須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

そして、最後に

2009年08月06日 | スタッフより
先日の様子をできるだけお伝えしたいと思っていたら、どんどん文章が長くなってしまいます。

午後の部、終了時間になり、

「みなさん、今日は本当にありがとうございました。

最後にひと言言わせてもらえば、


自分の人生を振り返り、

ダメでどうしようもない人間が

なんでこんなにも幸せに生きてこられたんだろうかと

よく考えます。

答えはひとつ

この生き方があったから

今まで生きてこられた。

それは、



人のために 生きる


これがわが人生

これによって、自分の夢がひとつひとつつかめました。

これだけです。」

そして、この日、午前の部、午後の部に分かれて行われた、

私学教育研修会 国語部会

が終了しました。

閉会後、今日参加くださった先生方より、たくさんの感想文を頂きました。

また後ほど、紹介します。




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8月3日の講演会 午後の部

2009年08月06日 | 講演会・サイン会のお知らせ
先日の記事の続きです

午前は、須永博士講演会、そして午後の部は、

「詩作等」

ということで、普段は教壇に立ち、生徒さん達に教える立場の先生方が席につき、何も書かれていない色紙を2枚づつ配布してあります。

そして・・・。

この企画を考えたT先生より、簡単に説明がありました。

「午前の部で講演いただいた須永先生は、独特のイラスト、シンプルな言葉で、たくさんの人たちに希望と勇気を与えておられます。

日々、高校生を相手に教壇に立っている我々国語の教師にとっても少なからず通じる部分があるのではないでしょうか。」

ということで、午後の部では・・・

「どうすれば、同じ言葉でも より力強く、より深く、若者の胸に届き、

そして その心を揺さぶることができるのか。

それをテーマに、

自分のクラスを

自分のクラブを

あるいは学校全体を

そして

家族や自分自身を・・・

とにかく誰かを元気にする詩を 先生方に色紙を用いて書いていただこうかと考えています。」

とお話しくださり、


「言葉の持つ力 

その力をあらためて我々が知り、実感させられるそのきっかけとなるようなものにしたい」

という想いを込められた1時間が始まりました。

このご挨拶の後・・・

打合せでは、須永博士より、字の大きさ、配置、挿絵の選び方などなど、アドバイスを・・・

ということでしたが

マイクを持つと、午前中の続き

またまた旅の話が始まりました。



「ありゃぁ~~

正直、そんな気持ちで、まだ話し足りなかったんだ・・・

なんて思いましたが、きっと須永博士なりの考えがあるはずだ。

と、時計を見ながらも話を聞いていると、やはり答えがありました。

「私は、詩を書くとき、これだけは決めています。

自己満足の詩は書くな。

自己満足ではない、相手が喜ぶ言葉を書こう。

そして、

人が読める字を書こう。

達筆では、伝わらない。

手書きで、子供が読める字を書こう。」

「人間の人生は あっという間に過ぎてゆきます。

その間に

どれだけ 自分の生きていることを

愛する人に伝えられるかです。

ひと言でいい。

“あなたが好きです”

下手な字でもいい

へたな生き方でもいい

一生懸命書けば伝わります。

私もいつも思っています。

下手でもいい。

ビリでもいい。

ただ、書いたものが相手が喜ぶような言葉を書こう。

心が奮い立つような言葉を書こう。

それを、これからも、自分の息が止まる瞬間まで続けていこうと決めています。」


詩人として言えること、できる事は、このことだと言いたかったんですね。

アドバイスというよりも、「自分はこう生きてきた。こう人と出逢ってきた。」ということを語る中で、先生方がそれぞれの思いを抱いて、色紙に向かえるような話でした。







それから約30分間、それぞれ、思い思いに、筆ペンや色鉛筆などを使って、色紙に書いていました。




須永博士はその間、自由に会場を歩きながら、ふと目にとまった方への詩を書いたりしていました。



「男で生きる

人間で生きる

教師で生きる

わが一生

子供たちと共に

わが人生

燃えて生きてゆく」

あっという間に時間が過ぎ、先生方もみなさん素敵な作品が出来上がっていました。

先生方が笑顔いっぱいで書かれているのが印象的でした。













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