・・・。次が気になって仕方ないじゃないですか~!
読了日:12月27日 著者:堂場瞬一
ミチルさん、今日も上機嫌ミチルさん、今日も上機嫌感想
バブル期にちやほやされて過ごしたミチルは、45歳の現在も自分に自信がありすぎる。その彼女が仕事を通じて人生を見直す・・・。うーん、これは今まで読んだひ香さんの作品の中では、今一つ。次の作品に期待するとしましょう。
読了日:12月28日 著者:原田ひ香
温室デイズ温室デイズ感想
イジメは悪、それに立ち向かうみちるの姿に感動しました。負けないあなたが一番強い。みちるの父の言葉にも泣けました。先生、いじめを見て見ないふりだけはやめて欲しいです…。小学校高学年から中学生にぜひ読んでもらいたい1冊。
読了日:12月29日 著者:瀬尾まいこ

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年女です

2015-01-01 16:25:44 | 日記
今年は未年、私は年女です。

ひぇ~~(@_@) か、還暦!?
いやぁ、人生ってあっという間ですねぇ…。

喪中なので、新年のご挨拶は出来ませんが、今年も
よろしくお願いいたします。

写真は今年のカレンダー、動物写真家岩合光昭さんの
野良猫カレンダーです。
ま、干支が何であれ、私には猫年です(笑)






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