青裸々日記 Aorara Diary

真面目で一生懸命な人に寄り添うブログです(^^/
あったかい未来が、きっと待っています。

お天道様。

2011年01月21日 13時07分06秒 | 青裸々日記。
水仙(東京都武蔵野市)

 こんにちは。
 今日も皆さん、ありがとうございます。



 日本には「お天道様が見ている」という文化があります。
 「悪いことはみんなお日さまが見ているよ、だからよいことだけをしましょうね」、
 こんな教えでもって、人の徳を説くわけです(←ダジャレはお呼びでないですか!?)。


 さて。

 同じく日本の諺に、「旅の恥はかき捨て」というものがあります。
 「旅先では知らない人ばかりだから、どうせ赤の他人同士、知ったことはないし無礼を働いちゃえ」という、
 あまり褒められたものではない態度を指して言う言葉なんですね。

 ここでお話ししておきたいのは、「旅先」でなくても無礼を働いたりする人はどこにいってもいるし、
 あるいは、普段は普通いでも、
 立場や気分が変わるとダイレクトに態度をも変わってしまうことは多い、ということです。
 なんの罪もない人たちに当たり散らしたり、
 立場を利用して横柄を働いたり、
 あるいはまた、どこかいかがわしい言動になってしまったり。

 もちろん人目に付かなければ、というズルい思いはあるでしょう。
 しかし、「水は低きに流れる」と言うように、無節操な言動は癖になるもの。
 人目に付かないということで自分を甘やかしていれば、
 嫌でもそんな「匂い」がしてしまう人になってしまい、自覚すら難しくなってしまうので。

 そうとは言えど、そもそも人の目なんてどこにあるんだ、
 いちいち人の言動を吟味するなんて暇人はいないだろう、
 こんなぐらいに思う人も、もしかしたらいるかもしれません。


 しかし、です。

 汚い行為はやはり、見られているものなんです。
 「悪事千里を走る」と言うように、
 人間心理として、よい行為は「やって当たり前」と取られてしまいがちですが、
 悪い行為はその分、目立ってしまう
んですね。
 つまり、「他人からの評価」が減点主義になりがちな以上、
 汚い行為ほど、人目に付いた時とんでもない地雷になるから避けておいたほうがよい
ということなんです。


 汚いことをしていながら他人から大切にされよう、尊敬されようなんて虫の良い話はありません。
 周りの人からは確実に軽蔑の目で見られる種を蒔いたら、
 それ相応の見返りがないほうがおかしいのです。


 逆もしかり。

 「減点主義」と書きましたが、よいことをしていても、短期的に評判を得るのは難しいかもしれない。
 しかし、「悪いことをしない」ということで、
 自分の言動が良い意味で浮き彫りになってくるのです。


 短気を起こさず、人の意図を汲んで誠実であること。
 四六時中とは言わないまでも、心に刻んでおきたいものですね。

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