大切な友人のお嬢さんさんから「ちはやふる」という漫画を借りて読んでいます。
とーっても有名な作品です。
描かれるのは「競技かるた」(百人一首です)の世界。
主人公は高校生の綾瀬千早(あやせちはや)ちゃんという女の子で
かるた界の頂点(日本一)、クイーンを目指しています。
「ちはやふる」は彼女を中心に、仲間、ライバル、大人の人たち、子どもたちと、
世代を超えてかるたを愛する人たちが出会い、集い、
それぞれがそれぞれの思いでかるたに向き合い、自分自身に出会っていく
友情や信頼や成長がたっぷりつまった物語です。
先日23巻をお借りしました。
何回でも読めるんです、これが。23巻だけでも何回も。注目する人物を変えて
その人の心模様を想像しながら読んだりしても面白いです。
絵も美しいし、人物とセリフがもうドンピシャで
私の頭の中ではまるで映像が流れているかのようです。(だってまだ夢見る乙女だもの)
わたしは千早の、人からどう見られるかなど気にもせず何度も失敗を人前にさらす、
負けをさらせる強さに教えられています。
こうして私は1冊の良質な物語から、100冊の売れている自己啓発本なんかよりも
ずっーと大切な何かを教わっています。
豊かな何かを。
豊かな何かは心にとどまります。
まるで結晶のようにね。