戦後史を勉強中。特に昭和20年代。
現在日本を含む世界で起きていることは、第二次世界大戦後の出来事に起因している又は関係しているものがたくさんある。
その間東西冷戦の終了などもあったが、それ以後のアメリカ1極体制からのゆがみが出ていると思う。
ウクライナの戦争は、ロシアのプーチンによる過去回帰かロシア的統治体制の維持だろう。
日本周辺での尖閣、台湾問題も中国台頭との関係である。
北朝鮮の核問題は、朝鮮戦争の継続事態である。
中東の問題は最近報道されていないが、イスラエルを中心にしたアラブとの対決、イランなどのイスラム世界との対立である。
日本の戦後史も、アメリカを中心にいろんな動きをしてきた。
孫崎氏によれば、対米追随派と自主派の抗争でもあるという。
マッカーサー進駐による戦後改革、憲法成立、民主化など昭和20年代は今以上の混乱の中、事態は進んできた。
その後の沖縄返還、日中国交回復、湾岸戦争、イラク戦争、その都度アメリカの要求は多くなってきたように感じる。
その間にも日本の高度成長とGDP2位への躍進はアメリカの脅威となってゆく。
日米構造協議や市場開放などの要望も多くなってくる。
アメリカの意向に沿わない日本の統治者は何らかの妨害を受けてきた。
意向に見合った統治者は受け入れられ絶大な後援を受けたが、日本国内は疲弊していったと思う。
国内の産業は、自立よりも政府依存が強くなり、労働組合や反対勢力は衰退させられ、勢いがなくなった。
アメリカに認められた首相は長期に政権を維持する。K首相のB大統領との映像は、長期が可能な状況だろう。
アメリカと対立することはないと思うが、日本の資産を他国に渡すようなことがないようにしてほしい。
知らないうちに日本の価値が低下させられているような気がする。
防衛予算の増額、武装の強化だけが日本を守る手段ではないと思う。