小泉純一郎元首相が、昨日(12日)東京都内の日本記者クラブで記者会見し、脱原発の方向転換について「首相が決断すればできる」と述べ、安倍首相に決断を促したそうです。
脱原発の時期については「即ゼロがいい」と語り、原発再稼働もすべきではないとの考え方を示しました。
元首相の発言というより、一個人の考え方として良識ある真っ当な意見だと思います。
発言の裏に何かあるんじゃないか?と勘繰る人達もいるようですが、私はそれは無いような気がします。
「原発即ゼロ」の考え方は私の考え方とドンピシャリですから、小泉純一郎元首相をこれからは支持・応援したいと思います。
一方の安倍首相は9日のBS番組で、「目の前の電力需要にどう対応するかも重要。原発の比率は落とさないといけないが、今の段階でゼロを約束するのは私は無責任だと思う」と発言しています。
ウーン!?
どうしてこんな考え方になってしまうのか理解できません。
これまでも何回も述べてきているように、福島第一原発事故発生以来今日までほとんどの原発が停止していますが、この2年8カ月余りの間に電力が足りなくなって、家庭や企業や公共活動が深刻な状況に陥ったという話は聞きません。
確かに、家庭において、企業において、公共活動において、それなりの節電を実施してきたことが大きかったと思います。
しかし、節電の比率はせいぜい10パーセントから多くても20パーセント程度ではないかと推測されるので、この程度の節電で活動が著しく阻害されることはないと思うし、現に、甚大な影響を受けたという話は聞いたことがありません。
むしろ、原発停止期間に、太陽光や風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電システムの構築に力を入れる絶好な機会だと思います。
安倍首相の「今の段階でゼロを約束するのは無責任」という発言に対し、良識ある真っ当な人間であれば「今の段階でゼロを約束しないのは子孫に対して無責任」という発言になります。
首相夫人の安倍昭恵さんは、安倍政権が進める原発輸出に対して「自分の国で原発事故がきちんと収束していないのに、海外に原発を売り込むことに対しては、私はやはり、どうななんだろうな、と思っている」と否定的な考え方を示しています。
当然です!!
首相夫人の考え方は良識ある真っ当な考え方です。
例えていうと、今、JR北海道の不祥事が相次いで発覚していますが、この最中にJR北海道が不祥事の原因となっている技術やシステムを他に売り込もうとしたら、いったいどうなるでしょうか?
いったい何を血迷っているんだ? 頭がおかしいんじゃないか? そんな事やっている場合じゃないだろう!! と非難ごうごうになるのは火を見るより明らかです。
食材偽造を起こしたホテルやレストランも同じです。
今までのやり方をどのように変えて、正しい表示方法をどのように確立し徹底させるのかを、きちんと国民に示さない限り、本来は営業できないはずです。
原発問題も、JR北海道問題も、食材偽装問題も、事の本質は同じです。
要は、今までは臭いものに蓋をし、組織ぐるみで不正を隠蔽して来た訳です。
JR北海道問題も、食材偽装問題も、これから当事者達が猛省し二度と同じ過ちを犯さないように努めていかなければならない訳であり、そういう意味で、原発も「即ゼロ」にして二度と稼働させないようにしなければなりません。
小泉元首相と首相夫人は、安倍首相に対して「良識ある真っ当な決断」を迫っています。
言葉を換えれば、安倍首相本人が「良識ある真っ当な人間か否か」の証明を迫られている訳です。
残された時間は多くはありません。
否。もう待った無しです。
これから天下の悪法がぞくぞく国会で可決・成立することが予想される中で、原発が再稼働してしまったらどうなるか...。
いつか来た道になる事だけは、絶対に、絶対に、阻止しなければなりません。
小泉元首相の今後の発言に期待するとともに、第二、第三の小泉さんが政財界の大物から輩出されることを願って止みません。
そして、安倍首相が良識ある真っ当な決断を下すことを、心から願ってます。
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脱原発の時期については「即ゼロがいい」と語り、原発再稼働もすべきではないとの考え方を示しました。
元首相の発言というより、一個人の考え方として良識ある真っ当な意見だと思います。
発言の裏に何かあるんじゃないか?と勘繰る人達もいるようですが、私はそれは無いような気がします。
「原発即ゼロ」の考え方は私の考え方とドンピシャリですから、小泉純一郎元首相をこれからは支持・応援したいと思います。
一方の安倍首相は9日のBS番組で、「目の前の電力需要にどう対応するかも重要。原発の比率は落とさないといけないが、今の段階でゼロを約束するのは私は無責任だと思う」と発言しています。
ウーン!?
どうしてこんな考え方になってしまうのか理解できません。
これまでも何回も述べてきているように、福島第一原発事故発生以来今日までほとんどの原発が停止していますが、この2年8カ月余りの間に電力が足りなくなって、家庭や企業や公共活動が深刻な状況に陥ったという話は聞きません。
確かに、家庭において、企業において、公共活動において、それなりの節電を実施してきたことが大きかったと思います。
しかし、節電の比率はせいぜい10パーセントから多くても20パーセント程度ではないかと推測されるので、この程度の節電で活動が著しく阻害されることはないと思うし、現に、甚大な影響を受けたという話は聞いたことがありません。
むしろ、原発停止期間に、太陽光や風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーによる発電システムの構築に力を入れる絶好な機会だと思います。
安倍首相の「今の段階でゼロを約束するのは無責任」という発言に対し、良識ある真っ当な人間であれば「今の段階でゼロを約束しないのは子孫に対して無責任」という発言になります。
首相夫人の安倍昭恵さんは、安倍政権が進める原発輸出に対して「自分の国で原発事故がきちんと収束していないのに、海外に原発を売り込むことに対しては、私はやはり、どうななんだろうな、と思っている」と否定的な考え方を示しています。
当然です!!
首相夫人の考え方は良識ある真っ当な考え方です。
例えていうと、今、JR北海道の不祥事が相次いで発覚していますが、この最中にJR北海道が不祥事の原因となっている技術やシステムを他に売り込もうとしたら、いったいどうなるでしょうか?
いったい何を血迷っているんだ? 頭がおかしいんじゃないか? そんな事やっている場合じゃないだろう!! と非難ごうごうになるのは火を見るより明らかです。
食材偽造を起こしたホテルやレストランも同じです。
今までのやり方をどのように変えて、正しい表示方法をどのように確立し徹底させるのかを、きちんと国民に示さない限り、本来は営業できないはずです。
原発問題も、JR北海道問題も、食材偽装問題も、事の本質は同じです。
要は、今までは臭いものに蓋をし、組織ぐるみで不正を隠蔽して来た訳です。
JR北海道問題も、食材偽装問題も、これから当事者達が猛省し二度と同じ過ちを犯さないように努めていかなければならない訳であり、そういう意味で、原発も「即ゼロ」にして二度と稼働させないようにしなければなりません。
小泉元首相と首相夫人は、安倍首相に対して「良識ある真っ当な決断」を迫っています。
言葉を換えれば、安倍首相本人が「良識ある真っ当な人間か否か」の証明を迫られている訳です。
残された時間は多くはありません。
否。もう待った無しです。
これから天下の悪法がぞくぞく国会で可決・成立することが予想される中で、原発が再稼働してしまったらどうなるか...。
いつか来た道になる事だけは、絶対に、絶対に、阻止しなければなりません。
小泉元首相の今後の発言に期待するとともに、第二、第三の小泉さんが政財界の大物から輩出されることを願って止みません。
そして、安倍首相が良識ある真っ当な決断を下すことを、心から願ってます。
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