スクーリングの初日の夜、保護者部屋をノックする音がしました。
息子でした。
青い顔をしてうつむいて
「かーちゃん、僕このスクーリング・・もう無理かもしれない・・・」
と涙目で伝えに来たのでした。
初日でいろいろ気が張っていたのと、
自分で思っていたよりずっとスケジュールがハードだったのでしょう。
4:30起きで 満員電車で重い荷物を持って立って羽田まで行って
飛行機が遅れて 乗ったら気圧に翻弄されて
北海道に着いたらすぐに雪中課外活動で 夕食は20分で
夕食後に授業を2コマやったんです。
「そうかそうか、今日は何もかも初めてで疲れちゃったよね。
でも伝えに来てくれてよかったよ、おいでおいで、入って休みな」
他のお母さん達も息子を快く招き入れてくれて
この日やった色々な体験や勉強をひとつひとつ挙げながら
「えらかった、よく頑張ったね、楽しかったね、すごい体験したね」って
全部を成功体験にしてくれて、息子を落ち着かせてくれました。
優しく包み込んで貰って いっぱい撫でてもらって(弱った心をね)
ようやく息子も笑顔を取り戻して、自分から
「もう部屋に戻る。少しよくなった。とりあえず今日は寝ることにする」
かーちゃんがいてくれてよかった、と言われました。
当たり前です、私はこういう時のために来たのですから。
スクーリングがイヤにならないために。
記憶を捻じ曲げてでも(怖っ)成功体験にするために。
ほとんど寝られないことはわかっていたので次の朝が想像できてしまったのですが
それでもいい、もうなるようになるっ!って腹をくくって送り出したのでした。
(そしてせすなさんにメールで愚痴る私・・・)
ああ、経験値が少ないから仕方ないけど、わかってはいたけど・・・
今ここにある息子と私の課題を自覚した夜でした。
この夜を思って気張っていたんだろうね。
記憶は変わるから。
良い意味を付けてあげればそうなるから。
うちも、息子3歳の時ついてしまった帯状疱疹の小さい跡のこと、残るとわかった時点で「これはきみが頑張った印なんだよ」と話しておいたら、細かいこと忘れてるのに、「この傷気に入ってるんだ」と言うんだよ?
母たちのプラスの意味付けは、ベストでしたね。
さすがですよ(^^)v
それを積み重ねてきたんだった。
物事のどこをどう捉えるか、その見方は自分で決められるんだもんね。
得したいもんね。
プラスを探せる力は幸せに直結するね。
やり続けたら、どこを切ってもそういう体質になってるよね。
さすが、なのだ、私たちは。
そう。そのとおり!うまいな~独特の感性でまとめてくれるね。いつもながら。
何が幸せなのかも、自分で決めるのだ、くらいの勢いです。これこそ主体性ですな。
息子の傷って、まぶたにあるんだよ?
勲章なんだって。かっこいいんだって。
時々その傷のことで、私が勇気をもらいます。
さすが、なのだ。親も子も。
そうか、主体性か!
いいこと聞いた!
まぶたの傷、勲章なんだね。決めたんだね。
そうかそうか。
せすなさんちの息子くんってばメチャクチャかっこいいじゃん!