今月で満60歳になるので、今日は還暦について考えてみました。
還暦とは、「60年で干支が一回りして再び生まれた年の干支に帰る」ことから、 元の暦に戻るという意味です。
干支というと【ね・うし・とら・うー ... 】を思い浮かべると思いますが、 正確には十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせて形成されていて、全部で60通りの組み合わせがあります。
干支(えと)の「支」は「十二支」のことで、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類。
また、干支(えと)の「干」は「十干」のことで、 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類。
還暦とはこの組み合わせが一回りするのに60年かかるので、生まれた年の干支から60年目の年が還暦となります。
満60歳の誕生日を迎えなくても、その年の元旦で生まれた年の歴に戻るので、私は今年のお正月を過ぎてから「還暦を迎えました」と公言してます。
今年の干支は「乙未(きのとひつじ)」です。
ところで、私が生まれた1955(昭和30)年に流行した物として「三種の神器(電気冷蔵庫、電気洗濯機、テレビジョン)」が挙げられます。
当時、三種の神器が揃っていた家庭はかなり裕福で、私が幼い頃は近所でテレビのある家庭はわずかでした。
自分の家に三種の神器が全部揃ったのは、小学生になってからです。
あれから50有余年、世の中は本当に便利で快適になり、物質的にはかなり豊かになりました。
お金さえあれば、便利さも、快適さも、好きなだけ手に入れることができるようになり、物質的な豊かさを求めることが生きる目的になってしまった人も多いのではないでしょうか。
私が生まれた頃は日本全体がまだ貧しく、何とか欧米並みの豊かさを手に入れようと誰もが必死に働き生きて来ました。
ですから、テレビ、冷蔵庫、洗濯機を手に入れたときの歓び、感動は、今の人達には想像もできないほど大きなものだったと思います。
60年前に比べると、街並みも、建物も、道路も、橋も、交通網(鉄道・地下鉄・自動車・飛行機・船舶等)も、何もかもが立派で、便利で、快適です。
これ以上、立派に、便利に、快適になる必要があるのだろうか、と思うほど進歩・発展しました。
しかし...人間の心はどうなんでしょう。
子供のころに比べたら、いろんな事件や事故が格段に多くなったと思います。
全てが人間の心に起因するものとは言いませんが、心を正しくしないと、事件や事故を起こしたり、巻き込まれたりする確率が高くなって来ているのは間違いないでしょう。
つまり、「物の豊かさ」に「心の豊かさ」が伴ってないんじゃないか...
物質的な繁栄ばかりに目が奪われて、人との絆を大切にする心や自然を愛する心など、人が本来持っている大切なものがどんどん失われて行っているのではないか...
今さら60年前の世の中に戻れるわけではないですが、物の豊かさは進歩・発展しても、心の豊かさは本来不変なはずです。
世の中がどんなに変化しても、せめて「心」だけはいつも「豊か」でありたいと思う今日この頃です。
還暦とは、「60年で干支が一回りして再び生まれた年の干支に帰る」ことから、 元の暦に戻るという意味です。
干支というと【ね・うし・とら・うー ... 】を思い浮かべると思いますが、 正確には十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせて形成されていて、全部で60通りの組み合わせがあります。
干支(えと)の「支」は「十二支」のことで、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種類。
また、干支(えと)の「干」は「十干」のことで、 甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類。
還暦とはこの組み合わせが一回りするのに60年かかるので、生まれた年の干支から60年目の年が還暦となります。
満60歳の誕生日を迎えなくても、その年の元旦で生まれた年の歴に戻るので、私は今年のお正月を過ぎてから「還暦を迎えました」と公言してます。
今年の干支は「乙未(きのとひつじ)」です。
ところで、私が生まれた1955(昭和30)年に流行した物として「三種の神器(電気冷蔵庫、電気洗濯機、テレビジョン)」が挙げられます。
当時、三種の神器が揃っていた家庭はかなり裕福で、私が幼い頃は近所でテレビのある家庭はわずかでした。
自分の家に三種の神器が全部揃ったのは、小学生になってからです。
あれから50有余年、世の中は本当に便利で快適になり、物質的にはかなり豊かになりました。
お金さえあれば、便利さも、快適さも、好きなだけ手に入れることができるようになり、物質的な豊かさを求めることが生きる目的になってしまった人も多いのではないでしょうか。
私が生まれた頃は日本全体がまだ貧しく、何とか欧米並みの豊かさを手に入れようと誰もが必死に働き生きて来ました。
ですから、テレビ、冷蔵庫、洗濯機を手に入れたときの歓び、感動は、今の人達には想像もできないほど大きなものだったと思います。
60年前に比べると、街並みも、建物も、道路も、橋も、交通網(鉄道・地下鉄・自動車・飛行機・船舶等)も、何もかもが立派で、便利で、快適です。
これ以上、立派に、便利に、快適になる必要があるのだろうか、と思うほど進歩・発展しました。
しかし...人間の心はどうなんでしょう。
子供のころに比べたら、いろんな事件や事故が格段に多くなったと思います。
全てが人間の心に起因するものとは言いませんが、心を正しくしないと、事件や事故を起こしたり、巻き込まれたりする確率が高くなって来ているのは間違いないでしょう。
つまり、「物の豊かさ」に「心の豊かさ」が伴ってないんじゃないか...
物質的な繁栄ばかりに目が奪われて、人との絆を大切にする心や自然を愛する心など、人が本来持っている大切なものがどんどん失われて行っているのではないか...
今さら60年前の世の中に戻れるわけではないですが、物の豊かさは進歩・発展しても、心の豊かさは本来不変なはずです。
世の中がどんなに変化しても、せめて「心」だけはいつも「豊か」でありたいと思う今日この頃です。
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