浅草の隅田川と水上バス卑弥呼(東京都台東区)
こんにちは。
今日もありがとうございます。
超高層ビルと言われる建築物は、大地震でも倒れないように、
対策が施されています。
この「倒れないように」というのがミソで、
「揺れないように」というわけではありません。
実は、激しい揺れを吸収するべく、
あえて揺れることで倒れないようになっているわけです。
さて。
誰だって、落ち込んだり悩んだりはしたくないもの。
「落ち込まないように」という気持ちで、日々張り詰めたような気持ちでいる人がいるものです。
しかし人間、誰だって嫌な気分になったり、
精神的に疲れきってしまうことがあるものです。
そんな時、「落ち込ないように」と無理矢理踏ん張っていると、どうなるか。
高層建築物がダイレクトに揺れを吸収すると簡単に崩れ去っていきますが、
人間だって全く一緒。
精神的にいろいろ疲れていても力で押し殺すように我慢していては、
ある瞬間、ガラガラと音をたてて、気がおかしくなってしまいます。
それでは、疲れたらどうすればよいのでしょうか!?
なんのことはない、超高層ビルと同じ方法をとればよいのです。
そう、落ち込まないようにするのではなく、ちょくちょく気を抜いて心を解放してやるんです。
「辛いから泣くのではない、泣くから辛いのだ」という言葉があります。
もちろんそれは事実で、辛いことを考えていると、似たように辛いことを連想してしまいやすいのは確かだったりはします。
ただし、「気分が悪い」「ネガティブな気持ち」がすると思ったら、
おとなしくそれを認めてしまうのがよい。
自然に沸き上がってくる感情に蓋をしても、
自分の心に嘘はつけません。
この「自然な気持ち」というのがポイントで、
ポジティブとかネガティブとかを、いちいちジャッジしないことです。
超高層ビルの話に戻りますが、建築物は基本的に芯となる大黒柱があるもの。
この「大黒柱」、人間の心に置き換えると、
「自分が心地好いと思える気持ち」だと思います。
人間はなにかしらの「精神的な張り」があるからこそ、
生きていかれるもの。
そしてその「張り」は、頭で考えて出てくるものではなく、
自然に沸き上がってくる気持ちが生み出すものではないでしょうか。
落ち込まないために大切なのは、無理をすることではなく、
ちょくちょく落ち込むというか、ネガティブな感情も全て認めてしまうことです。
無理矢理ポジティブにするばかりが能ではないのです。