さいたまの 調味料以外ほとんど入っていない冷蔵庫を見て小さい方の人が言いました。
「今日の夕飯、どうする?」
母は宅配ってのを利用してみたいです。
例えばピザなど。
「ピザって気分じゃないな。お寿司のカタログはある?」
・・・・・・ないかも。
新聞受けの中身を全部出して探してみたら クーポンの期限の切れたチラシが出てきた。
「これでひとつ 何とか」
と渡すと じーーーっと見入ってる。
そして
「やっぱりやめる。でもかわりに作って欲しいもの思い出した。」
なんだぁ、言って言って~と聞いてみると
「イカとワカメの辛子酢味噌和え」と「海老そうめん」と言うではないですか。
・・・そんな高度な感じなの?
しかも
「辛子酢味噌の味噌は西京味噌でお願い」と。
かつて我が家に西京味噌など置いてあったことがあっただろうか いや、ない。
どこからそのネタ仕入れたのさ~。
面倒くさい人だな~。
「売ってる辛子酢味噌でよくない?」と聞くと
「全然だめ、それじゃあ。台無し。作ってこそ意味がある。」
のだそうです。
話し合いの末、市販のもので妥協することにOKを貰いました。
そりゃそうでしょう、明後日 新小岩に帰るんだからさ。
マルエツに行くと、この日は生イカを売ってなかった。
ふと何かがよぎった気がしましたが、無いものは仕方ない、とボイルイカを買いました。
どうせ生を買ったって 家で湯がくんだから一緒だよ。
むしろラッキー
海老もむき海老しかなかったので ここでもふと何かがよぎりましたが
無いものは仕方がない、とね。
そして怒られたわけです。
「母ちゃん、イカは生じゃないと意味がないんだよ。エビも殻つきに決まってるでしょ。
あーーーーー、台無しだ、台無しだ。これじゃ料理じゃないよ。」
いつのまにか小さい人が美味しんぼ化してる
「料理ってのはある材料で臨機応変に作るものなんだよー」
とエラぶって言ってみましたが
すっかり生イカと殻つき海老モードになった頭は変更不可なのでした。
最初に「もしもない時は・・・・」の打ち合わせをしておけばよかった。
とはいえ予想では明日あたり
「やっぱりこの材料でいいから作ろう」って言うはずなのですがね。
(案の上、翌日冷蔵庫を開けて「このイカ、よく見ると美味しそう、これでいいや。」
って固い頭が変更されてました。めでたし。)
てなわけで、この日は冷凍庫にあった「横浜あんかけラーメン」を食べて済ませたのでした。
でも希望のレシピも 無事次の日に繰り越せた。
ちゃんちゃん
お後がよろしいようで、
それでは今から 気圧と戦う小さい人を部屋に転がしたまま、毛糸の集会に行ってきます。